未経験でも諦めない。理想の生活をつくる、在宅ワークの始め方

住んでいる場所に左右されず仕事がしたい。子どものそばにいながら働きたい。そんな思いから、在宅ワークを始めたいと思っている主婦/主夫の方も多いのではないでしょうか。コロナ禍で世の中の働き方は急速に変化し、在宅ワークを始めるハードルは下がっているものの、なかには「自分の経験やスキルでは向いていない」「ブランクがあるから」と一歩踏み出せない方もいるかもしれません。そうした方々に向けて、未経験でも挑戦できる在宅ワークの始め方をご紹介します。

ライター

三代知香(みよちか)
飛騨在住のフリーライター/編集。IT企業でセキュリティ製品のマーケティングや、ビジネスアプリのPMを経験し、2018年にライターの道へ。メディアの立ち上げ・運営担当としてサイト設計やアクセス解析を経験。企業や人の「思い」に焦点を当てたインタビュー記事や、IT系のハウツー記事を手がける。

自分らしい働き方は「会社勤め」or「在宅ワーク」?始め方を考えよう

在宅ワークの始め方について触れる前に、まずは自分にとってどんな働き方が最適なのかを考えていきましょう。


自分にとって「働く」とは?

そもそも、私たちにとって「働く」ことは人生においてどんな位置付けなのでしょうか?

HELP YOU(※)が運営する当メディア「くらしと仕事」では、数多くの在宅ワーカーにインタビューし、各々の働き方や仕事に対する思いについて発信してきました。在宅ワーカーになった背景は人によって千差万別ですが、共通していたのは「働き続けたい」という思いでした。

「子どもとの時間を大切にしながら、働き続けたい」
「パートナーが転勤族でも、働き続けたい」
「自分のペースを守りながら、働き続けたい」

このほかにも、さまざまな声があがりました。ここから見えてきたのは「働く」ことを生活の一部として捉えている人も一定数いるということです。「働く」ことは自己実現や社会貢献の手段である以前に、生活のなかに当たり前にあるもので、その「当たり前」を守るために在宅ワークという働き方を選んだ人もいます。

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上記はあくまでも一例ですが、人生における「働く」ことの位置付けを改めて考えることで、自分に合った働き方が見えてくるのではないでしょうか。

(※ HELP YOUはニットが提供するオンラインアシスタントサービスで、約400名がその運営を支えるメンバーとして在宅ワークをしています。詳細はこちらのページをご参照ください。)


自分らしい働き方を考える

仕事に対する価値観に加え、自身のライフスタイルも「自分らしい働き方」を考えるうえで重要なポイントの一つです。例えば、正社員としてフルタイムでバリバリ働きたい気持ちはあっても、小さなお子さんがいて、なかなか難しい場合もあるでしょう。あるいは、パートナーの海外赴任が決まり、それが理由で仕事を辞めざるを得ないというケースもあります。

例えば、HELP YOUメンバーとして働く40代の女性は、パートナーが転勤族で全国各地を転々としていました。

彼女はもともと新聞社で正社員として働いていましたが、結婚をきっかけに退職し、それ以来パートナーの転勤が決まるたびに仕事を変えていたそうです。地方では、なかなか希望の求人が見つからず、やっと仕事が決まっても慣れた頃にはまた引っ越し。ついには海外へ行くことになり、気が付いたら10年のブランクができていました。こうした経験から「どこにいても一つの仕事を続けたい」という思いが強くなり、在宅ワークという働き方を選んだそうです。

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上記は、どちらかというと「必要に迫られて」在宅ワーカーになったケースですが、HELP YOUメンバーのなかには「自分らしい生き方」を追求した結果、柔軟な働き方を選んだ人もいます。「世界中を旅しながらボランティア活動をしたい」「地方移住をしたい」「満員電車に乗りたくない」など、理由はさまざまです。

理想のライフスタイルを実現するためには、どんな手段があるのかを考えた先に「自分らしい働き方」が見えてくるはずです。


「在宅ワーク」という働き方

これらを踏まえ「自分らしい働き方」を実現する手段として、在宅ワークが最適だと感じているものの「自分の経験やスキルでは難しいのでは……?」と足踏みしている人もなかにはいるかもしれません。在宅ワーク未経験、特に経験職種がいわゆるデスクワーク以外の方だと、敷居が高いと感じることもあるでしょう。

確かにそういった側面もあるかもしれませんが、HELP YOUで働くメンバーのうち約4割は在宅ワーク未経験からスタートしており、そのなかには元飲食店店員やショップの販売員なども含まれています。

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また、コロナ禍で人々の働き方が急速に変化し、以前より在宅ワークを始めるハードルはぐっと下がりました。従来よりネットワーク環境は整備され、在宅ワークに必要なコミュニケーションツールも多様化しています。

これにともない、人々の在宅ワークに対する意識も変化しました。例えば、従来は会議といえば顔を突き合わせて行うのが当たり前で、今ほどオンラインミーティングの存在は受け入れられていなかったでしょう。在宅ワーカーも今より少数で、今ほど働きやすい環境ではなかった印象です。

