カナダ留学を機にフリーランス翻訳家へ!保守的な私が変われた理由 くらしと仕事

カナダ留学を機にフリーランス翻訳家へ!保守的な私が変われた理由

余計なことを言って人から嫌われ傷つきたくない。無謀なことをして失敗し、自分にがっかりしたくない。
かなりの人見知りだった私は、そうした思いから、後ろ向きな選択ばかりをしてきました。そんな私を変えたのは、偶然出会った「天職」。
保守的でなかなか前向きになれなかった私が、海外留学や、正社員以外の働き方など、自ら挑戦的な道を選ぶようになりました。
保守的な自分を変えたいと思っている人に向けて、私が殻を破れた理由をお伝えします。

ライター

モニカ
北海道在住の30歳。販売員や英語講師を経て、2023年からヘルプユーの一員として翻訳業を中心に活動している。趣味は読書、海外旅行と、ラーメン屋さん巡り。→執筆記事一覧

留学なんて夢のまた夢!?超絶人見知りだった私

もう思い出したくもない……それほど暗黒だった私の幼少期

小中学校時代の私は、幼馴染や根気強く話しかけてくれる数人の友人とだけ過ごし、なるべく傷つかないように生きていました。筋金入りの人見知りで、先生や親戚、少し仲良くなった友人とも、少し話さない期間があるとぎこちない関係に逆戻り。「ありがとう」や「ごめんね」さえも、なるべく口にしないようにしていたほどです。

高校に進学すると、少しずつ人見知りは改善されましたが、それでも内気な性格は変わらず。そんな私が海外に憧れを抱き始めたのは、テレビで見た海外生活にワクワクしたのがきっかけです。しかし、「一人で海外になんて絶対無理!」と、最初から自分の可能性にフタをしていました。

「挑戦するのが当たり前?」高校でのカルチャーショック

進学校だった私の高校では、多くの同級生が留学を選び、そして彼らは日本人の少ない環境を求め、あえて厳しい道を選んでいました。
なぜわざわざ大変な道を?
変わらない毎日こそ幸せだと思っていた私には、到底理解できない考え方でした。そんな彼らを尊敬しつつも、自分には関係のない世界だと距離を置くようになりました。

高校卒業後、特に夢や目標もなかった私は、地元のショッピングモールで販売員として働き始めます。
人見知りの私が「店員」という仕事を選んだのは、なんとなく楽そうだから。
しかし、この仕事が私の人生を大きく変えることになるのです。

「あれ?人と話すのってこんなに楽しいんだ!」

18歳の私が聞いたら驚くでしょうが、なんとなく始めた販売の仕事は、結果的に私にとって「天職」となりました。

最初の1ヶ月ほどはお客様との会話に戸惑い、涙することもありましたが、次第に積極的に話しかけられるように。
挨拶ってこんなに気持ちのいいものなんだ」「『ありがとう』って言葉に、こんなに温かい力があるんだ」そんな発見を重ねるうちに、私の心はどんどん満たされていきました。
最初は心配してくれていた上司や同僚も、私の話し方や笑顔、お客様への気遣いを褒めてくれるようになり、自分でも「変われた」と実感。
それは、人生で初めて「自信」を持てた瞬間でした。
すっかり接客の魅力にハマった私は、その後、5年間販売員として働き続けます。

久しぶりの英語学習で蘇った「本当の夢」

しかし、ある日転機が訪れました。
高校時代にお世話になった担任の先生が、定年退職することになったのです。
「勉強もせず、内気な性格で心配ばかりかけていた私。せめて何か恩返しがしたい!」
そう思った私は、少しでも成長した姿を見せようと「TOEICでいいスコアを取る」という斜め上の恩返し計画を立てます(笑)。

そして久しぶりに英語のテキストを開いた瞬間、忘れていたはずの「英語への憧れ」が、一気に蘇ってきました。
それから毎日少しずつ英語の勉強を始めたものの、残念ながらTOEICのスコアは思うように伸びず……。
でも、その過程で気付いたのです。「私、本当は何がしたかったんだろう?

23歳になった私は、初めて「自分の本当にやりたいこと」について真剣に考え始めました。

カナダ生活でやっと見つけた、人との理想の関わり方

毎日の英語学習を通じて、気付けば日常会話はなんとか理解できるようになった私は、カナダでのワーキングホリデーという大きな決意を固めます。販売員としての経験を通じて人見知りを克服した私には、「きっと私ならできる!」という自信が芽生えていたのです。

これまで英語の勉強には真摯に取り組んできましたが、海外旅行の経験もなく、外国人と話す機会すらなかった私にとって、それはとても大きな挑戦でした。そんな時、私の背中を押してくれたのは、今まで支えてくれた家族や友人、職場の方々の言葉です。「あなたならきっとできる!」その言葉を胸に、私は24歳でカナダへのワーキングホリデーを決意します。

ワーキングホリデーの日々が私にくれた、最大の成長

2019年にカナダに渡った私は、これまで培ってきたコミュニケーション力を活かしてさまざまな試練を乗り越え、充実した日々を送りました。「目を見て笑顔で会話してくれる」「名前をきちんと呼んでくれる」など、当たり前のようで意外と大人になるとできなくなってしまうことが、カナダでは簡単に実現されていて、私はその温かさに一瞬で心を奪われました。

現地ではネイティブと一緒にローカルのレストランで働き、また語学学校では世界中から集まった気の合う友人と出会い、私の価値観は180度変わります。自分から一歩踏み出したことで、これまで見えなかった新しい世界が広がり、新たな価値観を得ることができました。学生時代のように安全圏内で過ごすことを大切にしていた私が、こんなにも大きく成長できたのは、この経験のおかげです。

充実した日々なのに…何かが足りない?

