
就労ブランク後の社会復帰が怖い…専業主婦におすすめしたい仕事への第一歩
女性のライフイベントで大きな転換点となる結婚・出産。退職した結果、子どもの成長や家庭のさまざまな事情で思うようにいかず、望む望まないに関わらず専業主婦の期間が長引くケースは多々あると思います。家事や育児の腕は上がっても、就労のブランクが伸びるほど、正社員での就職や社会復帰のハードルは上がっていくもの。「いきなり正社員は不安…」「履歴書に書くことが無い…」それでも働く必要がある場合、どうすれば良いのでしょうか。
目次
社会復帰は怖くない!
専業主婦もチャレンジしやすい働き方とは
「働こう!」と思う動機は人それぞれ。「学費や老後資金が不安」「近年のコロナ禍で配偶者の収入が減った」「離婚を視野に入れているので自立の手段が欲しい」などの金銭面の悩みはもちろん、「子どもが大きくなったので家の外に出たい」という仕事を通して社会復帰したいという方もいると思います。そんな時、まず不安に感じるのは「今からでも働けるのか」ということではないでしょうか。
突然の社会復帰は不安がいっぱい
専業主婦として「ベテラン」になればなるほど、いきなり正社員としての社会復帰は不安に感じるもの。ただ、不安に思っているばかりでは前に進むことができません。まずは、自分が働く目的を整理してみましょう。金銭面が理由の場合は、必要な金額により働き方も大きく変わります。「最低限どのぐらい稼ぐ必要があるのか」という具体的な数字は、自分の背中を押してくれるきっかけにもなるでしょう。
「怖い」「不安だ」という思いが強い人は、具体的に不安の原因を分析してみましょう。
就労のブランクが大きい人ほど感じる不安は、
- 履歴書の空白期間が長い
- ビジネススキルが通用するのか
の2点から来るものが大半だと思います。
1. 履歴書の空白期間が長い
今から「空白期間を短くする」方法はありません。しいて言えば、この記事を読んでいる「今」があなたにとって一番空白期間が短いタイミング。後回しにすればするほど、そのブランクは伸びる一方です。「いずれは…」と思っているうちに、時間はどんどん過ぎてしまいます。
不安を解消するために考えられる方法としては、仕事のイメージを変えることにあります。いきなり正社員・フルタイムでバリバリ働く自分を想像するのではなく、自分にできること、得意なことを少しずつ始めている自分をイメージするのです。
そんなゆっくりで目標とする金額に辿り着けるのか、と不安になるかもしれませんが、焦りは禁物。短期間で大きな金額を稼ぎたい、という考えはリスクも大きくなります。履歴書止まりで面接に進めないことが続きいつまでも働けない可能性や、焦った結果怪しいビジネスで大損、ということにもなりかねません。自分に合ったスピード・方法を考慮しましょう。
2. ビジネススキルが通用するのか
就労のブランクが長引くと、自分の持つビジネススキルや常識が通用するのか不安になりますよね。最新情報を常に把握していなければいけない業界や、スキルの更新が必要な業界であれば、数年のブランクで全く仕事についていけなくなってしまうケースもあります。特定のスキルを活かした就職・社会復帰を考えている場合は、まずはその業界の情報を調べてみましょう。
「スキル」と呼べるほどのものが無い、という人でも心配し過ぎる必要はありません。現在、事務処理はデジタル化が進んだ結果、操作を覚えてしまえば単純作業、というケースも多く見られます。「パソコンはあまり触ったことがなくて…」という人も、スマートフォンが使えているのであれば操作に大差はありません。徐々に勉強していくことで慣れていけるでしょう。
社会復帰の大きなメリット
長く専業主婦を続けていると、できる・できないの観点とは別に「今さら働かなくても…」という考えが頭をよぎることもあるかもしれません。
しかし、人生は一回きり。きちんと「働く」ということについてきちんと調べたり検討したりせず、仕事を通した社会復帰を諦めるのはもったいないと思いませんか。「できない」と決めつけてしまうのはさらにもったいないことです。
例えば、
- 子どもが大きくなって自分の時間が増えた結果、時間を持て余している。
- このまま生活するには金銭的に問題が無いが、趣味やレジャーを満喫するにはちょっと収入が足りない。不測の事態にも備えておきたい。
という場合は、自分自身が少しだけでも働くと大きな心の余裕が生まれます。いざとなれば自分が働く、働けるという選択肢があるか無いかでは大違いです。
他にも、働くことで今まで話したことのない層の人たちと多くの出会いがあります。自分の世界観が広がったり気付きがあったり、仕事を通して「社会とつながる」ことにはメリットがあるでしょう。
とはいえ、このご時世ではコロナ禍の煽りで転職をした人、就労を希望する人などライバルは増えています。厚生労働省の数字を基に統計指標をまとめている独立行政法人労働政策研究・研修機構を見てみましょう2019年までを2020年-2021年と比較した場合、有効求人倍率が大幅に低下しています。つまり、少ない求人を奪い合う状態になっていると考えられます。
就労のブランクがある専業主婦におすすめの仕事は?