しかし近年では、新しい働き方を社会的に受け入れる風潮が生まれたことにより、個人が在宅ワークを始めやすい環境になったといえます。

このタイミングだからこそ、自分自身に対する固定観念を取り払い、在宅ワークという働き方も選択肢の一つとして検討してみてはいかがでしょう。

始め方を知りたい!在宅ワークのノウハウ

上述した内容を踏まえ、在宅ワークの始め方のポイントをご紹介します。


パソコンは必須!主な在宅ワークの職種

家でもできる仕事というと、シール貼りや袋詰めなど、いわゆる”内職”を思い浮かべる人もいるかもしれません。それも広い意味では在宅ワークですが、今はパソコンを使った事務作業が主流です。例えば、データ入力や、リサーチ、資料作成、ライティング、デザイン、翻訳などが挙げられます。特にデータ入力は、タイピング能力と正確さがあれば取り組みやすいので、事務作業が初めてという方にもおすすめです。


自分のスキルは在宅ワーク向き?

在宅ワークを始めるにあたって、どんなスキルが必要か。また、自身のスキルがどんな仕事に生かせるかを考えてみましょう。

まず、パソコンを使った仕事が主なので、大前提としてタイピングスキルは必須です。といっても、高速ブラインドタッチを身につけている必要はありません。簡単なメールのやりとりができるかを基準に考えると良いでしょう。

次に、これまでのキャリアを振り返り、自身のスキルを棚卸ししてみましょう。ポイントは「大したスキルじゃないから」「ブランクがあるから」と最初から除外せず、とりあえず経験があるものに関しては書き出してみることです。自分では大したことがないと思っていても、意外と必要とされているケースはあります。例えば、議事録をとれることも立派なスキルの一つです。要点を捉え、わかりやすく文章で伝える力があるといえます。

事務職未経験の方は、どんなことが得意かをベースに考えると良いでしょう。例えば「ちょっと文章が得意」であれば、ライティングの仕事も視野に入れられます。専門職のイメージがあるかもしれませんが、世の中には未経験でも始められる簡単なライティングの仕事もあります。専門性の高い案件より報酬の単価は落ちますが、最初は簡単な仕事から始めて、段々とスキルを高めていくのも一つの手です。

得意かどうかに加え「その仕事が苦ではないか」も重要なポイントの一つです。在宅ワークは、会社勤めと異なり、誰にも見られていない状態で仕事を進める必要があります。人によっては、気が散ってしまうこともあるでしょう。だからこそ、できるだけ自分自身が没頭できる仕事を選ぶことをおすすめします。


在宅ワークの探し方

在宅の仕事を探す時は、まず求人情報がまとまっているサイトを覗いてみるのがおすすめです。とりあえず求人の一覧を見るだけで「こんな仕事があるんだ!」という新たな気付きが得られることもあります。

筆者が実際に活用していたのはIndeedとWantedly Visitです。Indeedは求人情報に特化した検索エンジンで、インターネット上に存在するさまざまな求人を見ることができます。情報量が多く、例えば「在宅ワーク」と検索すると5万件以上の求人がヒットしました(2021年9月時点)。

Wantedly Visitは、求人サイトというより、仕事探しに活用できるビジネス版SNSです。募集要項には、仕事内容に加え、企業活動を通じて実現したいことや、大事にしている思いなどが書かれています。応募するかどうか迷っている段階でも、企業の採用担当者と面談をすることが可能です。ある程度、企業の雰囲気を知ったうえで応募したい方におすすめのツールであるといえます。

ちなみに、求人を検索する際のポイントは2つあります。1つは、検索の仕方です。「在宅ワーク」で調べてヒットしなくても「在宅」「リモートワーク」「テレワーク」など別の言葉に置き換えると情報が見つかる場合もあるので試してみてください。

もう1つは、募集要項を隅々まで読むことです。例えば「在宅OK」と書かれていても、よく読むと週◯回の出社は必須だったり、原則出社で月に◯回まで在宅可能だったりと、条件付きの場合があります。自分が理想とする働き方ができるかを確認したうえで応募してください。なお、出社が一切必要ない場合は「完全在宅」「フルリモート」と記載している企業も多いので、それらのキーワードで探すのも良いでしょう。

また、聞こえの良い言葉ばかりを並べているサイトにも注意が必要です。例えば「初心者でも稼げる」「スマホで簡単」などと書かれていても、実態は大きく異なる可能性があります。なかには、求人に申し込んだ人から逆にお金をとろうとする業者も存在し得るので、そうしたリスクを念頭に置いて情報を取捨選択する必要があるでしょう。

在宅ワークに必須のスキルを学べるHELP YOUアカデミーの始め方

基本的なパソコンスキルがあったら在宅ワークを始めることはできますが、とはいえ、実際にできるかどうか不安に思うこともあるでしょう。特に、事務職未経験の方や、子育てなどでブランクがある方は、その気持ちが強いのではないでしょうか。

そうした方々にも、自由に働き方を選べるスキルを身につけてほしい。スキルや自信不足で諦めてしまうのはもったいない。そんな思いからキャリアスクール「HELP YOU Academy(ヘルプユー アカデミー)」をスタートしました。どんなことを学べるのか、その詳細をご紹介します。

