毎日60分の資格取得の勉強時間、私はこうやって作りました

家事・育児・会社勤め…多忙な毎日の中で、「わたしのため」の時間60分はこう作りました。

母親、妻、会社員、実家の親にとっては娘……。私たちは実にたくさんの顔を持ちながら生きています。どれにも責任や役割があり、それらを果たすことでようやく「一人前の大人」として周囲に認めてもらえます。けれど、すべての「顔」をしっかり見せれば見せるほど、「わたし」のための時間を作るのが難しくなります。特に小さな子どもがいる場合、お昼寝してばかりの赤ちゃんの時期を過ぎると、母親の顔を持つ方は「わたし」の時間が少なくなってしまいストレスを感じるかもしれません。シッターを利用することもできるでしょうが、「お金かけたくないなあ…」というのも本音です。私も実際、同じ気持ちを抱いていたのですが、ちょっとしたことで勉強の時間が取れるようになりました。「わたし」のための自由時間60分、私はこうして捻出しました。

ライター

藤本 つばさ
日々成長していく怪獣君と仕事を頑張る旦那様、そして先輩ポメラニアンとのんびり楽しい日々を過ごしております。諸々資格取得を目指して奮闘中です。

思い切って、早めに会社に行ってみた

私の出社時刻は午前10時です。それに対して、子どもの保育園の登園時刻は午前9時。保育園と会社は徒歩5分ほどの距離にあり、ゆっくり出社しても裕に50分は時間を持て余していました。サービス残業等時間外勤務には厳しい職場なので、早く出社してもすぐに仕事にとりかかれるわけではありません。仕方なく、社員食堂で時間をつぶしてから出社していましたが。ある日気付きました。あと10分早く家を出れば、60分まとまった時間が作れるのでは?そこで登園時刻を少しだけ調整し8時50分にして、早めに会社に行くことにしました。最初の頃は「藤本さん、ずいぶん早いね!」と驚かれましたが、今では朝の60分、資格取得のための勉強時間として確保できています。

思い切って、時間がほしいことを言葉にしてみた

平日は会社で60分の自由時間が作れますが、休日、どうしても「わたし」のための時間がほしいこともあります。そんな時は、正直に家族に相談してみては? 「明日試験本番で、最後の追い込みをしたいから、60分だけ“とも君”お願いしていい?」私は夫に、ビジネスシーンと同じように「何のために、何を、どのくらいお願いするのか」を明確に伝えました。ここで「60分」と目安になる時間を言わないでいると、夫は「いつまで? 」と先が見えないというストレスを感じてしまいます。「試験勉強」と理由を伝えないと、私がどんな状況でひとりの時間を欲しているのか、うまく察することができません。
「それくらいわかってよ! 」とイライラしてはいけません。わかれば相手は案外簡単にOKと言ってくれるものです。

「どんな状況で何のために欲しい時間なのか?」で必要なことも変わる

漠然と「自由な時間が欲しいなぁ」と思うよりも、「何をするための時間が欲しいのか」を考えると、そのために必要なことも明確になります。仮眠がとりたい、であれば人目につかない、静かな環境が必要でしょう。今公開中の映画が観たい、であれば映画館まで外出しなければできません。私は資格の勉強がしたかったので、家でも外出先でもちょっと座れてそこそこ照明があるところ、であれば十分でした。そのためには、出勤時間を早めたり、夫に子どもを見ていてもらう、ということができればよかったのです。まずはあなた自身、何のために時間がほしいのか把握してみましょう。時間の使い方を見直したり、家族に上手に甘えたり。「わたし」の顔を取り戻すことは、ちょっとしたことで可能なのです。

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