
在宅フリーランスでも孤独じゃない!オンラインイベントを通じて広がる仲間の輪
在宅フリーランスは組織に縛られず、自分に合ったペースで働けるのが魅力。その一方で、個人プレーゆえに孤独感が強い一面も…。「組織には縛られたくないけど、孤独にやるのもイヤ!」そんなあなたにピッタリの場所があります。
それがオンラインアウトソーシング(※1)「HELP YOU」。
ここでは約500人のフリーランスがフルリモートを実践しており、交流を深める社内オンラインイベントが盛んです。
昨年11月には、メンバー同士で商品や体験を購入し合える「HELP YOU MARCHE 2024」を開催。この記事では出店者・購入者の両方を経験した私がイベントの準備期間から開催期間までの様子をレポートします!
▶︎ フリーランス同士が交流を深められる、HELP YOUについて詳しくみる
目次
ライター
仲間の新たな一面がわかる「HELP YOU MARCHE」
HELP YOU MARCHEとは、HELP YOUのメンバーが持つ多彩なスキルや特技を活かした社内オンラインイベントです。フリーランスが大半を占めるHELP YOUには複業をしているメンバーも多く、普段の業務では見せないスキルや特技を秘めている人も少なくありません。そこで、一緒に働く仲間の新たな一面を知り、互いの活動を応援し合う目的で企画されました。
今年は11月1日〜11月30日の1か月間たっぷり開催し、出店者の間では既に準備期間から盛り上がっていました。
取り扱っているものはカウンセリングや占いといったサービスのほか、ハンドメイドアクセサリーや自家製味噌などのユニークな商品も取り揃えています。

今年のHELP YOU MARCHEのホーム画面。秋らしさがとっても素敵です!
今年の出店例
さまざまなお店が出店していましたが、今回はいくつかピックアップしてご紹介します。
【mora-yell】
仕事で悩む女性のためのオンラインカウンセリング。国家資格キャリアコンサルタントを持つ出店者が「やる気が出ない」「自分の強みが分からない」などの悩みについて丁寧にヒアリングを行い、目標に向けての計画・実行をフォローしてくれます。
【ようこそ!ナバーランドへ】
出店者のふるさとである大分県に関するオススメ商品を紹介しています。美味しそうな食べ物やお店のほか、つい生活に取り入れたくなるような素敵な雑貨の紹介もあり。ちなみに店名の「ナバ」とは、大分県の特産品であるシイタケの古い呼び名だそうです。
【MerCitron】
ワークショップの講師も務める出店者による、生活に癒しと笑いを加えてくれる作品がずらり。ころんとした本物のパンそっくりなマグネット、きらきら&ぷるぷるのジェルキャンドルなどなど…。つい誰かに見せたくなってしまいそうな素敵な作品ばかりです。

マルシェの店名マップ。メンバーの三輪志信さんが作成しました!
賑やかで活気のある感じが伝わってきます。
なお、毎年同じお店が出店するとは限らないため、マルシェでの出会いは一期一会かもしれません。
出店レポ:デザイナーの私は「超初心者Canva講座」を提供
マルシェへの出店は任意であり、出店しなくてもイベントに参加することは可能です。そのため、私も初めてイベントの存在を知ったときは「ふーん。お店がどんなものかだけ見てみたいな」と考えただけで、全く出店するつもりはありませんでした。
しかし、以前行われたマルシェの記事を読んで出店にも興味が湧き、ただ消費者として参加するだけではもったいない気がしてきたのです。
また、それと同じ頃に知人にデザインアプリの使い方をレクチャーしたら喜んでもらえたため、「せっかくだし、このアプリの使い方講座をマルシェでも出店してみようかな」と思い立ちました。
とはいっても自分のスキルやレクチャーに自信があったわけではありません。むしろ参加することを運営に伝えてすぐに漠然とした不安に襲われ、やはりなかったことにしてもらおうかと思ったくらいです。
しかし、自分の中に何事にも挑戦していくという目標を掲げていたため、最後はノートを引っ張り出してその日のうちからサービス内容を考え出しました。
出店まではサイト作成と不安でドキドキ
出店する際は、主にGoogleサイトなどを利用して各自サービス紹介ページを作成します。
イベントの運営メンバーによるサイトの雛形配布や内容チェックがあるため、疑問や不安があっても全て自力で解決しなければならないということはなく、とても心強かったです。
ただ、私の場合、作成締切日まで約1か月の期間があったにもかかわらず、一人だとなかなか作業が進みませんでした。気付けば締切日が迫っていたため、マルシェ出店者向けのオンライン作業会に参加し、何名かと一緒に作業をすることでモチベーションを上げることに。
初めてのGoogleサイト作成に手間取りましたが、わからない部分は昨年出店したメンバーなどに直接質問することができたため、2時間ほどの作業会の間にほぼページを仕上げることができました。

