中国地方のリモートワーカーが集合!リモートワークジャーニー@広島開催レポート
リモートワークの認知向上とより良いアイデアの共有を目指し、全国各地で開催されている「リモートワークジャーニー」。今回は2016年6月25日の広島でのイベントについて、主催者の安藤光昭さんにレポートしていただきました。
6月25日土曜日。前日の大雨もあがった梅雨の合間の広島で、リモートワークジャーニー@広島の会場である「ソーシャルスペースmisocia」に『自分らしい働き方』のヒントを求めて30名の方が集まりました。今回のセッションは、東京で開催されたリモートワークジャーニーに参加した感動を広島にも伝えたいという主催者の想いからスタートしました。リモートワークというテーマに関する対話を通じて、参加者それぞれのアイデアが見えてきました。「オープンな雑談」「あたたかいデジタル」「健康になれるリモートワーク」などの新しいキーワードも見つかり、札幌、東京、福岡に続き、広島でも大いに盛り上がったセッションとなりました!それでは、当日の様子を振り返ってみたいと思います。
目次
オープニング
ファシリテータの八田さんのアイスブレイクの後、発起人のひとりである倉貫さんからリモートワークジャーニーについてのメッセージが語られました。「リモートワークは進んでいる会社だけが出来る夢物語ではない」というメッセージ、そしてリモートワークジャーニーとしてただの講演会ではない「参加型のセッション」にこだわる理由などを伝えていただきました。
参加者の信頼感を高める/ストーリーテリング
他会場と同様、まずは近くの人とペアをつくり、自己紹介も兼ねてお互いの『自分らしい働き方』に耳を傾けあいました。はじめて会った同士とは思えない活発なトークから、リモートワーク、そして、自分らしさに対する想いの強さが伝わってくるようでした。「働くために生きるのではなく生きるために働く」「文化祭のようなノリの会社で働く」「好きなことがつながって仕事になる」など、参加者から語られる『自分らしい働き方』を通じて、自分自身のテーマをより深めることが出来ました。
フィッシュボウル
「もっと話したい」という会場の熱気を残しつつ、ここからは岡山と山口でそれぞれリモートワークを実践するゲスト2名にも加わっていただき、リモートワークについてより深い話に入っていきます。ゲストの3名はそれぞれ、開発者、営業、経営者という異なる立場からリモートワークを通して働き方がどのように変わってきたのか、どのように変えてきたのかを語っていただきました。
「雑談をオープンにする」「リモート側を孤立させない」「リモートを中心に考える」「分単位で作業状況を共有する」などリモートワークのノウハウに加えて、倉貫さんからは「リモートワークで健康になる」という新しい理論も登場しました!
セールスエンジニアの立場で話された松森さんからは、外に出て仕事をする営業部門でリモートワークを実践する上での苦労話や今後の改善に向けた取り組みをお聞きすることが出来ました。そして、山口にこだわってリモートワークを実践される重村さんからは、地方で活躍するエンジニアとしての生き方が伝わってきました。
また、「東京に比べて通勤の負荷が桁違いに低い」「地方に居ても自分が前のめりで勉強することで十分成長できる」など地方 × リモートワークという観点のキーワードも出てきました。参加者の気づきを共有したボードからも、みなさんが様々な発見をしてリモートワークのイメージを高めることが出来たことが伝わってきます。
リモートワークで自分らしい生き方を実現するためにイイネ!と思ったポイント
- 雑談をオープンにする(同意見多数)
- あえてみんなに見えるように雑談をする
- 全員がリモートワークを基本に考える(同意見多数)
- 全員がリモート→立場が同じに(1対1の関係)
- 会議は全員リモートで行う
- リモート側もオフィスも映像を常に見せる
- 情報は自分から取りに行く
- 日本の裏側の人達と手を組み24時間交代勤務体制の確立
- 運動不足手当
- 健康になるリモートワーク
- 通勤時間だった時間を運動する時間に
- 地元で働きたい
- 100%ペーパーレス(なにも持たない) など
リモートワークで自分らしい生き方を実現するうえで大丈夫?と思ったポイント
- はじめるときにやれるかどうか分からない
- 営業部は外に出ているとあまりつぶやかない
- リアルで会議している場にリモートで参加すると・・
- 通信機器やデバイス、クラウドが故障/不調な場合は?
- ハブ拠点+個人でも置いてけぼりにならない方法があるのでは?
- リモートワークが向く/向かない仕事がある?
- 人のぬくもりは?
- PCを使っていない職種とのコミュニケーションは?
- 社内の誰がどんなスキルを持っているか把握しにくそう
- 旧来的、保守的な価値観を持つ「偉い人」の理解、整合性は? など
未来レポートの作成に向けたグループづくり
ここまでの対話を通して深まった「こんな働き方をしてみたい」「こんな変化を起こしたい」という想い。それを共有するために、A4の紙に、『自分らしい働き方』の実現が当たり前になる社会の実現に向けて、自分自身が起こしたい変化のテーマを記載してもらいました。そして、近いテーマを持つ人同士が集まって、未来レポートを作成するグループが結成されました。
未来レポートの作成と共有
テーマを持ちよったグループそれぞれで「2020年、『自分らしい働き方』が当たり前になった社会」についてレポートを作成しました。メンバー同士「各自が起こした変化」を中心に未来の社会について議論を交わしました。グループの中には、もっと先をいく「2050年」のレポートを作成されたグループもありました。30分という短い時間ではありましたが、白熱した雰囲気の中、全6グループのレポートが完成しました。
クロージングセッション
各グループのレポートを壁に貼り出して、クロージングセッションがスタートしました。乾杯の後、早速それぞれの未来を発表していただきました。お互いが描いた未来に、みなさん興味深々の様子。
各グループの発表が終わると、レポートに対して様々な意見が交わされました。また、広島だけでなく、東京、岡山、山口、島根と各地のメンバーが集まったことで、交流会会場は様々な話が渦巻く場となりました。終了予定時刻をオーバーしても熱気は収まらず、会場クローズぎりぎりまで会話は続きました。
最後に全員で記念撮影!今回のセッションはここでクローズですが、ここから新しい動きや、変化がすぐにでも生まれそうな雰囲気が感じられる、熱い土曜日になりました。ご参加いただいた皆様、ご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました。そして、グループワークで発表した変化を実現すべく一緒に行動していきましょう!
※本レポートは、「OUR FUTURES」のサイトより一部編集の上で転載させていただきました。
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