仕事復帰にブランクは影響する?不安を解消する4つの方法

育児や病気、介護などのやむを得ない事情で仕事を辞めた場合、どうしても仕事のブランクができてしまいます。ブランク期間ができると、仕事復帰にあたって「ちゃんと働けるかな?」「どんな仕事ができるの?」といった不安を感じやすいかもしれません。とはいえ、ブランク期間はただの「空白」ではありません。たとえ休職中であっても、人はさまざまな経験をしています。そして、その経験から身に着いた能力を仕事で活かすことも可能です。今回はブランク期間を経て再就職するときに、どんな不安が出てくるのか。そして、その不安を一つ一つ解決していく方法をお伝えします。

仕事復帰にブランクは影響する?


まず気になるのは、ブランク期間が仕事復帰に影響するかどうかですよね。実際に仕事のブランクを経て再就職した人のアンケートデータをもとに見ていきましょう。

離職から再就職までの平均期間

こちらは妊娠・出産時に退職した女性が再就職までにかかった期間を調査したアンケート結果です。

参考:株式会社クリエイト「ブランクとは?主婦からの再就職|500人アンケート【仕事のホンネ】」

グラフを見ると、離職から再就職までの期間でもっとも多いのは「1年~2年未満」で23.6%。次に「6ヵ月~1年未満」(18.2%)、3番目に「2年~3年未満」(15%)が続きます。妊娠・出産のブランクを経て再就職した人の半数以上は、6ヵ月~3年未満で再就職を果たしていることがわかります。

ブランクの間に何をしていたかが問われる

仕事のブランク期間がある場合、「その間に何をしていたのか」が問われます。企業側は仕事のブランクがある人に対して、次の点を気にしています。

  • 働く意欲があるかどうか
  • かつて働いていた時の感覚が鈍り、馴染むのに時間がかかるのではないか

これらの不安を解消するためにも、転職活動の面接時などに「仕事のブランク期間中、何をしていたのか」をしっかり説明できるといいですよね。

出産・育児

出産・育児で仕事のブランク期間がある場合は、「転職活動で不利になるのでは?」と考えがちかもしれません。しかし、現在は出産・育児休暇明けの人向けの求人も多数存在しています。必要以上にマイナスに捉えることなく、前向きに仕事復帰を検討してみましょう。

この場合、企業が見ているのは「家庭と仕事の両立が可能かどうか」です。子どもを預ける環境が整っていること、業務に支障がないことを説明できるようにしておくとよいでしょう。

さらに、出産・育児を通しての学びをアピールすることも可能です。例えば、子どもを持つ親をターゲットにした企業なら、「出産・子育ての経験からさまざまなアイディアが出るのでは」と考えるかもしれません。選ぶ会社とアピール次第で、転職の可能性は広がります。

病気療養

病気療養の場合、企業は「業務に支障が出るかどうか」を気にしています。もし今の時点で病気が回復していて業務に影響しないのであれば、必ずしも企業へ申告する必要はありません。

厚生労働省は、以下のように提唱しています。

公正な採用選考を行うことは、家族状況や生活環境といった、応募者の適性・能力とは関係ない事柄で採否を決定しない

つまり、実際の業務に支障の出ない病気を採用の選考要素にはできないのです。

とはいえ、隠していることがうしろめたかったり、気になったりするなら素直に伝えましょう。仕事復帰をしても問題ない旨を医療機関からの診断書付きで伝えると、企業側に理解してもらいやすくなります。

また、入社後に通院する必要がある場合や業務に影響が出る病気の場合は、転職活動の面接時にきちんと説明しておきましょう。

参考:厚生労働省「公正な採用選考の基本」

介護

家族の介護で離職した場合は、「介護を必要とする家族の今の状況」を伝えることがポイントです。

  • 介護する必要はなくなっているのか
  • 他に介護をしてくれる人がいるのか

などです。まだ介護が必要な状態であれば、「〇時までに帰宅する必要がある」など状況を具体的に伝えておいたほうがよいでしょう。

スキルアップ

仕事のブランク期間の理由がスキルアップの場合は、企業側にも前向きに捉えてもらいやすいです。例えば語学強化のための留学や、資格取得のために特定のスクールに通ったなど。スキルアップした能力を活かして働けることをアピールできます。

ただし、働きながら資格を取得する人もいるため、なぜ離職する必要があったのかをしっかり説明できるとよいですね。

仕事のブランクがある人が感じやすい不安とは?


