いま”わたし”らしく笑えていますか?「~ねばならない」という呪縛からの解放

高橋サチが送る「わたし」らしい働きかた講座。「仕事」で磨かれたスキルを「くらし」にも活かす。ライフワークシナジーを体現するためのヒントをご紹介いたします。

ライター

高橋サチ
東京都在住。『わたし』らしい働き方カウンセラー。コーチングで誰もが持っている得意を発揮できる社会に貢献したい!に挑戦中。プライベートでは育ち盛り2男1女の母。

自己肯定感とは?

自己肯定感とは、ありのままの自分を認め、自分の価値や存在意義を肯定できるマインドのこと。自己肯定感が高いとモチベーションや幸福度が高まり、より積極的に自分らしさを発揮できるといわれています。

しかし、時として人は自分の思い込みにとらわれて、自己肯定感を低下させてしまうことがあります。今回は、自己肯定感ゼロになりかけていた私を思い込みから救ってくれたある先生の言葉を紹介するとともに、私の実体験でのお話します。

 

母親になって生まれた思考

私はそれなりに自己肯定感を持って独身時代を過ごしました。仕事にも打ち込み、充実した毎日を送っていたと思います。20代後半で結婚し、翌年、第一子を出産。そして、母親になったとたんに見えていた景色が一変しました。

 

私の中には、「わたし」である前に「母親」でなくてはならないという思考が生まれたのです。

 

「この子を立派に育てなくてはならない」「良い母親にならなくてはいけない」、そのためには「育児を優先させなければならない」という思い込みです。

 

育児優先の毎日

それからというもの、私は自分より育児を優先させる生活を送りました。出産後1年で社会復帰しましたが、外勤フルタイムでは育児優先とはいきません。働くことが好きでしたが仕事を辞めて専業主婦の道へ。そして、自分の納得できる教育理念を掲げた幼稚園を探し、子どもを入園させました。

私が選んだのは子どもと母親のつながりを大切にする幼稚園でした。園バスや給食もなく、子どもたちの持ち物は全て母親の手作り。イベント事を催すのも母親の役目です。私も「良い母親」を目指して頑張りました。毎日の送迎に早起きして作るお弁当。イベント毎に要求される手作り品の数々。ママ友との良好な交友関係を築くために園の活動にも積極的に参加し、降園後の公園でのお外遊びにも夕方遅くまで付き合いました。

「良い母親」になれるように育児優先で時間を削る毎日でしたが、なぜか常に欠乏感を感じていました。頑張っているのになぜか上手くいっている気がしない。それを満たすために他人と比較してみたり、他人の評価を気にしてみたり、場合によっては、「全然ダメだ、良い母親にはなれていない」と自己否定してみたり……。

 

「HELPYOU」との出会い

そんな満たされない毎日のなか、働くことが好きだった私は社会復帰したいという衝動を抑えきれず、子どもの近くで働ける方法を模索し「HELPYOU」に出会いました。「HELPYOU」は、自分の存在意義や自分らしさを発揮できる場所だと感じていましたが、「良い母親」にとらわれていた私は、育児優先で仕事はセーブ。当時、打診いただいたリーダー職も引き受けるか否か迷っていました。

 

先生の言葉との出会い

そんなある日、幼稚園のイベントで「りんごの木」子どもクラブ代表で教育者の柴田愛子先生の公演会があるときいて参加しました。そこでの先生の言葉は今でも忘れられません。目の前がパッと明るくなったような気がしました。

 

「子どもにとって一番幸せなことは、お母さんが自分らしく笑っていることよ。自分が自分らしくいられることをするなら少しくらい子どもに我慢させたって構わないのよ。子どもはちっともそれを我慢だとは思ってないわよ。」

 

自分の母親としての「~でなくてはならない」という思い込みが一気に崩れ落ちました。今の私は「わたし」らしく笑っているだろうか?「良い母親」っていったい何だろう?「こうあるべき」っていったい何だろう?

 

「わたし」らしさの決断

考えた結果、「わたし」らしく笑えるように自分がしたいことをしよう、そう思いました。いつだって育児優先にする必要なんてない、もっと仕事ができる時間がほしい、そう決めてからの行動は自分でもびっくりするぐらい早業でした。

 

「HELPYOU」のリーダー職に就任し、同じ幼稚園に入園を予定していた長女は保育園に変更。書類集めや入園手続きを直ちに進め、仕事に打ち込める環境づくりをしました。一緒にいられる時間は前より減ってしまったけれど、現在娘は楽しく保育園に通っています。そして、私も「わたし」らしさを取り戻せた気がします。

 

思い込みの見方を変えよう

「良い母親でなくてはならない」「優秀でなくてはならない」「良い人に思われなくてはならない」、この「~でなくてはならない」という自分の潜在意識の中にある思い込み。それは時として自己肯定感を低下させる要因となってしまいます。もし、あなたの中にもそんな思い込みがあるとしたら、まずは自分自身でそれを疑ってみてください。それをやり続けることに意味はあるのか?そこにこだわる必要はあるのか?あなたの頑張り方は間違っていないのか?

 

今のあなたは「あなた」らしく笑えていますか?

 

思いこみに対しての見方が変われば、自己肯定感を高めるきっかけになると感じています。

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