【weekly 働き方改革ニュース】ハイヒール・パンプス問題に男性の育休問題ー働き方にまつわる炎上騒動相次ぐ

1週間のうちに起こった出来事やニュースの中から、仕事や働き方に関する話題をピックアップして紹介する「weekly 働き方改革ニュース」。今回取り上げる6月4日から10日までの1週間は、SNSで多くの人が怒りをあらわにするニュースが相次ぎました。順にご紹介しましょう。

ライター

佐々木康弘
札幌市出身、函館市在住。大手旅行情報誌やニュースサイト、就活サイトなど多数の媒体と契約するフリーランスライター。店舗・商品・人物の取材記事やニュース・芸能記事作成、広告ライティングや企業紹介など幅広いジャンルで年間100万字以上を執筆するほか、校閲も行う。「HELP YOU」ではプロフェッショナルライターとして活動。

国がパンプス強制を容認?

まず多くの女性が怒りの声を上げたのは、『根本厚労相、パンプス強制を容認』と伝えた共同通信6月5日付の記事。ハイヒールやパンプスを強制する職場に反対するネット上での署名活動が話題となっている中で、根本匠厚生労働相が「(強制は)社会通念に照らして業務上必要かつ相当な範囲」と述べた、とする内容でした。

これを受けてSNSは炎上。政治評論家の舛添要一氏も「女性は職場の飾りものでも美的鑑賞の対象でもない。日本を代表する企業が率先垂範して、靴は個人の自由にして快適な職場にしたらどうか」と自身のTwitterで言及しました。

ただ、大臣は実際には「(状況によっては)パワハラに該当し得る」と答弁しており、強制を容認したという報道は事実に反するとの指摘もあります。また、「ほとんどの企業は強制などしていない」と疑問を呈する声も。そんな中、ベルギー大使館は「ベルギー大使館の職員は、自分が履く靴を自由に選ぶことができます。ハイヒールを履くことを強要しません!私たちは平等・多様性・選択の自由を尊重します」とツイート。ハイヒールを履くのも履かないのも本人の自由、とするバランス感覚が多くの共感を集めました。

男性の育休問題で老舗企業が炎上

化学メーカーのカネカが育児休暇明けの男性社員に転勤を命じたことが「パタハラ(パタニティーハラスメント)」にあたるのではないかとする問題も、当のカネカが次々に燃料を投下したこともあって大炎上しました。

カネカは「当社の対応に問題はない」の一点張りで、その姿勢がますます人々の反感を買っています。とはいえ、いわゆる“懲罰人事”を実際に行うかどうかはともかく、男性の育休取得に否定的な職場は少なくないはず。出世が遅れたり、出世コースから外れたりするとの心配から、二の足を踏む父親も多いことでしょう。カネカ問題は、いっこうに広がりを見せない男性の育休取得について一石を投じる機会になったといえるのではないでしょうか。