2016年5月31日 更新

女性の在宅ワークの現状とコツ~初めての在宅ワーク勉強会より(前編)~

主婦のための求人応援サイト「ママワークス」を運営する、アイドマ・ホールディングスさんが4月15日に主催された「初めての在宅ワーク勉強会」を取材しました。前・後半に分けてその内容をご紹介します。

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子育てで家を出られない、まとまった時間が取れない、学校行事に合わせて融通の利く仕事がしたい、これまでのスキルを活かしたい……。そんな風にひとりで悩むママさん達が自分に合った仕事を見つけられるよう、仕事と生活のバランスが良い仕事の選び方や、在宅ワークの現状や経験者のお話など、具体的な例を挙げての勉強会でした。

会場には、0歳児から2歳児くらいまでのお子さんをお連れのママさんが多くいらしていました。

ひと口に「在宅ワーク」と言っても内容、報酬、時間などはさまざま

まず「ママのIT化の支援」を目指し、働く女性にウェブの活用方法を伝え、女性が働きやすい環境づくりに挑戦し続けているWeb制作会社、株式会社ヘノブファクトリー代表取締役の谷脇しのぶさんが、在宅ワークの現状を分かりやすくお話してくださいました。

「以前は在宅ワークというと、フリーランスで仕事をするという自営型が主流でしたが、最近では企業が社員に在宅勤務をさせる雇用形態を国も支援しています。 それぞれメリットデメリットがあるのですが、在宅勤務の場合は条件が厳しいようです。
ただ通勤がないだけで拘束時間としては普通の会社員と同じ場合があります。
また自営型は専門職が多く、ある程度のスキルが求められます。
専門性の低い内容は誰でもすぐに始められる仕事が多い分、報酬は低く、安定的に仕事がもらえないことも多いです。」と谷脇さん。

在宅ワーク勉強会の様子

そんな中、今は個人法人のさまざまな仕事を集め、その情報を公開してマッチングするクラウドソーシングのサービスも増えてきて、企業に雇用されなくても、安定的に仕事を得られる環境がここ3年くらいで増えてきているようです。でも、あるクラウドソーシングの会社では、登録者が80万人いる内、在宅で安定的に毎月20万円を稼いでいる人は111人しかいないそうで、これには驚きました!

谷脇さんは、「2012年の在宅ワーク人口は2120万人。そこから徐々に増えていっているのですが、ある年に、その人口が下がりました。しかし、ここ近年、在宅ワークに注目する中小企業が増え、在宅ワーク人口は増えていっています。」とグラフを見ながら説明。

自分のライフワークバランスを崩さずに、毎月安定して収入を得るために必要なことは?

谷脇さんによると、これから在宅ワークをしたいママさん達に大切なことは、5つあるそうです。

株式会社ヘノブファクトリー代表取締役の谷脇しのぶさん

1.Webサイトで最新情報を仕入れること

あの会社は信用できる、できないなど会社の情報や、スキルアップするためのサイトも沢山あります。それらを自分で調べて判断し、自分に合った仕事を探すということです。 情報もどんどん古くなっていきますので、常にチェックしておきましょう。

2.仕事の継続

一度やってみて「自分には難しい、向いていない」とすぐに辞めてしまうのはもったいないですね。何度も繰り返していくとスキルアップできます。とにかくある程度継続して仕事をするのも大事です。
例えば複数の仕事を並行して継続することで、自分に向いている仕事が見えてきます。

3.自分の現状に見合った、欲しい収入を決める

安定的に収入を得ると言っても、その方の状況や欲しい収入額は違います。
子どもが小さいから、1万円でも安定して毎月欲しい方もいれば、子どもが大きくなったので、沢山仕事をして毎月15万円は欲しいという方もいます。
今の自分の目的と現状に合った収入額を考えてみましょう。

 

4.やりがい

収入も目的の一つですが、何より自分が仕事をして楽しいことが一番!
お金のために、子育てを犠牲にして嫌な仕事をするなんてもったいないです。

何のために仕事をしたいのか、しっかりと考えてみましょう。

5.仲間の存在

在宅ワークは孤独を感じることもあるので、同じ境遇の仲間を作って情報交換をしたり、コミュニケーションを取るとより楽しくなります。
子連れ参加OKの勉強会でした

自分のライフワークバランスと、経験してきた仕事の棚卸をしてみよう

勉強会では、参加者のママさん達が仕事時間を棚卸するワークもありました。

まず円グラフで一日の行動の棚卸をして、それを1週間分書いてみます。すると、案外すきま時間があるものです。

「自分が働いている時間がちゃんとお金になっているかを、家計簿のように計算してみることも大切ですね。この仕事は時給換算するといくらなんだろう?慣れてきたら効率は上げられるのか?など、自分の使っている時間に見合っているものかどうかの見極めは大切です。
次に、生活リズムを仕事モードで考えてみます。家で仕事をするのは、なかなか集中できないこともあります。仕事モードになれるスペースを作るなど、頭を仕事モードに切り替えられるには、どう工夫したらいいかを考えるといいですね。」

勉強会で使用されたワークシート

時間の棚卸ができたら、次は仕事の棚卸です。

今までの仕事や得意なことを書き出してみると自分に向いている仕事も見えてきます。 気楽に始められるアンケートや旅レポなどもありますが、自分の得意な仕事を極めて、専門性を高めることが収入アップのカギのようです。

「まずはWebで色々なサイトを見て、ママワークスのようなサイトに登録をしてみたり、スキルアップの勉強会をしているところに参加してみたり、すぐに仕事を始められなくても空いている時間にすぐ始められることは沢山あります。
今は多くの時間が取れなくても、隙間時間でできる仕事もあるんですよ。
また、保育園などに預けられていなくても、もし預けられたらのシミュレーションをしてみることもいいと思います。」

「仕事時間の棚卸し」をする参加者

まとめ

家庭の数だけ、様々な状況があります。また、在宅ワークも簡単に始められるものもあれば、専門性を求められる仕事もあります。

自分の軸、仕事をする目的、得たい収入額を明確にしつつ、ご主人とも話し合い、少しずつ動き出すこと、行動することが大事だと感じました。

実際に在宅ワークで2つの仕事をしている、戸部華奈さんのお話をレポートした後編も、ぜひご覧ください。

谷脇しのぶ(株式会社ヘノブファクトリー 代表取締役)

谷脇しのぶ(株式会社ヘノブファクトリー 代表取締役)

WebディレクターとしてWeb制作の企画・提案、ディレクション業務に従事する中で、2004年結婚を機にフリーランスに転身し、へノブファクトリー(屋号)を創業。2006年へノブファクトリーを法人化し、今に至る。デザインを武器に「アイデアをとことん出してお客様のWeb戦略をカタチにする会社」として、サイトプランニング、クリエイティブデザイン、戦略マーケティングなどを行う。現在は、企業のウェブ戦略コンサルタントとしてサイトの新規立ち上げ、ビジネスモデル確立などをご支援している。プライベートは1児の母。自身の経験を活かし、ママのIT化を支援できるよう、支援事業を拡大するとともに、自身も様々なセミナーやイベントで講師を行い、働く女性にウェブの活用方法を伝え、女性が働きやすい環境づくりに挑戦し続けている。

WEB制作、サイト運営代行のヘノブファクトリー

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