次に、仕事のブランクがある人が感じやすい不安について見ていきましょう。

自分の知識やスキルが通用するか

まず不安に感じやすいのは、「自分の知識やスキルが通用するか」です。仕事のブランクが長い場合、その期間の知識や技術のアップデートが難しいため、「業務についていけないのでは?」と感じる人も多いでしょう。

こんなときは、離職前の実績をまとめてみるといいかもしれません。職種・業務の詳細や使えるツールを洗い出すと、今の自分のスキルを整理できます。整理できれば、どのスキルをアップデートする必要があるのかも明確になるでしょう。漠然と不安を抱えるよりも、すべきことが見えたほうがすっきりするのではないでしょうか。

体力が持つか

次に不安に感じやすいのは、「体力が持つか」という点です。働いていた頃に比べると年齢を重ねている、または家庭のことだけでも忙しい場合は、「復帰しても、仕事についていけるのか」と考えやすいでしょう。

この場合は職種や勤務時間を検討するといいかもしれません。

  • 体力を使う職種(介護や立ち仕事)は選ばない
  • まずは時短勤務やパートタイムで働いてみる

また、生活日記をつけてみるのもおすすめです。1日の行動を記録して生活環境を整えることで、仕事復帰に向けての準備ができます。

さらに、仕事が決まった後は「模擬出勤」してみるのもよいでしょう。職場への出勤をイメージし、実際に間に合う時間に起きて交通機関を利用してみるのです。すると、どのくらい余裕を持って家を出ればよいのか、出勤時の交通機関の混雑具合などが肌感覚で分かります。

「実際に出勤すると、こんな感じなんだ」と感覚がつかめれば、初めて出社するときの緊張も和らぎます。自分の体力も考慮しつつ、逆算してゆとりを持った行動を意識できるでしょう。

周りとコミュニケーションを取れるか

「周りとコミュニケーションがうまく取れるか」も不安を感じやすいポイントです。新しい環境に飛び込む際は、勇気が要りますよね。

転職経験者対象のアンケートによると、「周りに溶け込めない」などの不安が解消されるまでには半年ほどかかるそうです。特に最初の1ヵ月はもっとも不安を感じやすい時期。この時期は不安を感じたとしても、「不安でもOK」と自分に許可してあげることも大切です。

さらに、次のポイントを意識すると周りとのコミュニケーションが円滑になります。

  • 笑顔であいさつする
  • 職場の人の名前と顔を覚えて、名前で呼ぶ
  • 分からないことは積極的に質問する
  • 職場のルールを把握する

笑顔であいさつしたときに相手の笑顔が見られると、ほっとしますよね。どれか一つでも実践してみると、職場への溶け込みが早くなるかもしれません。

参考:パーソルキャリア株式会社『転職1カ月、「職場に溶け込む」ためにしたい5つのこと』

家事や子育てと両立できるか

最後の不安は、「家事や子育てと両立できるか」です。子どもが急に体調を崩したとき、仕事中であっても緊急に対応しなければならない場合もあります。

「周りに迷惑をかけるかもしれない」、「家のことがおろそかになるかもしれない」と思うと、なかなか働く決断ができないですよね。この場合は子育てのサポート体制の確保や、働き方を柔軟にしてみることで対策できます。

さらに家事に関しては時短できる家電を導入したり、家事代行サービスを頼んだりする方法もあります。例えば家事のプロの仕事を見ることで、自分のやり方の改善点が分かり、効率化できるかもしれません。工夫次第で、自分らしい働き方が見つかりやすくなります。

仕事のブランクへの不安を払拭するには?


ここでは、仕事のブランクへの不安を払拭する4つの方法を紹介します。

ブランク中の経験を見直す

まずはブランク中の経験を見直してみましょう。留学や資格取得といった、スキルアップのためのブランクだけでなく、介護や子育てで得た経験も仕事に活かせるためです。

例えば、子育て中は子どもの世話をしつつ、洗濯や食事の準備をしなければなりませんよね。その中で優先順位をつける力や段取り力が養われているはずです。

また、介護や子育ての経験があると、相手に合わせて行動する力や柔軟性が知らないうちに身に着いている可能性もあります。このようなソフトスキル(人と関わる時の個人的な特性)は、働くうえでも役に立つ能力です。まだ気づいていない自分のスキルを見つけて、自信を持っていきたいですね。