敷居が低そうな仕事を探す際、スーパーやコンビニのレジ打ちをしている店員を思い浮かべる人も多いのでないでしょうか。しかし、接客業の求人には競争相手が山ほどいます。それだけではなく、体力を使う場合や、ずっと立ったままの立ち仕事となるケースも。長期間、年齢を重ねても続けるのを不安に思う場合も多いのではないでしょうか。さらに、シフト制の仕事では、家族の帰宅時間に合わせて夕食を作っておきたい、介護などがあるので臨機応変に対応したい、という時間的な制約をクリアできない場合もあります。さらに、対人関係が苦手な人にとっては、近所の人の目が気になる、どう思われているか怖い、などといったハードルもあります。
では、工場などでライン作業など黙々と単純作業をこなしたい…という場合はどうでしょう。まず、自宅から通える範囲に就労場所があるかどうか、という一点が大きく立ちはだかります。自家用車と免許を持っていればクリアできるケースもありますが、そのためにまず免許と車を…となると一気にハードルが上がってしまいますよね。
このように色々考えると、求人雑誌を見てもできそうな仕事が無い、消去法で業種を消していった結果何も残らなくなって振出しに戻ってしまった、という人におすすめしたい選択肢があります。
主婦の社会復帰におすすめの「在宅ワーク」
人に会わず、チャットやメールなどのテキストコミュニケーションや、web会議で業務を進める「在宅ワーク」。働き方改革やコロナ禍の影響でテレワークやリモートワークなどという言葉を耳にすることが増えましたが、「今まで専業主婦だったのにできるのだろうか…」と不安に思う人も多いはず。まずは「在宅ワーク」とはどのようなものなのか見てみましょう。
在宅ワークという選択肢
「在宅ワーク」と聞くと、昔ながらの「内職」を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。何かをひとつずつ、切ったり貼ったり詰めたり…1つ数円、数十円という稼げないイメージを持っている人もいると思います。
今でもいわゆる「内職」というものもありますし、フリマアプリなどを利用し、ハンドメイド品を売るというスキルを活かした方向に進んでいる人もいます。
また、クラウドソーシングサービスやスキル販売型のサービスなどでできる仕事を探し、1つずつ仕事を受注する、という人も。ライターやデザイナー、プログラマーコーダーなどのスキルがあれば、フリーランスとして仕事を受ける、ということができます。
では「自信を持てるスキルがない…」という場合はどうすればいいのでしょうか。
クラウドソーシングサービスには、単純なデータ入力や架電というような「ビジネススキルが必須ではない仕事」というものも存在します。ただし、そういった仕事は1件数円、という場合も多く、数をこなす必要があります。逆に、報酬が高い場合は競争率が高く、なかなか採用されません。そのため、ある程度の実績を積むまでは業務獲得まで若干苦労するかもしれません。
就職と在宅ワーク、どちらの収入がいい?
