2歳児×自宅保育はしんどい? ベテランリモートワーカーが実践した仕事との両立のコツ くらしと仕事

2歳児×自宅保育はしんどい? ベテランリモートワーカーが実践した仕事との両立のコツ

在宅ワークと子育ての両立において、大きな壁のひとつが「2歳児との自宅保育」ではないでしょうか。歩き始めたばかりの頃とは比べものにならないほど、行動範囲も好奇心も一気に広がる時期です。今回は、2歳児の自宅保育を経験した、HELP YOU(※)で働く伊藤尚さんに、当時を振り返っていただきました。当時は必死だった毎日も、今だからこそ見えてきたことがあります。今まさに2歳児を自宅で見ながら働いている方、これから仕事との両立を考えている方に、当時の実感をそのままお届けします。

※ 株式会社ニットが展開するアウトソーシングサービス。オンライン上のアシスタントがチームで連携し、クライアントの業務サポートを行う。


▶︎在宅ワーク&フリーランスで継続的に稼ぐならHELP YOU

インタビュイー

伊藤 尚さん
函館市在住。夫と小学生の娘の3人家族。学生時代にイベントの企画・広報にはまり、新卒で公共施設管理財団の広報課に就職。結婚を機にコワーキングスペースに転職するも、フリーランスにあこがれ退職。2015年から「HELP YOU」に所属し、現在はディレクターを務めるほか、ライター、函館新聞社スタッフ記者などとして活動中。

ライター

Kirin
ライター兼イラストレーター・絵本作家。サービス業界、保育業界で会社員を経験後、現在はいくつかの仕事を組み合わせながら「笑顔と収入」を大切にした働き方を実践中。→執筆記事一覧

2歳児の自宅保育でしんどかったこと

── 伊藤さんは、お子さんが2歳当時、自宅保育をしながらHELP YOUでお仕事をしていたと伺いました。当時のことを教えてください。

9年前に娘の自宅保育をしていました。ひと昔前の話になりますが、逆に今だからこそ冷静にいえることもあるかと思います。

── ぜひ聞かせてください。当時、一番大変だったことは何でしたか?

一番は、子どもの体力と行動範囲が一気に広がったことです。歩き始めたばかりの頃はまだこちらの想定内で動いてくれていたんですが、2歳を過ぎるとなかなか目が離せなくなるんですよね。

2歳児あるあるだと思うんですが、高い所に登ろうとしたり、目についたものは何でも触ろうとしたり。私も常に張り付いていられるわけではないので、頭のどこかではいつも「大丈夫かな?」と考えていた気がします。YouTubeを見ているときは比較的じっとしてくれているので、タブレットを渡して、その間に仕事を進めることもありました(今思えば見せすぎだった気もします)。それでも油断はできないんですよね。

目を離したらパンを分解中。「なんでもやってみたい」が伝わる一枚。

一度だけ、少し目を離した隙に玄関のドアを開けて外に出てしまったことがありました。

── それは驚きますね……。

本当に冷や汗が出ました。幸い、近くにいたのですぐに見つけることができ、大事には至りませんでした。ただ、自立して歩き出すというのは、成長として嬉しい反面、目が離せない場面も増えることなんだと痛感した出来事でした。

物音がすると思ったら、マグネットのおもちゃを冷蔵庫に並べていた。

1日のスケジュール:仕事はいつする?

── 仕事と育児をどう両立されていたんですか? 1日のスケジュールを教えてください。

うまくいった日のケースで、お話ししますね。平日、夫が仕事に出ていて、私ひとりで子どもを見ながら仕事をする、という日のスケジュールです。

7:00〜 起床・朝食
9:30〜12:00 自宅や児童館などで仕事(子どものそばで、スマホ中心の調整業務)
12:00 お昼ごはん
13:00〜 お昼寝中にパソコン業務
15:00〜 子どもと遊ぶ(午前が在宅だった場合は、子ども向けの施設で)
18:00〜 夕ごはん・お風呂
21:00〜 寝かしつけ後にまとまった仕事

こんな感じです。仕事の具合によっては、一時保育を利用するケースもありました。

遊びの帰りは車の中で居眠り。親はこれから仕事タイム。

── 細切れの時間をやりくりする毎日だったんですね。

そうですね。今振り返ると、よくやっていたなと思います(笑)。

リモートワークでは、テキストでのやりとりも頻繁にあるので、チャットの返信やちょっとした修正作業は、スキマ時間にスマホでも進められます。

ただ、重要な業務をさまざまなメンバーに発注できるよう棚卸するなどのすごく頭を使う業務だったり、長文の文章を書いたりと、パソコンをがっつり使わなければならない仕事は別です。娘が膝に乗ってきたりすると、パソコンを開いているだけで何が起こるかわかりません。だから、まとまった仕事はどうしても夜にやるしかありませんでした。

あらかじめ、どの業務ならスマホでできて、どれはPCが必要か、自分の中で切り分けておくようにしていましたね

予定は崩れる。だからこそ、複数の選択肢をもつ

── 先ほど、「うまくいった日のケース」といわれましたが、うまくいかない日もありましたか?

