長野県上田市の子連れでお仕事できるコワーキングスペースHanaLab.UNNO
HanaLab.UNNOは、長野県上田市にある社会と女性をつなげるためのコワーキングスペース。長野在住の筆者が施設の様子を詳しく取材し、運営スタッフ方にもお話を伺ってきました。
駅から10分、商店街の中の広いコワーキングスペースに、子連れで使いやすい工夫がたくさん
早速扉を開けて中に入ると1階と2階合わせて500坪という広さに圧倒されます。
ふと足元をみると、子どもの飛び出し防止用の柵が。小さなことですが、子ども連れのママには嬉しい配慮ですね。
利用状況やママのお仕事支援について、スタッフの方に聞きました
HanaLab.さんは他にも2つのスペースを運営していらっしゃいますが、女性向けに特化したHanaLab.UNNOを作られたのはなぜですか。
HanaLab.は長野県内初のコワーキングスペースとして、2012年1月に1号店(現在のTOKIDA)をOPENしました。様々な人が集まる中で、女性の会員さんから「キッチンや託児所がついたコワーキングスペースがあったらいいな」という声を聞き、代表の井上がその考えに共感して色々なところで話していたところ賛同の声が多くあがり、2015年4月にUNNOを立ち上げました。
HanaLab.は地域に多様な働き方を生み出すことで「人材の社会インフラ」となることを目指していて、UNNOでは特に、子育て中女性の社会復帰を後押ししたいと考えています。
HanaLab.UNNOを利用するための条件はありますか。やはり女性でなくてはいけないのでしょうか。
HanaLab.はどんな方が使われているんですか。
HanaLab.全体の会員さんは現在50名前後で、フリーランスやスタートアップの方を中心に、多種多様なお仕事をされている方にご利用いただいています。その他に、HanaLab.UNNOには「ママカラ」のメンバーという形で所属する方たちが30名ほどいます。
ママカラメンバーは20代後半から40代まで様々で、毎日来る方が多いです。子どもを幼稚園や小学校などに送り出してからこちらに来て、夕飯の準備などの家事のために帰宅するというママが多く、10時から15時の時間帯が多いですね。
「ママカラ」というのは、どういう制度ですか?
社会復帰を目指す子育て中の女性と企業を、仕事を通してつなげる仕組みです。HanaLab.が企業から仕事を受け、それをママカラメンバーに業務委託で仕事をしてもらっています。業務を進めるための研修や進捗管理、クオリティフォローも合わせてHanaLabが行うので、未経験からチャレンジされる方も多いです。お子さんの急病などにも対応できるように、1つの仕事に対して2人以上のチームで仕事を進めています。
仕事は主にライティングやデザイン、データ入力があり、メンバーのスキルや希望に合わせて、HanaLab.からチームに割り振っています。ママメンバーによる定例会も月2回開かれていますよ。
「ママカラ」のメンバーになるには、条件などがあるのでしょうか。
子育て中の私自身とても気になっていることなのですが、託児サービスの内容や利用方法、料金について教えて下さい。
HanaLab.UNNOの託児サービスは、UNNOを利用されるHanaLab.会員さん、シェアオフィスの入居者さん、ママカラメンバーの1歳〜3歳のお子さんを対象に提供させていただいています。お昼ごはんを一緒に食べたり、子どもが発熱した場合にすぐに迎えに行けたり、近くで安心してお仕事ができるようにサポートしています。
料金は500円/時間となっていますが、働くママを助けたいという思いから月の上限金額を決めており、一定額以上はいかないようになっています。
ママカラメンバーが活躍されているHanaLab.UNNOですが、HanaLab.UNNOをきっかけに生まれた新しい動きなどはありますか。
HanaLab.UNNO
住所:長野県上田市中央2-10-15 千曲錦ビル
定休日:土日祝日
営業時間:9:00〜18:00(※シェアオフィスは24時間365日利用可)
利用料金:フリー会員(個人) 15,000円/月、フリー会員(企業・団体) 20,000円/月、シェアオフィス 90,000円〜/月
右:会議室