まず、全国の最低時給を見てみましょう。厚生労働省の令和3年度地域別最低賃金改定状況によると、高知県と沖縄県の820円が最安となっています。
他にも、47都道府県中17の県が820円台です。資格や年齢が不問の仕事はおおよそこのレベルの時給となるのではないでしょうか。東京都内であれば東京都内であれば最低時給は1,041円なので、820円の地域とは時給が200円違います。1日5時間働くとその差は1105円。つまり約1時間分以上の時給差が生じることになるのです。さらに、自宅から職場への通勤時間も考えてみましょう。交通費が支給されたとしても職場との往復の時間は完全なロスとなります。もったいないとは思いませんか?少しでもでもたくさん稼ぎたい!と思った場合、場所による制約は意外に大きいということが伝わるのではないでしょうか。
次に在宅ワークを見てみましょう。内職をイメージしていると、「たくさん稼ぐのは大変なのでは…」と思いがち。しかし現在の在宅ワーク事情は10年ほど前とは全く違う状況になっています。スキルや業種によっては、リモートワーク・テレワークが推進され、多数の人が住む場所や時間にとらわれず働いている、というケースも。
また、近年は在宅ワークで事務作業をはじめとしたさまざまな業務を外注するという企業も増え始めています。このような場合、企業の給与・時給に準じて報酬が支払われるので、在宅で正社員のようにバリバリ仕事をしている人も存在します。そのため、地方在住の場合は在宅ワークの方が稼げる場合もあります。
たとえば、この「くらしと仕事」の記事を制作するほか、全国の企業から各種事務作業を請け負う「HELP YOU」スタッフたちは、現在世界33カ国で約400人が在宅で働いています。メンバーの平均月収は約6万7000円。一番多いのは数千円~10万円で働いている、いわゆる「扶養控除の中で働きたい」という層です。もっと気軽にほんの少しお小遣い程度に働く人から、上は月収70万円まで働き方で人それぞれ。しかも、自分の希望する日にちや時間帯に合わせて仕事を柔軟に選択しています。
こうやってみると在宅ワークでの仕事通勤が必要な就職と比べるとメリットが多く思えてくるのではないでしょうか。
社会復帰するために必要なスキル
さて、通勤が必要な就職でも在宅ワークも、事務職での社会復帰を目指す場合にほとんどの企業で必須のスキルがあります。それは、ビジネスマナーとパソコンスキルです。「HELP YOU」では特殊なスキルや輝かしい経歴を持っている人ももちろんいますが、専業主婦から「HELP YOU」に入会し、パソコンスキルと人柄でリピートの依頼を貰い着実に稼いでいる人もたくさんいます。
では、ビジネスマナーやパソコンスキルを身に付けるためにはどうすればよいのでしょうか。
まずは、地域のハローワークや職業訓練校が実施している講座を受講する、という方法があります。公共に近い講座ほど無料、もしくは廉価で開かれている場合が多いですが、スケジュールがきっちりきまっている、会場まで通う必要がある、というデメリットがあります。
次に、通学型のビジネススクールや学校に通う方法が考えられますが、こちらは値段や内容がピンからキリまであります。さらに、ツールごとに講座が分かれているケースもあるため「何から手をつければいいかがわからない」となってしまう場合も……。高額な料金を支払ったのに、仕事に繋がらないスキルを習得してしまったとなると、時間もお金も損してしまいます。
そしてもう一つご紹介したいのが、オンラインのビジネススクール。こちらは受講方法も多種多様で、お値段も講座にかかる時間も、得られるスキルもさまざまです。動画を視聴する形式のものが多いのではないでしょうか。この場合質問OK!と書かれていてもいざフォームに送るとなるとしり込み・遠慮してしまい、結果、途中からついていけず取り残されてしまうことも……。
就労のブランクがある主婦の味方!
