べビシッターも幼保無償化の対象?!在宅ワーカーによるリアル利用体験レポート

幼い子どもを持つ在宅ワーカーにとって、クライアントとの打ち合わせはちょっとしたサバイバルになりがち。そんな時便利なサービスといえばベビーシッターですよね。とはいえ、実際のところベビーシッターってどうなのでしょうか?気になる料金やシッターさんのこと、今回実際に利用してみた際のリアルなレポートをお届けします。

ライター

生田目 史子
東京在住。30代の主婦です。2歳の男の子を育てながら在宅でオンラインアシスタントのお仕事に励む日々です。

子育て中の在宅ワーカーの打ち合わせはサバイバル!?

子育て中の在宅ワークは、子どものそばで働けるというメリットがある反面、子どもの世話や相手をしていたら集中して仕事ができないということになりがちです。

 

6才と3才の子どもがいる我が家の場合、子どもたちがまだまだ静かに待っていることができる年齢ではないため、特に打ち合わせの時間が悩みのタネ。2人とも幼稚園に通っていますが、まだ2歳児クラスの下の子は通える日数が少ないため、わたしが完全にひとりになれる時間は週に3日間、9:30~13:00の間だけ、と限られています。ちょうどこのタイミングなら問題ないのですが、相手あっての打ち合わせ、なかなか希望どおりとはいきません。夏休みなど長期休暇ともなると、子どもがいないタイミングは皆無です。

 

子どもがいるタイミングでの打ち合わせとなったら、おやつを用意し、好きなアニメの再生ボタンをオン。しかし、どんなに準備しても、10分もすれば下の子から「いまだれとおはなししてるの~?」と話し掛けられたり(しかも打ち合わせ相手に丸聞こえ)、兄弟げんかが勃発したり、イスから転げ落ちそうになったり……あっという間にいつもの調子に戻ってしまいます。

 

自分が発言するタイミング以外はミュートにするなど工夫しつつも、予測不能な子どもたちの挙動に目を光らせながらの打ち合わせは、いつもちょっとしたサバイバル気分です。

 

そんななか、先日クライアントとの打ち合わせが金曜日の夕方に決まりました。ばっちり子どもたちが在宅している時間帯。当然いつものようなサバイバル状態が予想されます。今回はとくに重要な打ち合わせであり、メインでお話せねばならない立場ということや、最近の息子たちの様子からさすがに厳しいと判断し、急遽シッターサービスの利用を検討することにしました。

 

シッターサービスは贅沢?

シッターサービスを利用するにあたり先ず気になったのは、なんといってものその費用です。

 

早速以前から気になっていたマッチング型のシッターサービスに登録、見積もりをお願いしたところ、1時間30分×子ども2人で約5000円との回答が。他のサービスの利用料も大体同じくらいでした。2人目が割り増しとなるオプション料や手数料、交通費込みとはいえ、軽く時給を超えてきた時点で、正直怯んでしまいました。ちなみに派遣型の某老舗シッターサービスの場合、入会金だけで10万円ということで、そっと画面を閉じ……。

 

これまでなんとか乗り切ってきただけに、そして実際のシッターサービスが未知なだけに、正直なところどうにも不必要な出費に思えて仕方ありません。幼稚園の自営業パパ友にそれとなく話をしてみたら、「1.5時間で5000円、そのくらいするかもだけど……実際のところ高すぎじゃない?自分でみようとおもえばみれるんだから」……ごもっともです。

 

「5000円得るのに何時間働かないといけない?」「お気に入りの有料の遊び場で1日フリーで遊ばせてあげられる」「いやいや、できるだけ集中できる環境でクライアントと向き合いたい!」様々な考えが交錯するなか、ギリギリまで迷いに迷って、やはり集中できる環境を整えたいこと、そして何よりシッターサービスを使ってみたいという好奇心から「たまにはアリ!」と判断し利用することを決めました。

 

お願いするシッターさんは自分で選ぶことができ、

  • 近いエリアに住んでいるか
  • 対応可能な時間か
  • シッターさんの経歴や経験

といった条件から、最適そうな方を選びました。

 

時間あたりの価格はひとそれぞれ。今回は利用が初めてだったということもあり、子どもの安全面も考慮し、値段よりもシッターさんのスキルや経験を重視しました。体力が有り余っている男子2人ということで、保育園での勤務経験ありの30代くらいの方にお願いすることにしました。

 

やはりプロの仕事は違う!を実感

 

さて当日の朝、子どもたちには事前に今日起こる出来事を伝えおきました。夕方から初めて会うお姉さんが家まで来て遊んでくれること、そしてその間お母さんは外出すること……。楽しいことが大好きな長男は、いつもと違う状況に不思議そうな反応をしつつも、素直に「了解!」と言ってくれました。お母さん命!な次男は「○○くんはおかあさんがだいすき!(つまりシッターさんは嫌。)」と早くも涙目。想定通りとはいえ、心が揺れます。

 

約束の4時半より少し前、シッターさんが到着。どきどきしながらお迎えです。いらっしゃったシッターさんはハキハキと笑顔で、なんと子どもたちは警戒心ゼロ!早速遊びに誘っていました。お母さん命だったはずの次男もわたしのほうなど見向きもせず、自分のお気に入りの恐竜の人形を自慢気に見せています。あっけない展開に拍子抜けしつつ、このタイミングを逃さぬよう、挨拶もそこそこにおやつや飲み物について説明し、ささっと自宅を出発しました。

 

 打ち合わせを済ませ1時間半後に戻ると、すっかり馴染んでまだまだ遊び足りない様子の子どもたちの姿がありました。結局、次男は一度も泣かなかったそうで、打ち合わせの途中電話が鳴ったらどうしようという不安は杞憂に終わったのでした。

 

すっかりシッターさんになついた長男の提案で、最寄りのバス停までお見送り。さよならの場面では、兄弟揃って「楽しかった!また来てね!」と熱烈アピール。上の子は、寝る前にシッターさんから教えてもらったというゲームをうれしそうにわたしに教えてくれました。子どもたちにとっては、思いがけず楽しい時間となったようです。シッターさんからはその後、短い時間だったにも関わらず丁寧な保育レポートをいただきました。

 

子どもたちの様子から、単純に親が自分の時間を確保できるだけでなく、「保育のプロに子どもと全力で遊んでもらえる」のもシッターサービスの魅力なのだと気がつきました。精神的なハードルはぐっと下がり、今後はなにかあれば積極的に利用したいという気持ちに。

 

ちなみに、肝心の打ち合わせはというと、静かな場所を求めて空いてるファミレスに入ったものの、意外に雑音が多く、かなりご迷惑をかけてしまったのでした……。なんともトホホな事態になり、今後は静かに話せる場所探しが課題になりそうです。

まとめ

シッターさんの経験や人柄については事前にサイト上で口コミなどで知ることができたためほとんど不安はありませんでした。しかし、実際に目の当たりにするとそのみごとな保育っぷりに驚かされました。親でも、いや、親だからこそこうはいきません。決して安いとはいえないものの、親と子どちらにもメリットがあるベビーシッターというサービスは利用する価値が充分にあります。10月からの幼保無償化では、なんとベビーシッターも支援の対象となることが決まり、話題になっています。実際に支援を受けるためには、条件があったり、「保育の必要性の給付認定」を受ける必要があるなど、いくつか越えねばならないハードルがありますが、これを機にもっと気軽にベビーシッターを利用できる社会になればと切実に思います。