CaSy(カジー)スタッフさんが語る「副業」としての家事代行の魅力

家事代行サービスのCaSy(カジー)は、スタッフの約9割が副業もしくはダブルワーカーとして仕事をされているそう。現場で働くスタッフと交流できる「CaSyサロン」にて、大手企業の事務職で働きながらカジーで活躍する竹田さんのお話を聞いてきました。

今、お掃除を始めとする家事代行サービスのニーズが高まっています。経済産業省は、家事代行サービスの市場が、将来的には約6,000億円に拡大するという推計を公表しています。働く女性として「一度は利用してみたい」家事代行サービスですが、逆に主婦のスキルを活かせる副業としても注目が集まっています。実際カジーで働いているスタッフの85%は、他に何らかのお仕事をされているそうで、すきま時間を活用した収入アップが期待できそうです。先日開催された「CaSyサロン」では、カジーで活躍するホームコンシェルジュ(家事代行スタッフ)の方が、副業を始めた理由や家事代行のお仕事の魅力を語ってくださいました。

インタビュアー(ライター)

宮本ナガタ
20年以上エンターテインメントに関わる仕事をしてきました。読むのも書くのも大好きな、重度の活字中毒です。読みやすくて楽しい記事を目指します。

子どもの学費捻出のために副業を開始

ホームコンシェルジュとしてご自身の体験談をお話ししてくれたのは、スタッフ歴1年2ヶ月の竹田さんです。

竹田さんはシングルマザーで、大手企業の派遣社員として事務職をしています。それに加えて副業をするようになったのは、お嬢さんの学費捻出のため。最初はチラシ配りを経験し、その後15年以上に亘り平日の夜、コールセンターでお墓、電話回線、保険、健康食品、化粧品などの勧誘をする仕事をされてきました。お嬢さんは一度は理工学部に進んだものの、第二外国語で選択していた中国語に興味を持ち始め、在学中に文学部中国語学科に入学しなおすことを希望。副業による収入アップが功を奏し、その気持ちを叶えてあげることができたそうです。

働きやすさを求めてカジーと出会う

長く続けたコールセンターの仕事でしたが、厳しい面もあったようです。

 

「コールセンターの時給は1000円、昇給の制度はあっても、実際に時給を上げることはかなり困難でした。頑張っても、顧客の獲得ができなければ時給が下がってしまう。これはとてもストレスでした。またフィードバックもほとんどなく、やりがいも見つけられませんでした」ご自身の年齢、お母様の介護もあり、平日夜の仕事を続けるのが難しくなったた竹田さんは、土日に働ける仕事を探し始めたところカジーと出会います。

 

「実はあまりお掃除は得意ではなかったので、最初は心配でした」という竹田さんでしたが、マニュアルが完備され、研修制度があり、またベテランキャストの同行制度もあったので、安心してお仕事を始めることができたそうです。利用されるお客様は、綺麗なおうちを更に綺麗にしたい、またはキープしていたい、という方がほとんど。通常のお掃除ができれば大丈夫で、特殊なテクニックは必要ありません。私たちが日常自宅で行っている家事は、立派なスキルなんです」

 

また、自分の希望条件に合わせて、すきま時間に効率よく働けることもカジーの魅力なのだそう。スマホなどを使って空いている時間を登録すると、自動的に無駄のないスジュールが組まれるシステムになっているのです。これは利用者の側からも便利な点で、一般的な家事代行サービスでは営業マンやコーディネーターが見積りや調整を行うところ、IT化によりネット上だけで予約・キャンセル・変更ができるようになっています。

 

高時給の理由とお金だけではない喜び

カジー創業者でCEOの加茂雄一さんによれば、カジーでは、クラウドソーシングを利用した雇用形態と、独自のオペレーションにより、徹底的に無駄を省き、1時間当たり2,500円という低価格を実現しています。一方、スタッフの時給は1450円以上で、業界でもかなりの高時給です。

 

「更にカジーでは、従来の家事代行サービスでなかなか行われ難かった「お客様からの評価を反映させる、日報システムや評価システム」を活用すること(ビッグデータ活用)で、サービス改善に役立てるとともに、スタッフが評価や昇給を受けやすい環境を作っているとのこと。竹田さんの現在の時給は、開始時より90円アップした1540円です。

 

「お客様からの評価で時給はアップするため、時給が上がることは単にお金のことだけでなく、評価していただけた!という喜びや、やりがいになっています」と竹田さん。本業の仕事後の平日夜と、土日を使って働き、月平均で30?40件仕事をされていて、月収は月10万円?12万円くらい。副業として始めたカジーですが、将来的にはこちらを本業にしたいと思っているほどだそう。

 

「何より、お客様に喜ばれることがすごく嬉しいです。帰り際に玄関先で、いつも助かっていますとか、ありがとう。など声をかけてもらった時や、指名をもらえた時は、本当にやっててよかったって思います」一生懸命に働いて、それがきちんと評価されて、収入面でも満足が得られる。これはなかなか難しいことです。「副業をお考えでしたら、是非カジーで一緒に働きましょ!」最後にそう笑顔で締めくくられ、売れっ子の竹田さんは、この日もご指名のお宅へと急いで向かっていかれました。

 

家事のワザを教えあい、研鑽を積むスタッフたち

竹田さんのお話の後は、ベテラン・ホームコンシェルジュの茅野さんが、10月の衣替えに備えた家事の裏ワザを教えてくださいました。

 

カジーでは、昨年から年に一度「家事と料理の裏ワザ選手権」が開催されており、カジーで働く約1000人のホームコンシェルジェの皆さんの「自慢の裏ワザ」の中から、投稿でトップ10を決めて表彰されているそうです。一般向けのイベントは今回が初でしたが、社内では「しゃべり場」「キャストセッション」など、ホームコンシェルジェ同士で相談したり、交流を深めるイベントも数多く開催されています。家事のプロ達が集まってお互いに専門知識を共有したり、どんどん研鑽を積んでいるのですね。

 

副業、新しい仕事のタネは身近にあるかも

「家事」は誰かを笑顔にできる立派な「スキル」です! そんな風に「家事」を認めてくれるカジー。「私なんて、家事しかできないもん」と嘆く人に、その言葉をかけてあげたいと思いました。家事という言葉を辞書で引いてみると、「日常的な生活が円滑に推移していくための基本的な用事(掃除・洗濯・炊事・買物)、及びそれをこなしていくことをいう」とあります。

 

学校の家庭科では、簡単な調理や裁縫は習いましたが、片付けも掃除も洗濯も買物も、つまり辞書でいうところの「家事」の殆どを習った記憶はありません。「簡単なこと、習うまでもないこと、誰でもできること」そんな風に考えられているからかもしれません。でも、実際にやってみると、技術も経験も必要だし、何より時間がかかります。だから家事代行は立派な仕事になるわけですね。「仕事を始めたい」「今より稼ぎたい」と思いながら、「特にスキルもないし」と躊躇している方は、「日常でやっていることが、実は他の誰かに求められていることかもしれない」そんな視点で「仕事のタネ」を探してみてはいかがでしょうか?