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在宅ワークの悩みは家事と仕事と休憩の切り替えの難しさ

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最近は在宅勤務制度を導入する企業も増え、フリーランスや在宅ワーカーだけでなく会社員でも家で仕事をする機会のある人が増えてきましたね。

「通勤しなくていい」というメリットは大きいものの、「ついダラダラしてしまうから、自宅で仕事するのは苦手」という人も少なくありません。特に主婦(主夫)は、家にいるとつい色々な家事に手をつけてしまったりして仕事に集中できないという人も多いのでは?

今回は、仕事に集中するための方法としてIT系のプログラマなどの間で人気の高い「ポモドーロ・テクニック」を使い、仕事も家事もサクサク進める方法をご紹介します。

「ポモドーロ・テクニック」とは

iStock.com/AlessandroZocc

「ポモドーロ・テクニック」は、ベルリンでコンサルティング会社を経営しているフランチェスコ・シリロ氏が1980年代に考案した時間管理術。「ポモドーロ」はイタリア語で「トマト」のことです。あとで説明するように、「ポモドーロ・テクニック」は時間を計りながら仕事をする方法なのですが、シリロ氏はそれをトマト型のキッチンタイマーを使ってやっていたことから、この名称を付けたそうです。

やり遂げたい仕事に25分間集中し、5分休む

方法は簡単です。

  1. 今日のうちに集中してやるべき仕事のリストを作る。
    複数ある場合は、優先度の高い順にリストアップしましょう。
     
  2. タイマーを「25分」にセットする。
     
  3. 25分間、ひとつの仕事に没頭する。
    1で挙げた仕事のうちひとつを選び、タイマーが鳴るまでそれだけに集中します。もし途中で「あ、あれもやらなきゃ!」と思いついたり、人から何か頼まれたりした時は、そこで脱線しないでそのタスクをメモしておき、後でやることにします。(大抵のことは、25分くらいは待ってもらえるものです!)
     
  4. タイマーが鳴ったら5分休憩(この「5分」もタイマーでセットする)。
    このとき、1で作ったリストの、今やった仕事のところに印を付けていくようにすると、その仕事に何ポモドーロ(25分間をこのような単位で呼びます)費やしたかが分かります。
     
  5. 5分休憩したら2に戻る。4ポモドーロ(25分の仕事を4回)やったら、20分の休憩を取る。

たったこれだけなのですが、はじめにやることを決めてタイマーをセットすることで「今はこの仕事をする!」という意識が明確になり、つい他のことをしそうになっても刻々と減る残り時間がプレッシャーになって脱線を防いでくれます。

また、仕事に集中できたらできたで、ついつい区切りもなくやってしまうのが在宅ワークの難点ですが、「ポモドーロ・テクニック」を使えば適度な休憩も取れ、脳と身体の疲れを抑えて全体的なパフォーマンスを上げることができるのです。

5分休憩を「小さな家事」の時間にあてる

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「ポモドーロ・テクニック」では、5分休憩で十分リフレッシュするため、デスクから離れることを推奨しています。
ちょっとしたエクササイズをしたり、お茶を飲んだりしてもよいのですが、主婦(主夫)の方にオススメしたいのが、5分でできる「小さな家事」です。

休憩時間が始まってから「さて、何をやろうか」と考えているとすぐに時間が経ってしまうので、あらかじめ5分休憩中にやりたい家事をリストアップしておきます。
例えばこんな感じです。

  • 洗濯機をまわす
  • 洗濯物を取り込む
  • 洗濯物をたたむ
  • 洗って水切りかごに置いてあった食器を片付ける
  • 掃除ロボット(ルンバなど)をスタートさせる
  • 掃除の終わった掃除ロボット(ルンバなど)を片付ける
  • 夕食の献立を考えて買い物リストを作る

ポイントは、5分程度で終わる「小さな」家事をリストアップしておくことです。
そうすると、「5分以内に終わらせてデスクの前に戻ってくるぞ!」とゲーム感覚でスピーディにこなすことができます。
逆に、最初から5分で終わりそうにないものだと、「どうせ終わらないから」とダラダラ進めてしまったり、やりかけが気になって休憩時間を延ばしてしまったり、ということになりがちなので要注意です。(上に挙げた内容だと、「洗濯物をたたむ」は量によって5分では終わらないでしょう。その場合は「家族のうち、自分の分を今回の休憩中にたたむ」など、少しずつ片付けていくようにすると良いですよ)