非言語コミュニケーションで会話の質を高めよう!

高橋サチが送る「わたし」らしい働きかた講座。「仕事」で磨かれたスキルを「くらし」にも活かす。ライフワークシナジーを体現するためのヒントをご紹介いたします。

ライター

高橋サチ
東京都在住。『わたし』らしい働き方カウンセラー。コーチングで誰もが持っている得意を発揮できる社会に貢献したい!に挑戦中。プライベートでは育ち盛り2男1女の母。

コミュニケーション学はこれからのAI時代を生き抜く必須スキル

私は学生時代にアメリカの大学でコミュニケーション学を勉強しました。コミュニケーション学というのは、「どうすれば正確で円滑なコミュニケーションを図ることができるのか」というのを関連する分野に焦点をあて研究をしていく学問です。私は主に心理学や人間科学に関わる分野を勉強しました。日本ではあまり馴染みのない学問ですが、これからのAI時代を生き抜くためには身につけておくべき大切なスキルだと感じます。相手と丁寧で深いコミュニケーションを図ることや人を魅了して引き付けるような話し方、スピーチというのは人間のように感情がないと難しいのではないかと思います。今回は大学の授業で学んだスキルの一つとして、相手に響く話し方についてお話します。

 

非言語コミュニケーションは人を動かす!

私たちの日常には、人を動かすために話をする機会が案外多くあります。それは日常だけではなく、ビジネスの場においても、プレゼンや会議、営業や交渉など、様々な場面で相手に響く話し方が必要とされます。

話すうえで「誰が何を言うか」というのは大切なことで前提となるものです。その他の部分で人が何に影響を受けるかというと、それは人の「話し方」です。

コミュニケーションには、言語コミュニケーションと非言語コミュニケーションの二つの領域があります。言語コミュニケーションというのは、いわゆる「何を話すのか」という部分。そして、非言語コミュニケーションというのは、言葉以外のもの、いわゆる「話し方」です。例えばジェスチャーや表情、声のトーンやボリューム、スピード、間の取り方などがそれです。

私たちは日頃、「何を話したらよいのか」「どんな言葉で伝えようか」といった話の内容に意識を向けることが多いですが、実は、ある研究において、「人は言語ではなく非言語の情報を優先的に受け取る」ということがわかっています。ということは、「どのような話し方をするか」によって相手に与える影響が変わってくるということ。つまり、非言語コミュニケーションを磨くことで、相手により響くコミュニケーションが図れるようになるということです。

 

声のトーン・ボリューム・スピードが与える印象とは?

非言語コミュニケーションには様々なスキルがありますが、今回は「声のトーン、ボリューム、スピード」というところについてお話しします。この3つの要素は人の印象に大きく影響します。場や状況によってうまくコントロールすることで相手に響くコミュニケーションのサインとなります。では、それぞれが相手にどのような印象を与えるのかみていきましょう。

 

まずは声のトーンです。
声のトーンでは、話し手に対する親しみやすさや権威性といった印象をコントロールできます。高い声のトーンは、活発で元気、より親しみやすい印象を与えます。逆に低い声のトーンは、権威性や安定感、安心感というものを与えます。本当に伝えたいメッセージは意識的に声を低くするように心がけると相手に伝わる重要性や信憑性が増します

 

次に声のボリュームです。
声のボリュームは言葉の意味に合わせ強弱に変化をつけると効果的です。例えば、「大きな犬がいました」であれば「大きな」をボリュームアップ。「小さな犬がいました」であれば、「小さな」をボリュームダウンするといった感じ。また、声のボリュームの強弱によって、自信や積極性といった印象のコントロールができるので、積極的にアピールしたい部分はボリュームを上げて話すとより相手に響きます。

最後に話すスピードです。

テンポよく、早いスピードで話すことで勢いのあるポジティブな印象を与えることができます。しかし、状況によっては、せっかちでまくし立てられているように相手が思ってしまうこともあるため、早いスピードにおいては間の取り方に注意が必要です。大切なメッセージはゆっくり伝えることで相手に言葉の意味を考える時間を与えることができ、事の深刻さや重要性が増します

 

自分の話し方のクセを見つけよう!

「声のトーン、ボリューム、スピード」に対しての印象がわかってきたところで、次に自分の話し方のクセを見つけてみましょう。自分の話し方のクセを理解することで、場や状況に応じた声のコントロールがしやすくなります。クセを見つけるのに一番良い方法は、自分の声を録音して聞いてみることです。

 

仕事での商談の場や内部ミーティングの様子、プレゼンの音声などを録音して聞いてみましょう。さて、自分の声にどんな印象を持ったでしょうか?思っていたより自分の声は高いですか?低いですか?声のボリュームはどうでしょうか?言葉の意味によって強弱がつけられていますか?
そして、話すスピードはどうでしょう?会話している相手に比べて早い?それとも遅い?伝えたいメッセージによって速度に変化はありますか?

自分の声を「録音して聞く」を何度も繰り返し行い、理想とする「人に響く話し方」に近づけるよう日々練習していきましょう。

まとめ

これからのAI時代を生き抜くためにはコミュニケーションレベルの向上が重要視されます。中でも人への影響力が高い非言語コミュニケーションに焦点をあてスキルを磨いていくことが大切です。そのためには、自分の話し方のクセを把握し、伝えたいメッセージに合わせた最適な話し方ができるように訓練をすることです。話し方を変えるだけで、相手があなたに抱く印象やあなたの発信したメッセージの響き方が違ってくるはずです。
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