学び直しが人生100年時代を生き抜くカギ

今、学び直しが注目されています。

「歳だから今さら学び直しは必要ない」と、
年齢を理由に学び直しを諦めてしまう人にこそ知ってほしいことがあります。

人間の平均寿命が延びたり、なくなる職業があれば新しい仕事が誕生したり……。これからの人生100年時代を生き抜くためにも、学び直しが必要な手段となっています。

新しいことを始めるのに、年齢は関係ありません。学び直しをすることで、ビジネスシーン以外にもうれしい変化が起こることもあるんですよ。ここでは学び直しの講座の選び方もご紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。

「学び直し」リカレント教育が必要な理由

最近よく耳にする、リカレント教育。「リカレント(recurrent)」とは、繰り返すという意味であり、仕事を続けながら学び直すことがリカレント教育にあたります。

まったく新しい分野の学びにチャレンジするだけでなく、自分の仕事に関する専門的な知識やスキルを学び直すこともあり、社会人の学び直しと呼ばれています。

リカレント教育の必要性が叫ばれている理由に、以下でご紹介する平均寿命の延びやテクノロジーの進化があります。

平均寿命の延び

日本において、平均寿命は年を経るごとに延びています。

1980年の日本の平均寿命は男性73.35歳、女性78.76歳でした。2020年になると男性が81.34歳、女性は87.64歳にまで延びました。これから先も平均寿命は延びると予測されています。

参考:内閣府「高齢化の現状と将来像」

2040年では男性は83.27歳、女性は89.63歳、2060年になると男性は84.66歳、女性は91.06歳になるという推計があります。寿命が延びることで現役引退後の悠々自適な生活が長く楽しめるかと思いきや、そういうわけにもいかないようです。

1980年には一人の65歳に対して、7.4人の現役世代(15~64歳)が生活を支えていました。しかし、高齢化によって現役世代の割合が低下しており、1990年には65歳以上の世代を支える現役世代は5.87人、2020年では2.0人にまで減少しています。

この先も流れが止まることはなく、2050年にもなると1.4人にまで減ってしまうことが予測されています。

人生100年時代は決して遠い将来のことではありません。人生100年時代を生き抜くには、定年退職後も働けるスキルを身に付けておく必要がありそうです。

テクノロジーの進化

テクノロジーの進化により、今は自分たちが担っている仕事をAIに取って代わられ、仕事が消滅するかもしれない…という情報を目にしたことがある人もいることでしょう。

なくなる仕事がある一方で、新しい仕事が誕生するとも言われています。

なんと、2011年に米国の小学校に入学した子どもの多くが、大学卒業後には今は存在していないまったく新しい職業に就くと言われています。その割合はなんと65%にも及ぶというから驚きです。

将来どのような職業が誕生するかは予想もつきませんが、少し前までは存在しなかった「YouTuber」と呼ばれる職業が注目を浴びていることを思い浮かべる人は多いことでしょう。

YouTubeクリエイターを職業とするなら、動画撮影だけでなく、動画編集やWebマーケティングといったスキルは必須。新しい仕事が生まれると同時に、新しいスキルが必要になるというわけです。

このように、世の中の変化に対応していくためにも、学び直しが必要となるのです。

ライフステージの変化

人間の平均寿命が延びたことにより、働き方や生活も変わります。先の人生を生き抜くために、私たちも変わる必要があるようです。

人生3ステージ時代からマルチステージへ

これまでは、人生を大きく3つのステージにわけて考えられていました。それは、学校に通って教育を受ける「教育期」と、社会で働いたり家事や育児を担う「仕事期」、そして定年退職後の「引退期」です。

