【weekly 働き方改革ニュース】NECがコアタイムなしのフレックス導入

1週間のうちに起こった出来事やニュースの中から、仕事や働き方に関する話題をピックアップして紹介する「weekly 働き方改革ニュース」。社員の働き方改革を推進するNECが、「働く時間・場所・服装」を自由化する方針を打ち出しました。

ライター

佐々木康弘
札幌市出身、函館市在住。大手旅行情報誌やニュースサイト、就活サイトなど多数の媒体と契約するフリーランスライター。店舗・商品・人物の取材記事やニュース・芸能記事作成、広告ライティングや企業紹介など幅広いジャンルで年間100万字以上を執筆するほか、校閲も行う。「HELP YOU」ではプロフェッショナルライターとして活動。

NECが自由な働き方を加速

 

NECは9月30日、働き方改革推進の一環として、働く時間や場所、服装を社員が自由に決められるようにすると発表しました。

 

発表によれば、同社はコアタイムのないフレックスタイム制度「スーパーフレックス」を今月から導入。8時30分から15時までとしていたコアタイムを廃止し、原則として5時から22時の間で始業・終業時間を決められるようにするとのこと。

 

テレワーク制度についても2018年4月から全社員を対象に回数制限を設けずに導入していましたが、さらに環境を整備すると発表。すでに今年夏の「テレワーク・デイズ2019」実施期間中には4万人以上のNECグループ社員がテレワークを実践したとのことです。

 

さらに、年間を通じてその日の働き方に最適な服装を自ら選択する「ドレスコードフリー」も推進。こうした取り組みを通して「多様な人材が能力を最大限に発揮」できるように努めるとしています。さすがに業界を牽引する大企業は進んでいる、という感想しか出てきませんが、いつの日かNECのような企業が当たり前になることを望みたいものです。

 

働く主婦が期待する“休み方改革”とは

 

人材サービス「しゅふJOB」の調査機関しゅふJOB総研が発表した調査結果により、働く主婦層の多くが有休取得の義務化に期待を寄せていることが判明しました。

 

この調査では、政府の進める働き方改革のうち、「休み方」に関して特に期待している施策を働く主婦に質問。その結果、「残業の上限規制」「プラスワン休暇」「GWなどの大型連休化」などの選択肢がいずれも1~2割台だったのに対し、「有給取得の義務化」は56%もの支持を集めました。

 

回答者からは、「休みが重なると、外出先に人が多くて困る」「皆の休みが重なると混雑するので、旅行をしたくなくなる」など、大型連休で人々が一斉に休みを取るよりも、好きな時に有休を取るほうが良いとするコメントが寄せられたとのこと。

 

また、子どものいない人よりも子どもを持つ主婦のほうが「有給取得の義務化」を支持する比率が15ポイントほど多いこともわかりました。同総研は「子どもの事情で致し方なく仕事を休まなければならない場合に、罪悪感を覚えずに休みやすくなる、という期待もあるのかもしれません」と分析しています。

 

 

「テレワークやめました」の理由にモヤモヤ

 

ネットメディア「ITmedia NEWS」が10月4日に掲載した『「テレワークやめました」 子育てITベンチャーが試行錯誤で見つけた「働き方」の考え方』と題する記事がネットの片隅でひっそりと反響を巻き起こしました。

 

社員40人を抱えるITベンチャー企業の「働き方」についての方針を紹介するこの記事は、同企業の人事担当者へのインタービューを中心に展開。そのなかで人事担当者が語ったとされる「それぞれに割り振られた仕事を淡々とこなしていくだけなら、テレワークしていても問題はない。だが、われわれのようなベンチャー企業では相談して意思決定しなければいけないことが日々発生する」との発言がテレワーク実践者にモヤモヤ感を引き起こしたようです。

 

ネット上ではこの記事に対して「テレビ会議はやってみたの?」「もっとCallしましょう」「多国籍当然のヨーロッパなんかだと5分10分や1時間のCallするのは当たり前なんだけど、そういう背景が無い日本だとどうしてもテレワーク = テキストベースの非同期コミュニケーション、みたいに思われがちなのかな」といった意見が寄せられています。

 

筆者が所属するHELP YOUでも意思決定が必要な事案が日々発生していますが、日常的にビデオチャットによる会議が開かれており、「テレワークだからコミュニケーションがうまくいかない」といった不満は感じられません。とはいえ、テレワークが万能というわけでないのも事実。今は、それぞれの企業や働き手に合った働き方を模索していく時代といえそうです。