カナダから帰国後、私は以前から携わっていた販売の仕事に戻り、同時にパートタイムで英語講師としても働きました。
留学という貴重な経験を経て、英語という強みを手に入れた私は、そのスキルを磨いて発揮できる環境に喜びを感じ、充実した毎日を送ってました。

しかし、日本に戻って3年ほど経った頃、ふと心にぽっかりと穴が空いたような感覚を覚えるようになりました。
好きなことを仕事にできているのに、この気持ちはなんだろう……」
毎日幸せに過ごせているけど、最近新しいことにチャレンジができていない……」
海外のあの自由でおおらかな雰囲気が忘れられない……」
そのようなことを考え込むようになります。

輝くリモートワーカーたちとの出会いが、新たな夢を育む!

そんな中、ふと見ていたテレビの中で、私の探していた答えを見つけることになりました。
その番組では、アドレスホッパーと呼ばれるリモートワーカーたちが世界中を旅しながら、パソコン一つで仕事をする姿が鮮明に映っていました。
彼らの目はキラキラと輝き、まるで私を手招いているようにも見えたのです。
それを見た瞬間「これだ!」と心の中で叫んだ私は、在宅ワークについて深く調べるようになりました。

それまでは在宅ワークと聞くと、IT職や経理など、私が経験のないジャンルの仕事ばかりだと勘違いし物怖じしていましたが、調べていくごとに翻訳やWebライターなど、私も努力すればできそうなジャンルの仕事が、いくつもあることに気付かされます。

在宅ワークに適したスキルを身につけて、好きな時に海外に行くことができる生活になれば、私の人生はもっともっと輝くはず! そう感じた私は、数あるオンラインアウトソーシングサービスの中から、HELP YOUと出会います。HELP YOUのオンライン説明会に参加し、画面越しでも丁寧さと温かみのある対応に惹かれ、「絶対にここを受けよう!」と心に決めたのです。

HELP YOUだから乗り越えられた!リモートの壁

こうして私はHELP YOUの採用試験に挑むことに。
予想通り、試験の難易度は高く、かなり苦戦しました。しかし、「絶対に諦めたくない!」という強い意志を持ち、挑戦を重ねながら、自分でも納得のいく回答を完成させました。そして、ありがたいことに採用通知を頂くことができたのです!
胸躍らせていた私でしたが、早速大きな壁にぶつかりました。

リモートならではの難しさ…伝える力が試される!

リモートワークでは、基本的にオンラインでのやり取りのみとなるため、質問一つにも相手に的確に伝わるよう、丁寧な言葉遣いや表現が求められます。

業務マニュアルがあったとしても、オフラインの仕事であればその場で不明点をすぐに質問できますが、リモートワークではそうはいきません。相手に確実に伝わるよう、相手の立場に立って文章を作成する必要があるのです。

最初の数ヶ月は、そんな慣れない仕事環境に戸惑う日々でした。

自宅でリラックスしている時でも「そろそろあの仕事に取り掛からなければ!」と、プライベートと仕事の切り替えがうまくできず、常にそわそわしていました。

落ち込んでいる中、私が担当する案件の進行管理を担うディレクターに相談したところ、私の立場に立って親身に話を聞いてくださり、オンラインでのやり取りとは思えないほどの温かい励ましを頂きました。

小さな勇気の積み重ねが、翻訳業の夢を現実に!

こうして、徐々にリモートワークに慣れていった私は、現在HELP YOUの一員として、長年の夢だった翻訳業を中心にお仕事をしています。

HELP YOUには、さまざまなバックグラウンドを持つ人々が所属しており、それぞれの得意分野を活かして活躍しています。

私がこれまで関わったのはほんの一部の方々ですが、共通しているのは、皆さんとても温かく、思いやりの心を持っているということです!

前述したように、顔を合わせて会話することができないリモートワークにおいて重要なのは、相手への気遣い、そして直接会えなくても信頼を得ることだと私は感じています。

私のリモートワーカーとしての人生はまだ始まったばかりですが、日々の出会いと「小さな勇気」を大切に、これからも力を尽くしてまいります!

まとめ

「自分の可能性を広げる」と聞くと、まるで壮大な冒険のように感じるかもしれません。しかし実際には、日々の小さな選択や行動の積み重ねが、私たちを少しずつその可能性に近付けてくれると実感しています。

私自身も、過去の障害を小さな勇気で乗り越え、現在はリモートワーカーとして場所や時間にとらわれずに働くことができています。これも、過去の積み重ねがあったからこそ、たどり着けた場所だと感じています。

もし、あなたが「何かを初めてみたいけど、勇気が出ない」と感じているなら、ぜひ私の経験を思い出してみてほしいです。小さな一歩も、必ず未来につながっています。自分を信じて、新しい世界へ飛び込んでみるのはいかがでしょうか?

▶︎ 新たな働き方で自らの可能性を拓く、HELP YOUはこちら

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