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主婦におすすめの在宅ワークはデータ入力とライター

まず、学んだ後にどんな仕事ができるかを具体的に想像してみましょう。未経験でも取り組みやすいのは、データ入力やライティングです。基本的なタイピング能力と文章力があれば、比較的始めやすい仕事であるといえます。

特に、データ入力は作業を数回に分けて行うこともできるので、すき間時間を有効活用できます。例えば、家事や育児で忙しい主婦/主夫の方にもおすすめです。

また、ライティングについては、スキルを磨いていけば高単価の案件に挑戦することもできます。在宅ワークでもスキルを身につけてキャリアアップしていきたい人にはおすすめの仕事です。実際に「くらしと仕事」編集部には、初心者からライティングを始めた人もおり、ほかのライターに原稿をチェックしてもらうことを通じてスキルアップを目指しています。

もちろん、上の2つから始める仕事を選ぶ必要はありませんが、将来的にどんな仕事がしたいかをざっくりとでも想像しておくと、そのために必要な知識を吸収しやすくなりますし、モチベーションを上げるのにも役立ちます。


在宅ワークに必要なビジネススキル

前述したようなデータ入力やライティングの仕事は、在宅ワークのなかでは比較的始めやすくはありますが、どんな仕事を選ぶにしても必要なものがあります。それが「ビジネススキル」です。

在宅ワークでも、仕事をする相手はビジネスパーソン。在宅ワーカーにも当たり前のようにビジネススキルが求められます。

会社勤めの経験がある方なら、メールの書き方や言葉遣いなどを含む基本的なビジネスマナーは身についているかと思います。ただ、在宅ワークの場合は、チャットツールやオンライン会議ツールなど、さまざまなITツールの活用が前提のため、特にブランクがある方はそこでつまずくケースもあるようです。

HELP YOU Academyでは、そうしたビジネススキルを3か月間で包括的に学ぶことができます。ビジネスシーンにおける「読む・書く・話す」の基本から、オンラインコミュニケーションの方法、ITの基礎知識などを身につけられます。また、Microsoft Office Word・Excel・PowerPointを使った資料作成の方法を学べるのもポイントです。Microsoft Officeの基本スキルが必要とされる案件も多いので、学んでおいたらきっと役に立つでしょう。

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HELP YOUアカデミーで学ぶメリット

章の最後に、HELP YOU Academyで学ぶメリットを3つご紹介します。ほかのビジネス講座と比較して悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。

1つ目は、実践的なスキルを身につけられることです。一方的に講師の話を聞くだけではなく、実際に手を動かし、課題に取り組むことでスキルを習得できます。受講したその場では理解したつもりになっても、いざ実践しようとするとなぜかうまくいかない、というのはよくあることです。HELP YOU Academyなら、知識をアウトプットするところまで、講師やTA(ティーチングアシスタント)がフォローするので安心です。

基本のコースは3か月間ですが、6か月・12か月のコースを選択すると、より専門的な内容を学べます。提案資料作成または、ライティングのうち一つを選び、知識を深めることが可能です。

2つ目は、オンラインでリアルタイムに受講できることです。オンラインなので、住んでいる地域で受講を諦める必要はありません。また、ほかの受講者と共にリアルタイムで参加できるのもポイントです。録画した内容を一人で黙々と観るスタイルでは、なかなか継続が難しいケースもあるでしょう。HELP YOU Academyでは、受講生同士でもコミュニケーションをとりながら進められるので、モチベーションを保ちやすい環境があります。(もちろん、忙しくて参加できない回があった時は、録画を観てキャッチアップすることも可能です。)

3つ目は、ご本人の意向によって、卒業後にHELP YOUの採用試験を受けられる点です。前の文でも触れたように、HELP YOUはニットが提供するオンラインアシスタントサービスで、多くの在宅ワーカーがその運営を支えています。採用が確約されているわけではありませんが「採用試験に合格する」ことを一つの目標にすると、モチベーション高く学習に取り組めるのではないでしょうか。HELP YOU Academyへの入学と合わせて、ぜひご検討ください。

受講にあたって不安に思っていることや、疑問を解消したうえで入学してほしいという思いから、無料のキャリアカウンセリングも行っています。まだ入学するかどうか迷っている方も、お気軽にお申し込みください。

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さいごに

もともと、HELP YOU Academyは、私たちの採用活動を通じて生まれた一つの「思い」から始まった企画です。HELP YOUを運営するニットでは「未来を自分で選択できる社会をつくる」ことをビジョンとして掲げ、まずはメンバー全員がそれを体現するためにフルリモートという働き方を選び続けてきました。ありがたいことに、たくさんの方がそのビジョンに共感し、応募してくださいましたが、なかにはスキルのアンマッチで採用を見送った方も多くいます。経験やスキルが理由で、働き方を選べない現実があることに疑問を感じ、その現実を少しでも変えるためにHELP YOU Academyを始めました。「自分には無理」と最初から考えず、私たちと一緒に理想の働き方を目指しませんか?