「字数」と「行数」

web中心のライターが新聞記者をしていて考えること

こんにちは! 函館で「HELP YOU」のオンラインアシスタントをしている伊藤尚(いとうなお)です。今回はwebと新聞を書いていて一番感じるギャップについてお話しします。

ライター

伊藤尚
北海道・函館市に夫と娘と3人で暮らす、アラサーの主婦ライターです。主に、書いたり(文章や画像を)加工したりしています。あとは話したり、撮ったり、デザインしたり。趣味はトロンボーンアンサンブルです。

webライターをしているとよくある指示

webで記事を書く際、大体の場合は「○文字程度」というオーダーがクライアントから来ます。
たとえば、

  • twitter用だから140字以内で。クイズとかは短くても気にしないから本数を書いてほしい。
  • facebook用だけど、しっかりとした読み物にしたいので400文字ぐらい書いてもOK!
  • ライトなブログ用だから、1000字程度で。
  • しっかりとした読み物として使うから1万字位で書いてほしいから構成案は送ります!
  • 電子書籍のたたき台にするため、最低10万字書いてほしい。
  • 字数制限ないから○○な感じで!←こういう場合も結構多いです。

というような感じです。

上長から来た指示を見て、まず考えること

新聞の場合、字数指定の連絡が無いことが多いです。場所と時間と概要(もしくはチラシなどの資料や、自社が告知用に書いた記事等)が送られてきます。それを見て「きっと○行ぐらい?」と予測を立てて予定行数を申告してから取材に行きます。

私が担当することが多いのが、コンサートの取材で、

  • リード文
  • どんなコンサートだったか
  • どんなプログラムだったか
  • お客様の感想

このあたりを30~40行ぐらいでまとめる、ということが多いです。1行が12文字なので、大体400字ぐらい、原稿用紙1枚分です。たまに「この記事は大きく取り上げたいから!」という指示が上長から来る際も、「60行くらい」というように、行数で指示が来ます。ただ、この「行」というのが曲者。

最初の頃は「30行って言われてもどのぐらい書けばいいものか……」とあまり実感のないまま取材に行って、1時間ぐらい話を聞いた結果60行ぐらいの記事が出来上がってしまい、「この催しの内容でこの行数は無いよな…」と泣く泣く削ることがたびたびありました。

先日も、昨年の同じ催しの記事が50行ぐらいだったので予定行数を50行と申告して取材に行った結果、70行越えの記事に……。ダメ元でそのまま提出したところ、当日のデスクさん(編集長みたいな感じの方)に2つ取っていたインタビューのうち丸々1つ削られた、ということがありました。

そもそも、字数を予測する、ということが難しい

新聞記者になり1年がたちましたが、「こんなもんかな?」という風に思って現場から帰ってきても、いざ書くと足りない、ということがまだまだあります。webの記事は字数が足りなくても再度調べなおしたり自分で書く内容を考えたりすることで何とかなる場合が多いですが、新聞取材は「もう一度!」というわけにいきません。

また、その日取材したもののほとんどをその日のうちに入稿するので、時間制限もキツめ。最近は土日に1本ずつにしてもらっていたので何とかなっていましたが、10月22日は選挙があったため、2本頼まれた結果、2本目の取材が18時に終わり、しかもその日のうちに記事を使うことになり大慌てで書くことに。そこに娘の黄昏泣きがちょうど始まったため大パニックです。

そんなこんなな日常をこの日記でお知らせしているのですが、実は今月から新聞でもママコラムの連載が始まりました。

1人メディアミックスが加速していますがこれ以上はさすがに増えないんじゃないかと……。ちなみに、先日出産した病院に講座を受けに行ったところ、「切迫で入院していたとき、伊藤さんのブログ(おそらく切迫妊婦の入院生活記のこと)を読んでいました!」とお声がけくださったママさんがいらっしゃったんです!!

ちょっとでも多くの方に面白い日常をお伝えできるように、引き続きネタ探しを頑張ろうと思います。

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