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第2回目の講義は「子どもと食べる」というテーマです。この回では「おうちごはん」、つまり、おうちで家族と食卓を囲むために作るごはんについて考えました。

ゲスト講師は、ケータリングで人気のMOMOE代表の稲垣晴代さんです。稲垣さんからは、プライベートのおうちごはんのお話や料理のちょっとしたコツなども伺いました。

我が家の定番料理の紹介

我が家の定番料理を紹介中

まずは、受講生が自己紹介も兼ねて、「我が家の定番料理」について、その料理に関するエピソードやレシピ、ちょっとしたコツなどを話しました。それぞれの家庭の味や工夫を知ることは面白く、どれも美味しそうで、すぐにでも作りたくなるものばかりでした。また、食に関しての自分のこだわりや大事にしていることを再認識することにもつながりました。

子どもをきっかけに、食を見つめなおす。ゲスト講師のお話からヒントをいただく

MOMOE代表の稲垣晴代さん

子育てが転機に、仕事の変化

続いて、MOMOE代表の稲垣晴代さんのお話です。

ケータリングMOMOEを主宰するようになったのは、「子どもが(生まれたことが)転機になった」と稲垣さん。働く時間の軸を子どもに合わせようと思ったことから、独立して仕事をするようになったそうです。

また、自然栽培の食材や調味料にこだわるようになったのも五感で楽しむというのは最初に決めていて、さらに目にも身体にも美味しいごはんを大事にしようと思ったから、そして何より「子どもが食べて安心なもの」という考えからだそうです。

配達など仕事場に子連れでいくこともあったそう。稲垣さんは、「ちょうど働きながら子育てをする女性が増えてきた時代だったので理解があった」といいます。

仕事に関する質問をすると「子どもが転機です」との言葉を何度も発する稲垣さん。子どもが生まれたことで、それを良いきっかとして、仕事の可能性を拡げ変化していく姿からは、プロとしての信念をしっかりと持ちつつも自然体で仕事を楽しんでいる様子が感じられ、とても素敵でした。

MOMOE稲垣さんのおうちごはん

稲垣晴代さんのおうちごはんについてお話中

7歳の娘さんの子育て中でもある稲垣さん、普段おうちで作っているごはんについて、食卓の様子を写真で見せていただきながら、お話ししてくださいました。

おうちごはんでは、「素材を楽しむ」ことを大事にされているそうです。そのため、見た目も調理法もとてもシンプルなものが多かったです。

お米を美味しくいただく工夫

普段から「パン食よりもお米を食べることを大事にしている」そうで、「ご飯は土鍋で炊いて、おひつに移して保存することで、冷めても美味しくいただくことができるんです」「何よりほんのり木の香りがして、それがまた良い」といのことでした。

土鍋とおひつはご飯の水分を調節するので、すごく美味しいらしいとは知っていたものの、なんとなくハードルが高く、チャレンジしたことはありませんでした。それが、今回のお話をお聞きし、土鍋でふっくらと炊けるご飯がより豊かな食生活につながる気がして、ごはんを炊く方法を変えようという気持ちになりました。

素材の味をそのままいただく

おうちごはんでも自然栽培・無農薬栽培の野菜を選ぶようにし「生命力の強い新鮮な野菜」を体に取り入れることで身体に良いものを心がけているそうです。

また、野菜はセイロで蒸すことで美味しくなるそうで、後日、実践した受講生からも、「野菜の味がこんなに濃いとは驚いた」との声があがっていました。

稲垣さんの『常備菜のっけ弁当』という本にも掲載されている、手作りのしょうゆ麹、塩麹も野菜を美味しく食べる調味料として活躍しているそうです。

ちなみに、「常備菜は一度にたくさん作るのが、美味しく作るコツ」だそうです。

食べるのって楽しい!

ケータリングでも「五感を大事に」というコンセプトでお料理の美しさは素晴らしいですが、普段の食事が盛り付けられている器もどれも雰囲気があるものばかり、「器で気分を高める」ことを心がけていらっしゃるそうです。

小さい子どもがいると割ってしまうのでは?という心配がありますが、「子どもがさわっても良いものを棚の低い段に」「(子どもが手にする取り皿など)小さいお皿は割れても良いお値段のものを」と工夫することで、取り入れやすくしているそうです。

食器も五感を刺激する要素の一つ、食事をいただく際の気分や雰囲気も大事にされていることがうかがえました。

 

食を通して子どもに伝えたいこと

稲垣さんのお話の中で「小さい頃からジュース・お菓子をあまり与えてなかったら、普段からおにぎりや人参を食べたいと言うような子になった」というのが印象的でした。

食べることで五感を刺激し、本物の食材の味が、子どもの記憶に残っていきます。家族のごはんをつくるという日常のことだからこそ、大切にしたいもの、伝えていきたいものがあるなと感じました。