これからは「マルチステージ」と表現される時代へと突入します。

学校で学ぶ「教育期」を終えて社会に出てからも、学びが終わることはありません。

会社勤めをしながらリカレント教育を受けたり、会社を退職して留学したり、転職や起業に挑戦するなど、キャリアアップやキャリアチェンジが選択できる時代になっています。

その結果、兼業やパラレルワーク(複業)を行ったり、フリーランスとして働いたり起業したりと、会社にとらわれない働き方も選択できるようになりました。

人生の後半戦を生き抜くためにも、世の中の変化に応じた多様な生き方や働き方が必要となります。

「学び直し」は年齢が気になる人こそ必要

「そろそろ定年退職を意識する年齢だから」
「子育てはひと段落したけれど、復職先が見つかる年齢でもないし…」と、

年齢を気にして学び直しに前向きになれない人もいるかもしれませんね。しかし、学び直しに年齢は関係ありません。人生100年時代、いつからでも学び直しを始めることはできます。

平均寿命の延びにより、私たちは祖父母や両親よりもさらに長生きするでしょう。そのため、私たちが高齢化社会を生きるうえで、親世代はモデルケースにはなりません。

イメージしているよりも、残りの人生は長いもの。そして、学び直すための時間も十分にあることを知っておいてください。

参考:政府広報オンライン「『学び』に遅すぎはない!社会人の学び直し『リカレント教育』」

学び直しは自分イノベーション

最新の知識やスキルを学び直しにより身に付けることで、自分自身に新たな価値が生まれます。キャリアの選択肢が増え、これまでとは違った働き方の選択も可能になります。学び直しが自分らしく働ける足がかりにもなります。

仕事の選択肢が増える

テクノロジーの進化により変わりゆく今の世の中では、仕事に求められるスキルも日々変わっています。学び直しによって新たなスキルを身に付けることで、働き方の選択肢は広がります。

ひと昔前の話を例にあげると、パソコンです。人の手で行われてきた業務が、パソコンを操作することに置き換わりましたよね。パソコンが登場した当時はパソコンスキルを持つ人材は引く手あまただったことでしょう。

自分の仕事に関わる専門的な知識や、時代に合わせたビジネススキルを学ぶことでキャリアの幅は広がります。逆に、自分をアップデートしなければ、自分の仕事はなくなってしまうという恐れもあるのです。

雇用の変化

これまで日本では定年まで一つの会社に勤め続ける終身雇用が一般的でした。異動や転勤などのローテーションを行いながら社員を育成するメンバーシップ型の雇用です。

欧米ではすでに一般的なジョブ型の雇用へと、日本企業も置き換わりつつあります。ジョブ型とは年齢に関係なく、仕事のスキルや内容で賃金が決まる雇用スタイルです。ジョブ型の場合は人材の流動性が高くなりますから、メンバーシップ型よりも転職率は上がります。

時代の移り変わりとともに働き方も変わり、さらには働き方の幅も広がりつつあります。

働き方の変化

テレワーク、リモートワークが浸透したため、オフィスに出社して仕事をするだけではなく、自宅やコワーキングスペースで仕事をするスタイルも広がっています。

また、正社員として企業に勤めながらも副業をしたり、本業と副業という位置づけではなく本業を複数持って平行して行うパラレルワーク(複業)という働き方もあります。このほか、フリーランスとして働いたり起業したりと、働き方は企業に雇われるだけではなくなりました。

しかし、どんな環境でも働けるようになるためには、やはり学びが必要です。新たな知識やスキルを身に付けてこそ、自分に合った働き方が選べるようになるからです。

企業に雇われなくても働く力があれば、ライフステージや環境の変化にも柔軟に対応して働き続けることができるようになります。

自分だけじゃないイノベーションも!

