年末年始に読みたい「自分を変える」本10選
なりたい自分に近づくために「自分を変える」と題して、当サイトのライター達がおすすめの本を厳選しました。今年の振り返りに、新しい年のスタートに、あなたと向き合うきっかけになる一冊を探してみてください。
2016年も残りわずか。なにかとせわしない時期ですが、新しい年が近づいてきてわくわくする今だからこそ、一度立ち止まって自分と向き合ってみませんか?
今年できたこと、できなかったこと、来年はこれをやってみたい、こういう私でありたい……一年間の頑張りを労って、また新しい一年に思いを馳せてみてください。
今回は、『くらしと仕事』のライター陣が「自分を変える」をテーマとして
- まずはポジティブな気持ちになる
- モヤモヤを吹き飛ばす
- 行動を変えるための理論を知る
- 長い目でくらしと仕事を考える
というカテゴリーに分け、10冊の本をご紹介します。なりたい自分に近づくためのヒントがきっと見つかりますよ!(担当ライター:西谷 じゅり、宮本 ナガタ、鈴木 せいら、Yukiko Morita、やつづか えり)
目次
ライター
まずはポジティブな気持ちになる
読んでいるだけで不思議と元気が湧いてきて、実践してみたくなる。そんな心のビタミンがぎゅっと詰まっています。気持ちの良いスタートを切るための準備期間に元気が補給できるはず。
LEAN IN(リーン・イン)女性、仕事、リーダーへの意欲 シェリル・サンドバーグ
LEAN IN(リーン・イン) 女性、仕事、リーダーへの意欲
「ガラスの天井」「○万円の壁」など、女性にとっての障壁を改めて認識させられた2016年でした。著者はフェイスブックのCOOでありながら、自信をもつことの難しさや数々の失敗を公表しています。どれも等身大の悩みで、そこから生まれたエールはバリキャリだから……と敬遠することなく、不思議と「私にもできるかもしれない」という勇気を与えてくれます。自分の内にある壁をつきやぶり一歩前に進みたい!そんなあなたを力強く応援してくれるでしょう。
八朔の雪―みをつくし料理帖 髙田 郁
八朔の雪―みをつくし料理帖 (ハルキ文庫 た 19-1 時代小説文庫)
漫画化・ドラマ化もされた、人気の連作時代小説。江戸の料理屋「つる屋」の調理場に立ち、幾度も降りかかる困難に悩みながらも、「料理だけが自分の生きる道」と決めて努力する主人公・澪(みお)。その潔い生き方に、前向きな気持ちになります。試行錯誤の末に生まれた料理はどれも美味しそう。巻末にレシピも載ってますよ。初めて時代小説を読む人、お料理好きにもおススメの一冊。
書きこみ式いいこと日記 2017年版 中山 庸子
日記や手帳が長続きしない……という方にぜひおすすめしたいのがこちら。「1日分は4行。その日あったポジティブなことだけを書く」というシンプルな日記ながらも、毎年多くの愛用者が「手放せない」と語る秘密は、なにげない日常にメリハリがつき、書いているうちに自然と気持ちが前向きになっていけるから。やることリストや、自分へのエールなどの著者による書き方サンプルは取り入れたいアイデアがいっぱい。
モヤモヤを吹き飛ばす
新しい挑戦をためらってしまう時。それはいつの間にか、自分にかかったバイアスや周りの声が気になって自分の声が聞こえなくなっているからではありませんか。読めばスッキリ、そんなモヤモヤを吹き飛ばしてくれるでしょう。
人生のこつあれこれ 2013 よしもと ばなな
大人は、女は、妻は、母は「こうあるべき」―、そんな世間の声が気になって、どこに向かえばいいのか分からなくなっていませんか?よしもとばななさんが日々の気づきをまとめたこの本は、「こうすればOK」という正解を教えてくれる本ではありません。でも、世間が決めた枠なんかよりも自分の身体や大好きな人達の声に耳を傾け、コツコツと自分らしく生きることの大事さを教えてくれます。元気と勇気の出る本です。
幸せなお金を引き寄せる億万長者の「超」法則 チェリー・キャンベル