今の自分に適した働き方や環境を考える

次に、現在の自分に適した働き方や環境を考えてみましょう。一口にブランクがあるといっても、状況はそれぞれ違います。

例えば子育て中の人であっても、子どもの年齢によって手のかかり具合は変わりますよね。子どもが幼稚園に上がったばかりなら、送り迎えが必要になりますし、小学生なら宿題のサポートなどが必要になります。

自分の状況を整理しつつ、次の項目を考えてみるといいかもしれません。

  • 働ける時間帯
  • どんな就労形態で働けるのか(正社員・パート・アルバイトなど)
  • 通勤か在宅か

近年は時短や在宅ワークなど、さまざまな働き方が広がりつつあります。今の自分の状況にあった働き方を見つけることが大切です。いきなりがんばるのではなく、「無理のない」働き方を目指す。そうすれば、少し余裕を持って働き始められるのではないでしょうか。

前と同じ業種・業界以外も検討する

不安を払拭するポイントとして、以前と違う業種を検討してみることも挙げられます。どうしても離職前と同じ業種ばかりを考えがちですが、自分の今の状況を洗い出してみると、以前働いていた業種では条件が合わない場合もあるからです。

「異業種で働けるのか」という不安もあるでしょう。しかし、未経験であっても以前の仕事の経験や知識・スキルを活かせる仕事、もしくは共通項の多い業種を選ぶことは可能です。

例えば、「スポーツメーカーからヘルス関連企業」といった関連業種。また営業や人事、エンジニアといった職種の経験があれば、異業種であっても転職活動が比較的しやすいはずです。自分の働きたい条件に合わせて間口を広げてみましょう。

新たなスキルを身に着ける

最後の方法は、新たなスキルを身に着けることです。時代に合わせたスキルを習得すれば、仕事の幅や選択肢が広がります。

近年は政府も女性の再就職や学び直しを支援しています。2018年には雇用保険制度である、「教育訓練給付金」の支給要件が緩和されました。
「教育訓練給付金」は、働く人の能力開発やキャリア形成支援の制度です。現在は支給率・支給上限額がアップし、支給対象者の条件も広くなっています。

例えば、給付金の適用対象期間について。以前は退職から最大4年までだったのが、今は最大20年まで引き上げられています。これなら、すぐに受講を始められない人でも制度を利用しやすいですね。新たなスキルを身に着けることで、再就職への自信につながるでしょう。

参考:厚生労働省・都道府県労働局・ハローワーク「平成30年1月から専門実践教育訓練給付金が拡充されます」

キャリアスクール「HELP YOU Academy」


最後に、ブランクによって仕事復帰に不安を抱く方のためのサポートについて紹介します。

オンラインアウトソーシングの「HELP YOU」

HELP YOUは、さまざまなスキルを持つメンバーがチームで業務をサポートする、オンラインアウトソーシングサービスです。メンバーは全国・世界各地に住んでおり、オンライン上で多種多様なクライアント業務に対応しています。

そんなHELP YOUには、理想の働き方を叶えるためのキャリアスクール部門「HELP YOU Academy(ヘルプユー アカデミー)」が併設されています。

「HELP YOU Academy」の特長

HELP YOU Academyは、仕事のブランクで自信がない人や、在宅ワークの経験がない人が基本的なスキルを身に着けられるオンラインコミュニティ。講座では、主にビジネスの基礎スキル、Microsoft office基礎スキル、実践スキルなどを学びます。

オンラインと聞くと、「一人で孤独にがんばらないといけないのでは?」と感じるかもしれません。しかし、HELP YOU Academyでは受講生同士でコミュニケーションを取りながら講座受講が可能です。

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講師やTeaching Assistant(ティーチングアシスタント)によるサポートもあり、オンライン講座に慣れていない人でも安心して取り組める仕組みになっています。

ご興味のある方は、まずは無料のオンラインカウンセリングもお気軽にご利用ください。

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受講終了後には、任意でHELP YOUの採用試験を受けることができます。ぜひ選択肢の一つとして、HELP YOU Academyへの入学と併せてご検討ください。

まとめ

一口に仕事のブランクといっても、いろいろなバックグラウンドがあります。休職期間が長くなればなるほど、働き始めるには不安がつきまとうかもしれません。しかし、ブランク中の経験はけっして無駄ではありません。その経験で培った能力が仕事の幅や可能性を広げてくれる場合もあります。「これからはもっと自分らしい働き方がしたい」そう思っている人は、ぜひHELP YOU Academyにご相談ください。オンラインで働くための基礎的なスキルを身に着け、時間や場所に縛られない理想の働き方を見つけてみませんか?