講座のヘッダー画像。こちらもCanvaで作っています。

コース内容などの記載は去年出店した他店のページを参考にしたため、ほぼ迷わず書けました。
なんとか出店した結果、3名からお申し込みが!
マルシェ開催後、私の作成した「超初心者Canva講座」には、ありがたいことに3名の方からお申し込みがありました。お申し込みのご連絡を頂いたときは本当に嬉しかったことを覚えています。
しかし、同時に「上手くできるかな…」と不安な気持ちもあったため、講座の開催前は自分でも操作確認をしたり、分かりやすさを考えて説明の順番を見直したりして当日に備えました。
無事に終わった後は不安も消えて、受講していただいた方々に感謝の気持ちでいっぱいになりました。また、誰かに何かを教えるということの難しさと達成感は、自分の成長にもつながったと思います。
購入レポ:出店準備中の出会いから「占い」を体験
マルシェにはさまざまなサービスや商品があるため、何を買おうか本当に悩みましたが、今回は自分も好きな占いに関するサービス「Chez Madame C(マダムCの部屋)」を利用することに。去年のマルシェの出店サイトで見かけた際に、プロフィールに書かれていた人となりや占いへの思いに共感したためです。
実は出店者のマダムCさんとはオンライン作業会で初めて知り合い、そのご縁もあってこの機会に占いのリーディングをお願いすることにしました。
取引の仕方は簡単で、
①占ってほしい項目をサイトの申込ページから選ぶ
②購入フォームにて必要事項を記入
③支払い
④出展者の方に振込報告
を行うと、しばらくして素敵な占い結果のシートデータをいただきました。
丁寧で温かい言葉はもちろん、ずっと悩んでいたことについて背中を優しく押してもらえたようで、読んでいてとても前向きな気持ちになれました!また、申し込みから結果の受け取りまでオンラインで全て完結できるため、非常にやりとりがしやすかったです。
今回は占いだけを利用しましたが、来年はもっと多くのお店を楽しんでみたいと思います。
HELP YOU MARCHEは新しい交流を生む!
在宅フリーランスをしていると、オンラインでの業務上のやり取りばかりになってしまい、対面でのコミュニケーションのような「人」らしいつながりを感じにくくなってしまうことがあります。実際、私もそのような時期があり、チャットで仕事仲間と会話はしていても、どこか物寂しい感覚がありました。
しかし、マルシェでは単純にサービスや商品の取引を楽しめるだけでなく、メンバー同士の新しい交流ができたり、他メンバーの普段とは違った背景を知り、そこにある思いやこだわりに触れたりすることができたため、その「人」の存在をより身近に感じることができました。
また、マルシェ開催後に購入者を対象として行ったアンケート結果によると、「HELP YOU MARCHEは来年も開催した方が良いですか?」という問いに対して「開催してほしい・どちらかというと開催したほうがよい」と回答した人は、なんと100パーセント!
その主な理由としては、
- メンバー同士の新しい交流につながるから
- メンバーの普段の業務以外のスキルを見ることができるから
- 知らないサービスに出会えるから
が挙げられました。
また、「次回に増やしてほしいジャンルはありますか?」という質問に対して、特に①ご当地物産、②知識・スキルなどのレクチャー、③食品の3つが多く挙げられていたため、来年は「知りたい」「食べたい」を満たせるサービスや商品に人気が出るかもしれません。
まとめ
また、お互いに交流を深めることでモチベーションが上がったり、新しいアイデアが生まれたりするだけでなく、組織の活性化にもつながりそうだと思いました。
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