家族みんなが幸せになれる、広島在住・在宅ワーカーの新しい働き方

生まれも育ちも広島というオンラインアウトソーシング(在宅ワーカー)の宮本智子さん。出産を機に退職した後、他社の在宅ワークを経てHELP YOUと出会ったそうです。
日々の仕事にやりがいや楽しさを感じているそうですが、自然とご家族も宮本さんをサポートしてくれるように。良い循環を生み出したHELP YOUの仕事と、それまでの仕事の違いは何だったのでしょう?

インタビュアー(ライター)

鈴木せいら
札幌市出身。横浜国立大学大学院工学修士修了。2007年夏より、函館へ移住。制作会社でライティング・編集業務を行い、実用書・フリーペーパー等のコンテンツ制作を担当、2011年よりフリーランスに。現在、「HELP YOU」プロフェッショナルライター。理系の知識を活かしたサイエンスやアカデミー系の文章から暮らしにまつわるエッセイ、インタビューなど幅広く手がける。

娘の幼稚園入園を機に在宅ワークを開始

「HELP YOU」の仕事を始めたのは、いつ頃ですか?

2017年8月からです。娘が幼稚園に入園したことをきっかけに、2年ほど他社の在宅ワークをしていました。「家に居ながらできて、スキルアップも望める仕事がないかな」と求人サイトで探していた時に、「HELP YOU」を見つけて。採用後しばらくは他社の仕事が忙しく、本格的に稼働をスタートしたのは11月頃です。

 

それまで他社で受けていたクラウドソーシングの仕事は、どういった感じだったのですか?

「HELP YOU」同様に長期継続での仕事でした。履歴書を送って面接を受け、採用されたら仕事がスタートします。ただ、大きな違いがあって、他社の仕事はひとりでクライアントの依頼を受けるため、もし急に都合が悪くなった場合、直接休みたいという連絡をしなくてはいけなかった。作業をすべて自分ひとりで担うプレッシャーがあり、正直いつもイライラしていました(笑)

 

「HELP YOU」ではどのような業務を?

この春からディレクターを務めています。クライアントさまとスタッフさんの双方がより仕事をしやすい環境になるよう、調整する仕事です。現在は、5社のクライアントさまを担当しています。実は、「やりたいです!」と立候補してディレクター職になったんです。それまでに担当した案件で、図らずもディレクターのようなまとめ役をやることになり、「普通に実務作業をするのも良いけど、ディレクター業務って楽しいな」と面白みを感じて。

 

在宅ワークを始める以前は、どんな仕事をされていましたか?その時のスキルが活かされていると思うことは?

結婚前はソフトウェア会社勤務で、自社開発アプリケーションの導入とアフターフォローでお客様と接することがほとんどでした。また、自社アプリケーションが100ぐらいあって、その使い方をレクチャーする講習会の講師も担当していました。事務作業もありましたね。その後、不動産会社に転職。総務や簡単な経理、営業事務といった事務を行っていました。その会社は出産を機に退職しました。社会人として経験したことのすべてが、今に活かされていると思っています。クライアントさまには、色々な業界の方がいらっしゃいますし。ソフトウェア会社時代の上司に言われたふたつの心構えは、今でも役立っています。人に聞く前に、まず調べること。そして、相手をよく知ること。どういう対応が良いのかは、人によって違うので。例えば詳しく説明してほしいのか、さらっと簡単にしてほしいのか、相手のことが分からないと、その人の要望に合った対応はできませんよね。

育児への時間を優先しながら「HELP YOU」の在宅ワークで仕事へ復帰

出産された後、すぐに復帰しようと考えていたのですか?

将来的なことを考えると、あまりブランクを空けずに働きたいと思っていました。ですが、子どもを保育園に入れることができなくて。東京ほどではありませんが、広島でも保活がラクではないようで、周囲でも「保育園に入れない」「落ちてしまった」という話をよく聞きます。私の場合も、娘が2歳になった頃から仕事を探したんですけど、なかなか見つからなくて待機児童になりました。結局、幼稚園に入園させて在宅の仕事を探すことに。それというのも、夫は共働き家庭で育ったため、娘が帰ってきた時には私に家で迎えてほしいと希望していたんです。在宅ワークなら、娘の様子を見ながら仕事ができますから。

自分に合った在宅ワークのやり方で娘との時間を楽しむ毎日

在宅ワークのメリット・デメリットはありますか?