幸せなお金を引き寄せる 億万長者の「超」法則 資産ゼロから超リッチになるための8ステップ(超☆きらきら)
「引き寄せ」という言葉が題名に使われているので、スピリチュアル系お金引き寄せ本かといえば、決してそうではありません。マインドセット(心的態度)を変える必要性だけでなく、現実的かつ具体的な行動指針を丁寧に教えてくれる、優れたビジネス書です。「行動できる」ようになるために「考え方を変える」ことが必要なのだと、いろいろな角度から書かれています。「自分の力でビジネスしてみたいなぁ!」と心に火が点く本です。
子どもはみんな問題児。 中川 李枝子
「ぐりとぐら」の中川李枝子さんから全てのお母さんへ。保育園に入れることになって悩むなんて贅沢な悩み。そうは言っても子どもを預けて仕事へ行く時胸が痛むのも事実です。仕事をやめた方がよいのかもしれないなんて悩むこともあるかもしれません。そんな時「たとえ、一日のうちで一緒にいない時間のほうが長かったとしても、母と子の信頼関係はゆるぎません。」など数々のメッセージは張り詰めた気持ちをそっと解放してくれます。
行動を変えるための理論を知る
時間がない、お金がない、経験がない。そんな思い込みが行動を制限しているのかもしれません。初めの一歩を踏み出すためにはどうしたら良いのでしょうか…理論に基づいた具体的なアドバイスには目からうろこの発見が!
自分の時間を取り戻そう ちきりん
自分の時間を取り戻そう――ゆとりも成功も手に入れられるたった1つの考え方
4人の登場人物を軸に話が展開していきます。そのうちの1人は家庭と仕事を両立させながらも、その忙しさから「これが本当に自分の手に入れたい生活だったんだろうか?」と自問するケイコ。それぞれの登場人物が多忙な生活から抜け出すために共通する「本質的な問題」とは何なのでしょうか。今持っていることのすべてを自分がやらない手放す勇気、本当に大切なものの為に自分の時間を取り戻す具体的な方法が書かれています。
いつも「時間がない」あなたに 欠乏の行動経済学 センディル・ ムッライナタン
「忙しい!時間が足りない」そんなふうに、日常で時間が「足りない」と感じて焦っていませんか?そして焦れば焦るほど、「足りない」感覚は強くなっていきませんか?著者は人が「欠乏の罠」にはまっていくスパイラルに着目し、そのメカニズムを解明するため、多くの実証実験を行っています。さらに時間だけではなく、お金・食べ物(ダイエット)・人との交流(孤独)に欠乏している人々に共通する行動パターンが浮き彫りに。
ハーバード流キャリア・チェンジ術 ハーミニア・イバーラ
この本ではキャリア・チェンジをした人の事例からの成功の新法則が紹介されています。就職活動で「自己分析」と言われるように、転職においても自分のやりたいことや何ができるのかといった「思考」からスタートさせるのが従来のやり方でした。しかしながら、自分の本質・現実を理解するには「先ず試す」ことが重要なのです。行動が思考の束縛から解き放たれた時、思いもしなかった新しい自分の可能性が見えてくるかもしれません。
長い目でくらしと仕事を考える
じっくりと腰を据えて考えたい時に。今まで当たり前だった働き方の常識を覆し、新しいくらし方の指針を示す一冊です。
LIFE SHIFT(ライフ・シフト) リンダ・グラットン アンドリュー・スコット
100年生きる時代が到来します。「仕事の期間・意味」が今までとは違ってくる中で自分の人生をどのように設計しますか?著者が提案するのは教育→仕事→引退といった3ステージを脱却し、生活に応じて緩急をつけて働く「マルチステージ」への移行です。長期の中断や、転身を重ね生涯を通じて多様なキャリアを経験する中では、より柔軟な考え方や、新しい人的ネットワークを構築することが必要であると説いています。生涯働く中で、一貫して自分の柱となる要素は何なのか……自分と向き合うきっかけになる一冊。
まとめ
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