主婦向けのリカレント教育も増えています。
とはいえ主婦の立場からすると、自分が学び直しの機会を持つことで家族に負担や迷惑をかけるのではないかと心配することもあるでしょう。

しかし、主婦がリカレント教育を受けて自分をアップデートすることで、家族にもうれしい変化が訪れるという調査結果があります。

明治大学で開講されている社会人女性向けリカレントプログラム受講者の家族に行った調査では、家族の意識にも変化が出ることがわかりました。
「自分もビジネス講座などを受講したいと感じた」と回答した夫が42.9%、「自分も新しいことに挑戦するようになった(したいと感じ始めた)」、「勉強や部活、習い事を頑張った(頑張ろうと思い始めた)」と回答した子どもがそれぞれ23.5%という結果に。妻・母の学ぶ姿は、家族にも良い影響を与えるようです。

「社会人女性向けリカレントプログラム受講者家族の意識調査」

質問:奥様・お母さんが学校に通うようになったことで、家事への協力以外について、あなた自身は下記のような変化はありましたか?

参考:manabi &「女性のリカレント講座受講が家族にもたらす影響とは?」

学び直しは自分に合った講座を選ぶ

「学び直し」や「リカレント教育」というワードを検索してみると、多くの講座があることがわかります。

大学や民間企業の講習やセミナーに足を運ぶだけでなく、テレビやラジオ、インターネット、専門書などを利用した独学も立派な学び直しのひとつです。さまざまな講座があるので、自分に合った講座を選びましょう。

特定の分野を掘り下げた研究

大学でもリカレントプログラムを開講しています。学びの内容はビジネス英会話やIT、社会保険・労働法知識、IoT活用事例や情報技術など、多岐にわたります。専門知識を学習するだけでなく実践までできるので、就職や転職に役立てることが可能。

スクーリングだけでなくオンラインプログラムもあるため、働きながらの受講がしやすいのもポイントです。

最先端をテーマにした知識

学び直しの手段として、ビジネススクール(大学院)に通う例も挙げられます。ビジネススクールでは経営に必要な主要科目が学べるほか、最近ではITをはじめとする最先端分野に力を入れているスクールも。

ビジネススクールを修了すると、MBA(経営学修士号)という学位を得ることができるところもあります。

また、「科目等履修生制度」といい、入学せずに科目履修生として講義を受講することができる制度もあります。

自分に興味のあるテーマだけを深く学ぶことができるので、金銭的にも時間的にも余裕が生まれそう。科目履修生でも専門資格が取得できるものもあるので、チェックしてみましょう。

幅広い仕事に活用できる知識やスキル

社会で働くためのさまざまな知識やスキルを身に付けるためのキャリアスクールもあります。キャリアスクールで学べるのは、パソコンやIT、語学、プログラミング、WEBデザインなどさまざま。

資格取得を目的としたものもあり、自分に必要なプログラムを選んでスキルを習得することができます。学び直しだけでなく、再就職まで支援してくれる講座も増えています。

参考:内閣官房人生100年時代構想推進室「リカレント教育参考資料平成30年3月」

HELP YOUアカデミー

ヘルプユーアカデミー自宅にいながら学び直しができるオンラインキャリアスクール「HELP YOU Academy(ヘルプユーアカデミー」が開講しました。

特徴は在宅で事務ワークをするための学びに特化している点です。HELP YOU Academyでは、時間や場所に制限されることなく自由に働くためのスキルを身に付けることができます。

特徴

HELP YOU Academyでは、3カ月間でビジネスマナーからオンラインコミュニケーションやITリテラシーの基礎などを学ぶことができます。

仕事をする上での基本姿勢やビジネスシーンでの「読む・書く・話す」については、出産や育児を機に社会から離れていた女性の復職にも役立ちそうです。

Zoomでの講義を受けたら、課題にチャレンジ。理解を深めるだけでなく、実践的なスキルを身に付けることもできます。課題を提出すると講師による丁寧なフィードバックがもらえるので、やる気アップにもつながります。

事務職やリモートワークの経験がなくても、HELP YOU Academyを卒業する頃には在宅で事務ワークができるだけのスキルを身に付けることができます。

卒業生は、在宅で事務ワークを代行するオンラインアウトソーシングサービス「HELP YOU」の採用試験にチャレンジすることも可能。HELP YOU Academyで学んだ知識やスキルを活かして働くチャンスを得ることができます。

