2017年9月8日 更新

夫が海外転勤!駐在員の妻が働く方法は?

駐妻が働くための壁と、それを乗り越える働き方とは

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iStock.com/beer5020

「駐妻」という言葉を知っていますか?夫が海外駐在勤務になり、それについていく妻のことです。夫の海外赴任が決まったとき、妻は「海外駐在に帯同するか、日本に残るか」という選択肢を迫られます。そして帯同した場合も、仕事を退職する場合がほとんどで、自身のキャリアについて悩む妻が多いのです。

夫の海外駐在について行った妻が仕事をするのが難しい理由と、解決策になるかもしれない新しい働き方をご紹介します。

 

 

夫の海外転勤先で仕事をするのが難しい理由

・これまでの仕事を続けることが難しい

日本で会社員、パート・アルバイトなどしていた場合、海外に行くことになれば、当然続けることが難しくなります。必然的に帯同する妻のほうが仕事を辞めなくてはなりません。 一部の企業では、家族の海外駐在期間休職を認め、帰国後に復帰できる「配偶者転勤休業制度」がある場合もありますが、取り入れている企業は一部の企業に限られ、まだまだ利用者は少ないのが現状です。

・ビザの問題

夫の赴任先で働こうとする場合、駐在する夫に帯同するためのビザでは、就労が認められない国があるのを知っていますか。現地で就職先を見つけ、就労ビザへと切り替えるという方法もありますが、現地企業がそこまでして、駐在員の妻を雇うかといわれれば、現地の人を雇う方が簡単です。こうしたビザの手続きが大変ということもあり、海外での仕事を諦める人が多いのです。

(※逆に、駐在員の夫に帯同という場合でも、アメリカやシンガポールなど、就労可能な国もあります。赴任先の国や州など個々のケースに応じてよく確認しましょう。)

・夫の会社が現地で妻が働くことを禁止している

夫の会社が、駐在先で妻が働くことを禁止しているケースもあります。会社に個別に交渉して許可される可能性もありますが、そこまでして働くことに気が引けて、諦める人がほとんどです。

また、妻の労働を禁止する理由として、夫の会社が妻の扶養手当、海外赴任手当を高額で出していることがあげられます。個別に働くことの許可を受けた場合、そういった手当や、一時帰国のための飛行機代などの福利厚生がなくなってしまうこともあります。

・納税手続きが面倒

現地で働く場合、その国の法律に従って納税する必要があり、確定申告や年末調整などの手続きをする必要があります。国や州によってルールが異なる上、夫の会社での確定申告の手続きにも影響があることもあり、手続きの煩雑さに二の足を踏む人もいます。

・言葉の壁

上に挙げたさまざまな課題をクリアできたとして、現地で働くには言葉の壁を超えなければなりません。そうした場合、まずは現地の語学学校に通うなどして語学力を身につける必要があります。

外国語に長けていない人は、現地の日本法人に勤める、現地にいる日本人向けの教室を開くといった日本語での仕事を考えるという方法もありますが、すべての人がこうした仕事に就くことができるとは限りません。

 

海外転勤妻の課題をクリアしやすい!海外でも出来るクラウドソーシングやバーチャルアシスタント

最近増えてきた、クラウドソーシングやバーチャルアシスタントなど、自宅でインターネットを使って日本のクライアント向けに行う仕事は、海外でもインターネット環境さえあれば手軽に始められ、特別な資格や技術がなくてもできる仕事です。

・ビザの問題

転勤先の国ではなく、インターネットにより日本のクライアントから収入を得るのであれば、就労可能なビザがなくても問題ない、という国もあります。(国や州によって異なるので詳しくは、転勤先の国の規定を確認してください。)

・夫の会社との交渉

夫の会社で妻の就労を禁止している場合でも、現地で外に出て働くのでなければ、妻が仕事先でトラブルに巻き込まれるといった心配もなく、許容される可能性が高いです。また、ビザや納税の手続きなどで会社とやり取りする必要がなければ、気づかれることもないため、黙ってこっそりと始める、という方もいます。

・納税について

現地の会社で働くのではなく、日本のクライアントのために働いて日本円で得る収入について、日本の税法では、「非居住者」(日本国内に住所がないか、現在まで引き続き1年以上日本国内に居住していない人)は、日本で働いて獲得した所得でなければ課税されません。

滞在している国で税金を納める必要があるかどうかは、その国のルール次第です。収入額によっては何もしなくて良い場合もあります。仕事を始める前には、海外在住であることをクラウドソーシングなどのサービスを提供する会社に伝え、相談してみることをおすすめします。

・言葉の壁

日本のお客さん向けに仕事をするため、言葉の壁は問題ありません。海外にいながら日本語を使って仕事ができる安心感があります。

 

まずは調べてみよう

現地の会社に就職したり、現地のお客さん向けに仕事をしたりするのに比べると、格段にハードルが低いのが日本向けのクラウドソーシングやバーチャルアシスタントという仕事です。現在導入している企業やクラウドソーシングサイトが続々と増えていますので、興味がある方は、調べてみてはいかがでしょうか。

 

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