HELP YOUアカデミーで社会復帰の第一歩を
そこで、「未来を自分で選択できる社会をつくる」株式会社ニットは、仕事を通した社会復帰を目指す人を応援するため、これから在宅ワークを始めたい人がビジネスマナーや初歩のパソコンスキルを学べるHELP YOU Academy(ヘルプユーアカデミー)を開校しました。
在宅ワークも「社会の中の仕事」
ここまで、在宅ワークには「自宅で働けるので通勤時間が不要」「外で働くのと同じくらい(地域によってはそれ以上)稼げる」「働く時間をコントロールしやすい」などのメリットがあることをお伝えしてきましたが、外で働く以上に意識すべき点があります。それは、自主性や自立心です。在宅ワークは自宅で業務を行うため、クライアントから作業している現場が見えません。自由に進められる分、成果やテキストコミュニケーションでのみ評価されるケースが大半です。そのため責任を持ったスケジューリングやタスク管理、納品時に良い雰囲気で成果物を受け取ってもらうためのビジネスマナーが必須となります。
また、在宅ワークで使用する頻度が高いツールも把握しておく必要があります。特にクラウドツールは年々増え続けているため、お客様によって納品ツールが異なることも。メジャーなツールの最新情報は一通り押さえておくのが無難です。
HELP YOU Academyでは、在宅ワークの最先端で業務を行っているからこそのノウハウが蓄積されています。今、現場で必要とされているツールはもちろん、テキストコミュニケーションやオンラインミーティングのやり方、オンラインだからこそ必要となるビジネスマナーに焦点を当てたカリキュラムを学ぶことができます。
楽しく学べる在宅ワークの必須スキル
HELP YOU Academyの強みは在宅ワークに関する専門性と手厚いフォローです。…とはいえ、在宅で一人で学び、最終的には一人で働く、となると寂しい気もしませんか?そのため、HELP YOU Academyでは1対1の授業ではなく、講師対複数人の生徒というスクール形式を採用しています。オンラインではありますが、生徒同士のコミュニケーションをはじめ、学校の授業のような楽しさも。実際の在宅ワークでも対面のコミュニケーションは極めて少なくなります。授業や生徒同士でのやりとりを通じて、オンラインコミュニケーションに慣れておきましょう。
また、HELP YOU Academyでは議事録の書き方からビジネスマナー、ITリテラシー、Microsoft officeなど基本のツールの使い方まで網羅的に取り扱いますが、講師がリアルタイムで教えてくれるのが魅力のひとつです。あとで質問、と思うとつい忘れてしまったり遠慮してしまったりしますが、その場でやさしく確認が入るので、気軽に質問することができます。
在宅ワークで働いて良かった!HELP YOUで働く人の声

HELP YOUで在宅ワーク歴7年の生田目史子さん(38)
--在宅ワークを始めたきっかけは?
夫の給料で自分のものを購入するのは気が引けて、最初は「自分のコーヒー代を稼ぎたい!」と思い、在宅ワークを始めました。徐々に稼げる金額が増えると、プライベートを充実させたい、レジャー費を稼ぎたい、子どもが手を離れたら旅行に行きたい、などという願望も出てきました。ただ、やはり子ども2人の進学費用、自分たちの老後費用を見据えて、というのも大きいです。
第2子を生んだ後、半年ほど産休を取って専業主婦をしていましたが、社会と切り離された感覚があり…。このままでは働きたくなくなってしまう、今のうちに社会復帰しよう!と早々に復職しました。保育園に預けられなくても多少なんとかなる、というのは在宅ワークならではだと思います。
--今、在宅ワークでどのぐらい稼いでいますか?
月によってばらつきがありますが、約10万円程度です。扶養控除の範囲内で働いています。主な担当はライティングや文章チェック、事務作業などです。
--今どきの在宅ワークで戸惑うことは?
自分はもうそんなにないのですが、ママ友や同年代の友人に在宅ワークについて話すと、「パソコンスキルが不安」「クラウドツールとかよくわからない」という声をよく聞きます。ただパソコンは難しい、というのは思い込みなんじゃないかな、と。皆さん、複雑なスマートフォンの操作はできているし、アプリを駆使して複数のお子さんの複雑なスケジュール管理をしているので…。そっちのほうが難しいこともあるんじゃないかと思います。
--在宅ワークの楽しさを教えてください。
HELP YOUでは、住んでるところも環境も年齢も全く違う人たちと一緒に仕事をできるところです。私は都内在住ですが、働きに出ていたら絶対に出会うことのなかったような人ともたくさん出会いがありました。たとえば、業界や年代的に出会うきっかけが無さそうな山本桂子さんや海外で波乱万丈な経歴を持つ田崎起子さんなど…。知らないジャンルに取り組んでいる人との出会いは驚きもありますし、人間関係はもちろん、自分の世界も広がります。新しいことにチャレンジするのは勇気がいるし大変でもありますが、自分のためにぜひ取り組んでみて欲しいと思います。
さいごに
HELP YOU Academyには、入学にあたり年齢制限はありません。これは、在宅ワークで働く場合、企業に雇用されると年齢制限がある場合もありますが、フリーランスで業務を請け負う場合定年が無いからです。発注を受けた資料や業務がきちんと納品されれば、年齢や性別、住んでいる場所などは一切関係ありません。好きな時に好きなだけ働き、それに見合った収入を得ることができます。きっかけは収入のためかもしれませんが、働いているうちに収入以上のやりがいやおもしろさを感じられる仕事に出会えるかも…?
まずはHELP YOU Academyで在宅ワークの基礎を学び、未来を自分で選択してみませんか?
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