メリットは、子どものそばにいてあげられることですね。もし子どもが急に体調を崩したりしても、対応しやすい。それから、PTA活動があって週に数回、娘の小学校に行かなくてはいけないのですが、仕事と両立できています。また、長期休暇は娘と一緒にパソコンとスマホを持って旅行へ出かけることもできます!そもそも、娘との旅行や映画など、娯楽に使うお金のために仕事をしているので。

デメリットとしては、オンとオフのメリハリの付け方が難しいこと。一時期はプライベートでスマホを見ていても、チャットで連絡が入るとついつい見てしまって。その結果稼働してしまい、「あれ、本当は今日休むつもりだったのに…」と(笑)。今は、自分で対応する時間を決めて、クライアントや他のアシスタントさんに迷惑がかからない範囲で休むようにしています。自分なりのルールを決めることが大切だなと。

それから、最初の頃は集中しすぎて家事が滞りがちになって。ただ、「HELP YOU」の仕事を始めてからは、私がやりがいを感じて取り組んでいる様子が伝わったのか、夫が進んで家事をやってくれるようになりました。家で仕事をしているから、どんな状況なのかも見えますよね。それで、働きやすい環境を作ろうと思ってくれたようです。

 

ご家族で宮本さんの仕事を応援してくれているんですね

娘にも「あなたと旅行に行くために一生懸命働いているんだよ」と伝えているので、仕事を邪魔しないようにしてくれます。もちろん、我慢させすぎてもいけないので、様子を見るようにしていますが。働いたお金で女二人旅に出かけるのを、楽しみにしてくれていますね。今年のGWにも、車で一緒に大分まで行ってきました。「ママ、ありがとう!今度はあそこに行きたいから、お仕事頑張って!」「分かったよ、頑張るね!」って(笑)それに、在宅ワークの他社と比べて、「HELP YOU」でもらえる報酬額は良いですよね。私が仕事をがんばることで、家族みんなにメリットが生まれます。

在宅ワークを通して見つけた仕事の楽しさと次の目標

仕事をしていて、やりがいを感じることはありますか?

やりがいを感じるのは、クライアントさまとの信頼関係が築けた、と思った時。クライアントさまやアシスタントさんから「ありがとう」と言われると、やはり嬉しいですね。とあるクライアントさまは、「いつか宮本さんにお会いしてみたいです」とまで言ってくださって。信頼してくださっているんだな、と思いました。私ひとりの力ではなく、アシスタントさんたちがしっかりと依頼業務を行ってくれている成果なんですけどね。

 

「HELP YOU」の仕事をする中で、目標にしていることはありますか?

まだまだ自分の知識が経験が追い付いていないと感じているので、まずはそこから。ディレクターを務めていますが、他のアシスタントさんから教えてもらうこともあります。時間に余裕がある時は、仕事に関連することを調べて勉強するよう心がけていますね。クリエイター業務など、専門的なことは分からなくても業務の大筋は把握しておきたいと思って。

 

お子さんが成長したら、いずれ外に出てフルタイムで働きたいと思いますか?

「HELP YOU」に入るまでは、そういう気持ちがありました。ですが、今は家で働く楽しさを知ったので。「HELP YOU」の働き方が私に合っているんでしょうね。一緒に働いているアシスタントさんたちも、皆さん向上心があって前向きです。経験を積んでスキルアップしていくことができますし、外で働いているのと変わらない。このまま「HELP YOU」で頑張っていけるなら、続けていきたいと思っています。

 

「これから在宅ワークを始めたい」と思っている方へ、アドバイスをお願いします

在宅ワークは、オフィスにいる時と同様に「やりがいのある仕事」ができることを知ってほしいです。「HELP YOU」のアシスタントさんたちは、お子さんがまだ小さい方は夜寝かしつけた後にだけ稼働する…など、それぞれ自分の環境に合った働き方をしています。「興味があるけれど、なんとなく先延ばしになっている…」という方には、まずはチャレンジしてほしい!

取材後記

明るく前向きな宮本さん。仕事への熱意や楽しさが伝わってきて、お話を聞きながらこちらも元気をもらいました。「ディレクターとしてクライアントの信頼が得られたのは、他のアシスタントさんたちのおかげ」と話す謙虚な姿勢も、在宅ワークを潤滑にしている理由のひとつかもしれないと感じました。ご家族も周囲も幸せになる働き方を、どんどん広げていっていただきたいと思います。

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