無計画なフリー転向で大失敗!40代母が見つけた「笑顔になれる働き方」
「子どもとの時間を大切に」という考えから、営業職として10年勤めた会社を退職し、フリーランスに転身。しかし、安定収入のために仕事漬けになり、かえって子どもとの時間は激減しました。危機感を覚え、フリーランスの形は変えずに働き方を根本から見直し。目先の収入より将来を見据えた働き方にシフトしたことで、仕事の満足度が爆上がりし、生活も一変しました。念願のフリーランスになったのにうまくいかない方へ、私の体験談をお伝えします。
▶︎ 私がフリーランスとして新たな一歩を踏み出した「HELP YOU」)
目次
ライター
せっかくフリーになったのに……稼ぐことに溺れた3年間
会社員時代、同僚の姿や自分自身の体験から、仕事と育児の難しさを痛いほど感じていました。産休・育休後に復帰したものの両立に苦戦し、やむなく退職していく仲間の姿を見ると、かける言葉も見つかりませんでした。
フリーランスになれば、子どもとの時間を優先できるのでは?
会社員と異なり、休むことで誰かに負担をかけてしまうという心理的な重圧からも解放され、自分や子どもを第一にスケジュールを立てられます。フリーランスは自分にとって「天職だ!」と信じて疑いませんでした。
その結果、何の準備も計画もないままフリーランスへ。こうして、悪夢ともいえる3年間が幕を開けたのです。
仕事ゼロの現実。安定収入を求め「なんでも屋さん」へ
独立後に選んだ仕事は、以前からスキルアップのために勉強を続けていたライティング。しばらくクラウドソーシング経由で仕事を受注していましたが、継続案件は少なく収入は不安定なまま。継続案件を探し、ライターに加え経験を活かせると感じるさまざまな求人に応募しましたが、思うような結果は得られませんでした。
さらに、採用と思いきや単価が極端に低い案件や、有料セミナーへの参加が条件となる詐欺まがいのものまであり、焦りは募るばかり。
切羽詰まった私は「自身のスキルや専門性を活かして活躍するフリーランス」という目標とプライドを捨て、業務内容にも報酬にもこだわらず仕事を引き受け完全にキャパオーバー。自分の理想とはかけ離れた「なんでも屋さん」へと化していきました。それは、当初描いていた「子どものために自分らしく働く」という理想からは、かけ離れた現実でした。
余裕のない毎日と、笑わなくなった親子
朝、最低限の身支度を整え、息子を保育園に送り出せば、自宅でパソコンに向かいっぱなし。昼間の作業が終わらず、息子が寝静まった深夜まで作業は続きました。
いつの間にか、日課だった寝る前の絵本の読み聞かせはなくなりました。息子は、仕事をする私の背中を見ながら、わがままも言わず静かに眠りにつくようになっていました。
今思えば、朝起きてから夜眠るまで、私たち親子は会話も少なく、ほとんど笑うことはなかったと思います。
悪循環を断ち切る。理想の働き方を取り戻した転機
ある日、保育園から息子が熱を出したと連絡を受けました。急いで迎えに行き、流行りの感染症と判明。
「仕事は徹夜すればなんとかなる」と、高熱で辛そうな息子の隣の布団に入った瞬間です。真っ赤な顔をした息子が、眉間にしわを寄せて言いました。
「一人で寝たいから、あっち行って」
驚いて隣に横になると、息子は私を突き放し、大粒の涙を流しながらついに本音を口にしたのです。
「かか、お仕事して」
高熱で苦しいはずの息子は、夜遅くまで働く私を気遣い、心配してくれていたのです。その事実に、私は言葉を失いました。なぜ、こんなにも大切なことに気付けなかったのか。悔しさと申し訳なさで、私自身の涙も止まりませんでした。
親子で声を上げて泣いた、あの日。「このままではいけない、変わらなければ」と強く決意しました。これが私の働き方を根本から変える、決定的なターニングポイントとなりました。
決して楽ではない、自分らしく働くことへの道
これまでクライアントや業務内容を見てお仕事探しをしていましたが、根本的な部分から変えたいと思っていた私は「働き方」に重点を置いてお仕事探しを始めました。そんな中、目に留まったのがオンラインアウトソーシング(※)「HELP YOU」です。
難題の採用試験でつかんだスキルアップとやりがい
いざ応募に進むと、課題は細かく、難易度が高いものでした。「特化したスキルがない自分では、合格ラインに届かないのでは」と不安がよぎりました。
しかし、ここで諦めたら何も変わらない。息子と自分のために本気で取り組みました。
やっとの思いで課題を提出。合否は気になりつつも、この難題に取り組んだ経験自体が大きな自信となり、新たなスキルを得ることができました。たとえ不採用であったとしても、この学びがこれからの仕事探しの役に立つと確信できたのです。
40代で取り戻した親子の笑顔と、成長意欲
不採用を覚悟していた矢先、なんと採用の連絡が! 驚きと喜びの直後、大きな不安に襲われました。
HELP YOUの仲間は、さまざまな分野で自信を持つプロフェッショナルに見えたからです。「この環境で活躍するには新たな得意分野を開拓していく」必要があると痛感しました。
「スキルがない」と諦めていては、このプロの環境で働くことはできません。幸い、HELP YOUには、私と同様に学ぶ意欲が強いメンバーが多く、フリーランス同士で切磋琢磨する環境が整っていると感じます。
恵まれた環境で意欲的に学ぶことで、臆せずさまざまな分野にチャレンジしたいという気持ちになりました。40代になって、働くことにこれほど前向きになれる日が来るとは、夢にも思いませんでした。
HELP YOUの最大の特長は、案件ごとにチームで取り組み、特定の個人に負担が偏らない体制です。メンバーは納期を守りつつ、自身のライフスタイルに合わせて比較的柔軟にスケジュールを調整できます。メンバー間で「助け合おう」という気持ちが生まれ、安心して働ける環境が根付いています。
息子との会話の時間も増え、食事やお風呂に入っているときも、息子から自発的に色んな話をしてくれるようになりました。もちろん、就寝前の絵本の読み聞かせも復活。週末には図書館へ行って新しい絵本を借りています。
まとめ
現在、HELP YOUでは責任を持って働くのは当然ですが、それを仲間や仕組みが支えてくれるため、安心して業務に集中できます。この環境は本当に心強いのです。
そして何より、息子の笑顔を毎日見られることが、私にとって最大の幸せです。いつか息子が働くことに興味を持ったとき、「働くことは、生きること」だと、自信を持って背中を見せられる母親でありたいと思っています。
▶︎私がフリーランスとして新たな一歩を踏み出した「HELP YOU」
Link