「くらし」から始まる働き方図鑑【子連れワーク編】
新たな働き手として子育てママに注目が集まるなか、オフィスに子どもを連れてくる「子連れ出勤」が広がっています。今回は、保育園に入ることができないなどの理由で働けないママ、人材不足に悩む企業、どちらにもメリットがある子連れワークという働き方をご紹介します。
目次
ライター
会社員として子連れ出勤する
会社員として、つねに子連れ出勤
これまで、会社員の職場復帰は子どもを保育園に預けることが前提条件でしたが、最近は子連れ出勤OKの企業も少しずつ増えており、子育てママからの応募や問い合わせも多いのだとか。子連れ出勤できる子どもの年齢は、1歳2ヶ月までとする企業もあれば、学童へ通いたくない小学生を受け入れる企業もあり、さまざまです。まだまだ賛否両論の多い子連れ出勤ですが、積極的に取り入れようとする企業の背景には深刻な人材不足もあり、子育てママの責任感、企業の制度改革、従業員の理解など、社会全体で考える必要のある制度といえそうです。
会社員として、必要なときに子連れ
常に子連れで出勤することを前提とはしていなくても、保育園に預けられない場合など、必要なときは連れて来てもOKとしている会社もあります。
会社員として子連れ出勤トライアル
子連れ出勤は広がりを見せつつも課題が多いため、導入しようとする企業は慎重な姿勢を見せています。ですが、実家や学童、在宅勤務などを駆使しても限界がある場合、子育てママから会社側へ提案することで実現する制度もあるようです。
フリーランスで子どもを見ながら働く
フリーランスとして、自宅で保育
フリーランスの中でも在宅での作業がほとんどの場合、正社員の人や会社へ出勤して働く人に比べると、保育園への入園条件が厳しいのが現状です。そのため、自宅保育をしている人も多く、作業が夜中になることも。子どもを自宅でみることができる、合間に家事もできるなどのメリットと、何となくずっと仕事をしてしまう、思うように作業がはかどらないなどのデメリットがあり、きちんとしたスケジュール管理がポイントとなりそうです。
フリーランスとして、保育付きシェアオフィス・コワーキングスペースを利用
最近は、キッズスペースが設けられているなど、子連れで利用できるシェアオフィスやコワーキングスペースも増えています。一部には、保育士さんなど子どもの面倒を見てくれる態勢を整っているところもあるので、「なるべく子どものそばで仕事をしたい」、「毎日でなくてもいいけれど、必要なときだけ預けて仕事に集中したい」といった希望のあるフリーランスの方には、ありがたいですね。
フリーランスとして、一時保育を利用
昼寝をしてくれない、目を離せないなど在宅で思うように作業が進まない場合、一時保育を利用するという方法もあります。各自治体のホームページには、一時保育サービスを利用できる施設が載っています。週に3~4日、数時間の保育をお願いするだけでも作業がぐんとはかどるようです。仕事以外でもリフレッシュできる、メリハリができるなどのメリットもあり、在宅で働くママには重宝しそうなサービスですね。
フリーランスとして、子連れで打ち合わせ
最近は女性起業家も増えていますよね。起業家というと孤独なイメージがありますが、セミナーやランチ会など起業家同士のネットワークを作れる場なども増えており、情報交換や仕事のヘルプなど円滑に仕事を進めるために欠かせないものになっています。それでも子どもを預けることができない場合、取引先にお願いして子連れで打ち合わせをすることもあるそう。状況を判断して依頼する、周囲への配慮を欠かさないなど、気をつけるポイントもありますが、まずは提案してみることも大切かもしれません。
まとめ
子連れ出勤にはさまざまな課題もあります。ですが、従業員、お客様など理解のある人や企業も多く、意外に思われた人も多いのではないでしょうか。子連れ出勤なんて絶対ムリ!と思っていた人も、もしかしたらできるかも?と視点を変えて、一歩踏み出してみてはいかがですか?
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