2017年9月9日 更新

4月から小学生のママになるあなたへ贈る言葉

「小1の壁」は確かに存在したけれど、乗り越えられるもの

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「小1の壁」、その中身は?

gettyimages (9219)

「小1の壁」という言葉があります。

子どもの小学校入学のタイミングで、仕事を離れる女性が多いことから、そう呼ばれるようになったとか。

私自身、2年前「小1の壁」を乗り越えました(?)が、確かに壁と言われれば壁かも と思う部分もあった一方で、何よりも壁という言葉に随分ドギマギさせられた印象が強く残っています。「やばい、壁なんだ……、怖っ」といった、未経験者の漠然とした不安が。

冷静に振り返り、確かに壁っぽかったなと思うこととしては、こんなことがありました(以下、全てママ目線。子どもの意見は反映されていません)。

 

入学式までの数日間が空く

いきなりの洗礼感抜群だったのは、保育園は3月31日までで、入学式が7日、その空白の6日間の存在でした。

その間、子どもは学童保育で過ごすのですが、保育園で年長者として振舞っていた子に、翌日から上級生との縦の関係の中での立ち振る舞いへの変化を求めるという荒業。それも、なんのセレモニーもなく。はい、いってらっしゃい!と。

もちろん、学童は最大限のケアをしてくださったと思いますが、心はざわつきました。

私も慣れないお弁当づくりの日々を、「あと何日で給食が始まる……」と、指折り数えていました。

 

宿題フォロー時間の確保

宿題、最初から1人で完結できないので、しばらくは隣に座って一緒に、でした。

保育園時代には用意していなかった時間の確保を求められ、新たなペースが確立されるまでは何だかバタバタしました。

 

大量のプリントを読み解き

保育園が「ママたちは忙しいから」と色々してくれていたことに完全に甘えていた私は、何枚ものプリントを前に、MUST事項だけ浮き上がって来るような薬をかけたいと願いました。

でも、ちゃんと読んでおかないと大変です。図工に使う材料は、前日の夜に言われて用意できるようなものではなく。「もっと早く言ってよー!」への答えは、月初に配布される今月の予定などに散りばめられているのです。当初随分とドキドキしました。今は、コツをつかみましたが。

 

知り合いママのいない心細さ

最初は、子どもが連絡帳に書いてくる文字は解読不能、かつ、確認しても「何だっけ?」と、頼りないこと極まりなし。

そんなときに、パッと質問相談できるようなママ友達が欲しい。でも、保育園は少数派で、同じクラスに知った顔がいない。これはなんだか心細いものでした。入学式に同じ幼稚園出身のママさんたちが仲良さげにしている様子を思い出したりして。

なので、最初の頃の授業参観や保護者会は行きました。1人2人、親しいママができて安心したものです。

 

時短勤務の適用外になること

私は経験していないのですが、このタイミングで時短勤務の権利が終了という会社もある ので、ただでさえ保育園よりも学童の方が夜預かってくれる時間が短いこともあって、クリティカルな問題です。

 

長期休み対応

夏休みなどの長期休みにずっと学童に行かせてると、「夏休みなのに、休んでない!」とキレられました(学校併設の学童だったので、子どもにしてみれば学校に毎日行ってる感じなんですよね……)

 

PTAなど、親の集まるイベントが日中

私は、フリーランス的な働き方をしているのでそこまでストレスではありませんが、周りのフルタイム勤務のママたちの不満たるや。「半休じゃ足りない&間に合わない時間帯にセットするのは勘弁してくれ!」と叫んでいました。

(実は、来年役員を引き受けました。とは言っても、役員の中ではかなり時間的な拘束の少ない役回りらしいですが。なので、半年後くらいに実体験踏まえてレポートします)

 

小学校入学でラクになったことも

thinkstock (9221)

壁で思い起こされるのはこんな感じです。多分、大多数の方にも当てはまると思います。

一方で、実は割とラクになったなと思うことも多いのです。

 

自分で準備して学校に行く

家の玄関で「行ってらっしゃい!」です。

「保育園への朝の送りほど大変な仕事は他にはなかった」と感じるほどに、革命的変化です。

準備も、基本自分でやります。たまに抜け漏れやミスはありますが、経験も学びなので、過度に干渉しません。

 

「ママ一緒に遊ぼう!」が、なくなる

例えば、家で仕事をすることも多い私ですが、まとわりつかれることはなく。彼は、自立して自分の遊びを黙々としています。なので、私も黙々と仕事ができます。

 

1人で習い事に行き、帰ってくる

最初の頃は、現地まで同行し、終わるのを待ち、一緒に帰ってきていましたが、「夏休みまでは送るけど、1人で帰ってこれるようになろう」「冬休みまでには、1人で行けるようになろう」と目標設定して推し進め、今は1人で行き、1人で帰ってきます。

 

「小1の壁」は「小1の扉」でもある

これら全て、子どもの自立が進むことによる効果として総括できるように思います。

 

もちろん、瞬間的には大きな変化を迎えるので、色々と手を差し伸べたりする必要はありますし、ママ自身もあたふたするのですが、数ヶ月で徐々に手を離すことを前提に持つことが大切かもしれません。

確実に、自分で色々とできるようになって行きますから。

 

ワーママ界隈で小1の壁と言われる一方で、専業主婦だった同級生のママたちは、小学校への入学をキッカケに、仕事を探し始めたり、地域のボランティア活動に参加しはじめたりしていました。

そういう意味では、見方によっては「壁」ではなく「扉」が徐々に開いて行く時なのかもしれません。本当は。

 

ということで、

 

子どもが4月に迎える環境変化は全て永続的ではなく、瞬間的な最大風速の話。

そして、先輩たちに話を聞けば何が変化するかある程度予想できるので、整えておけば、しのげます、乗り越えられます。

仕事を辞めなければ乗り越えられないほどの壁ではないので、ご安心を。

 

これが、4月を迎えるワーママの皆さんへ贈る言葉です。

 

とはいえ、周囲の理解なくてはなかなかしんどいのも現実です。

子どもにとっても、ママの余力が大事な時期だとも思いますから、旦那さまや、会社、職場の皆さんには、「壁が来るー!」と言っておいていいと思います。具体的に必要な支援を相談してみるのもいいでしょう。

私の場合は、習い事の先生に思い切って不安を共有して相談してみたところ、なんと、最初の頃は時間になったら学童までお迎えに行ってくれて、仕事終わりの私が迎えに行くまで、そこに置いておいてくれました。その方も働くお母さんだからこその理解度の高さと柔軟性だったように思います。

環境変化は成長のきっかけ。ちょっとドキドキするけど、前向きに迎えたいですね。

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髙橋 玲衣 髙橋 玲衣