2017年2月14日 更新

自分の時間と環境にこだわって暮らすなら、イナカフリーランスはどうだろう?

実はたくさんある地方の仕事、見つけるカギは人間関係にあり

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最近、都会を離れて自然豊かな場所で暮らしたいと考える人が増えています。でも、「地方には仕事がない」と二の足を踏んでいる人も多いでしょう。「実は仕事はある」という「にいがたイナカレッジ」の皆さんに、その実情を聞いてきました。

 

若い世代の移住希望者が増えている

都市から田舎への移住希望者を支援するNPO 法人ふるさと回帰支援センターによると、2015年は前年に比べて移住相談件数が12,430件から、21,584件へと大幅に増えており、20代と30代が45%を占めたそう(詳細:20~30代を中心に、 全国に広がる田舎暮らし希望者 2015年ランキング:1位長野県、2位山梨県、3位島根県)。先日開催された「第2回全国移住女子サミット」には、ちょうどその年代の女性がひしめき合い、熱心に情報交換をしていました。

2017年1月21日に開催された「第2回全国移住女子サ...

2017年1月21日に開催された「第2回全国移住女子サミット」での一コマ

 

移住する上での不安 第1位は「働き口が見つからない」

でも、移住希望者の多くを躊躇させるのは「仕事がない」ということ。政府の調査でも、「移住する上での不安・懸念点」のトップは「働き口が見つからない」でした。

首相官邸ホームページ「『東京在住者の今後の移住に関する...

首相官邸ホームページ「『東京在住者の今後の移住に関する意向調査』の結果概要について」より(2014年8月実施 東京都在住 18~69 歳男女 1,200 人を対象としたインターネット調査)

 

新潟の農村に移住した人達の職業は?

にいがたイナカレッジ事務局 日野正基さん

にいがたイナカレッジ事務局 日野正基さん

都会と比べ、地方では求人数が少ないのは事実。でも、実は仕事はたくさんあり、特に若い労働力が求められているというのは、現場を知る人達がよく言うことです。

2016年12月に開催されたイベント「next inacollege meeting」-雇用はないけど仕事はあるイナカフリーランス-」で、その実態を聞いてきました。

イベントを主催した「にいがたイナカレッジ」は、新潟県中越地域の農村で農業や田舎暮らしのスキル、地域づくりなどを学ぶインターンプログラムを提供しています。長期インターンの場合、期間は1年。2016年度は下は22歳から上は44歳まで、8名の研修生が8つの地域に散らばって学んだそうです。

インターン中は生活に必要な住居や車などが提供され、水道光熱費の負担もなし、その上、月5万円の手当が出ます。食費や交通費や生活必需品を5万円で賄えるかというと、十分足りるとのこと。インターン生が食費として使うのは、月5千円程度なのだとか。これは、地域の方から農産物を分けてもらったり食事に呼ばれたりすることがしょっちゅうだからです。

そんな地元の人々の温かさや田舎暮らしの魅力に触れ、インターン終了後も地域にとどまって生活していくことを選択する人も多いそうです。その場合、自分で稼いでいく手段を見つけなければいけません。彼らがどんな仕事をしているのかというと、地元の生産組合やNPOに就職したり、お店を開業したりするほか、畑仕事や除雪作業など、季節によって発生する様々な仕事を手伝う「便利屋さん」のような形で収入を得ている人も(一生懸命お手伝いをしているうちに、「ぜひうちの農園を継いで欲しい」と後継者指名される人も出てきているそう)。

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