そうですね。まったく予定どおりにいかないことの方が多かったです。体調を崩すこともあれば、せっかく予約していた一時保育の入り口で急に行きたくないとぐずることもあります。

ただ「計画は思いどおりにいかない」という前提で動いていたので、ある意味では、計画が崩れるのも想定のうちです。

もちろんプランはあるのですが、大人であっても子どもであっても、相手がいる以上、常に「こちらの思いどおり」というわけにはいきませんよね

── 育児と仕事をするために、特に工夫されていたポイントは?

プランが崩れたときに、とれる方法を複数持っておくことです。私の場合、それは大きく3つありました。

1.夫と家族の協力

夫は年間スケジュールが事前に分かる仕事だったので、夫が休みで子どもを見てくれる日に、ミーティングのような動かせない予定をあらかじめ入れるようにしていました。また私の実家が近かったので、いざというときに頼れるよう、日頃からつながりは意識していました。

2.地域の子育て施設の利用

二つ目は、地域の一時預かりサービスや、子どもが機嫌よく過ごせる場所をあらかじめ見つけておくことです。雨の日用、晴れの日用と、1か所だけでなく複数の候補を把握しておくようにしていました。一時保育では、急な問い合わせだったのに、運よく空きがあって当日対応していただいたこともありました。

3.HELP YOUのチームメンバーのサポート

絶対に忘れてはいけないのは、HELP YOUで一緒に仕事をしているチームのメンバーや、一緒に働く職場の人です。ここは、後で詳しくお話ししたいところですね。

こうして振り返ると、ひとりじゃどうにもならないとき、ここに頼れなくても、別の人に頼ることができる。そういう環境を持てたことが一番ありがたいことでした。

でも、それって誰にでもできることですか?

── 伊藤さんは、HELP YOUで長年ディレクターとして活躍されてきました。今までのお話も、伊藤さんならではの柔軟さや判断力があってこそ、と思ってしまうのですが。

昔の話になってしまいますが、小学生の頃から、夏休みの宿題は最後にまとめてやってしまうタイプでした。「計画性」の面ではあまり評価できないエピソードですが、状況を見極めつつ、致命的なミスを避け、最終的に「なんとかする」という感覚は、子どもの頃からあったように思います。ですから、その場その場の状況に応じて臨機応変に対応する力が自然に鍛えられてきた人生だったのかもしれません。

私の場合は、それが苦にはならなかったのですが、たしかに「しんどい」と感じる方もいらっしゃると思います。

ただ、当時と大きく変わったと思うのがAIツールの普及です。

私が自宅保育をしていた頃にChatGPTがあったとしたら、もっとスムーズに毎日を乗り切れたでしょう。「今日だけ当日利用できる一時保育はある?」とか「夫が急に残業になった。今日の予定をどう組み替えよう?」とか。子育て中にはさまざまな判断が必要です。それを全部考えるのはやっぱりしんどいです。そんなとき、その場その場で人間が判断しなくても、そのままAIに投げてしまうことができる。これは大きいですよね。

── なるほど。すごく腑に落ちました。もう一点、伊藤さんから案件を打診されると「ぜひ協力したい」と思うメンバーが多いと聞きます。そうした関係性を築く力も、大切な要素だと思うのですが。

ありがたいことに、そう言っていただけることもあります。ただ、普段から自分でできること、可能な限りチームのために動くようにしているからこそ、いざ自分が困ったときに、手を貸してもらえるんだと思っています。HELP YOUをはじめとした、一緒に働く人との関係が、まさにそうです。誰かが困っていたら、私にできる解決策をその人が楽になるように一生懸命考える。そうして信頼を得ることができて初めて、周囲が助けてくれるのだと思います。持ちつ持たれつとはいいますが、そういう関係性を自分から作っていくことを意識してきました。

夫や実家、周りの人たちとの関係も、根本は同じだと思います。まず自分が動くことで、関係性をつくっていく。その結果として、頼れる先が複数ある状態につながっていくのだと思います。

2歳児の自宅保育は、ひとりで頑張らなくていい

── 最後に、今2歳児の自宅保育をされている方にメッセージをお願いします。

2歳児の自宅保育は、自分ひとりの力だけでは乗り切れなかったと思います。夫、自分の実家、一時保育の先生方、そしてHELP YOUのメンバー。困ったときに「助けて」と言えたから、なんとかやってこられたんです。

もし今、ひとりで抱え込んでしまっている方がいたら、頼れる先を今より一つだけでも増やしてみてほしいです。人でも、サービスでも、AIでも構いません。「計画は崩れるもの」そう思ってあらかじめ準備しておけば、子育ての負担はかなり軽くなるのではないでしょうか。

まとめ

2歳児との毎日は、思いどおりにいかないことばかりです。だからこそ伊藤さんは、「崩れる前提」で備えを複数持ち、人にもサービスにもAIにも、頼れるものは頼ってきました。完璧な計画よりも、崩れたときの立て直し方を知っていること。それが、自宅保育と仕事を両立させる力になるのかもしれません。HELP YOUも、その頼れる場所のひとつです。

▶︎ひとりで抱えずに働ける場所を探すなら、HELP YOU

Link

おすすめリンク