HELP YOU Academy受講者とは

現在HELP YOU Academyで学んでいるのは、20代から50代までの女性たち。

年齢も住んでいる土地もバラバラですが、「自宅で仕事がしたい」「夫の転勤に帯同するときリモートワークで働き続けたい」「在宅ワーカーに求められるスキルを身に付けたい」と、HELP YOU Academyに入学した理由は、どこにいても通用するビジネススキルを身に付けたいという共通点がありました。

週に2回の講義では、オンライン上で顔を合わせて切磋琢磨しています。

HELP YOU Academy 受講生の声

受講生:東京都、40代、フリーライター

フリーライターとして働きながら、現在「HELP YOU Academy」で学び直しの真っ最中です。10年以上ライターという仕事に就きながらも学び直しを決めたのは、コロナ禍で始まった夫のテレワークでした。

自宅で仕事をする夫を見ていると、研修の回数が激増したことがわかります。対面の研修は移動時間や会場を確保しなければいけませんが、オンラインだとそういった手間がないからでしょう。

かつては同じ会社に勤めていた夫が新しい知識を身に付けているというのに、私は退職してから時が止まったまま。私は会社勤めをしているわけでもないので、自ら動かなければ新しい知識が入ってくることはないのです。

リカレント教育に「HELP YOU Academy」を選んだのは、リモートワークをするために必要なビジネスマナーやITリテラシーの基礎が学べるという点。仕事をしていて、これからの時代は避けて通れないのではないかと肌で感じていたからです。

HELP YOU Academy」はオンラインキャリアスクールであるため、自宅から参加が可能です。働きながらでも学べるというところも魅力的でした。

受講者の中には仕事の休み時間を利用して受講している人や、子どもをお昼寝させてから参加している人もいて、オンラインスクールならではの面々だと言えるでしょう。

また、これから在宅ワークにチャレンジしたいという受講者もいれば、私と同じような在宅ワーク経験者もいて、住んでいる地方もバックグラウンドも違う人たちと共に学んでいます。

実際に講義が始まると、さまざまなオンラインビジネスツールに触れて学ぶ機会がありました。わからないことが出てきても、その場で質問できるのがライブ授業のいいところ。遠慮なく質問できる雰囲気もメリットです。

ビジネスシーンにおける心構えやコミュニケーションの取り方について学ぶと、会社組織に身を置いていた時の感覚を思い出すとともに、オンラインならではのコミュニケーションの取り方が参考になりました。

実は、受講前はリモートワーク未経験の人が未経験の職種にチャレンジするのは難しいのではないかと思っていました。しかし、「HELP YOU Academy」で学んでみてその不安は見事に払しょく。

オンラインコミュニケーションの取り方が身に付いていれば、在宅ワーク未経験でも、未経験の職種でも臆することはありません。そう思えるようになったのは、受講期間中に受けられるキャリアカウンセリングのおかげでもあります。

私は「HELP YOU Academy」卒業後も、ライターとして仕事をするつもりです。しかし、学んでいるうちにライターという仕事を軸に、ほかの職種にもチャレンジできるのでは?と欲が出てきたのも正直なところ。
これからの時代、働き方は多種多様。ひとつの仕事に絞る必要はありませんものね。

▶︎ 資料請求や無料カウンセリングはこちらからどうぞ

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まとめ

新卒で入社した会社で定年まで勤めあげるという時代から、働き方は変化しつつあります。定年後も何らかの仕事を得て働き続ける時代に突入しています。

これからの人生100年時代は、学び直しによって新しいスキルを習得することが必要となりそうです。

大人になってからの学びは学生時代とは違い、自分の仕事に直結する学びだけでなく、興味のある新しい分野にチャレンジするのもいいかもしれません。新しいスキルを身に付けて、未来を豊かに生き抜きましょう。

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