【第五弾】1年を振り返り、新たな年へ 年初めに読みたいテーマ別おすすめ本10選

いよいよ2020年がスタート。昨年は4月に働き方改革関連法案が施行され、仕事や働き方の在り方に注目が集まった1年でした。第五弾となるテーマ別おすすめ本10選、2020年最初のテーマは「注目書2019」、「自分を変える」、「新たな発見」、「ためになる話題書」、「じっくり読みたい小説・漫画」の5つです。新年もスタートした今、ぜひ時間をつくって読んでみて、新しい1年の過ごし方の参考にしてみてください。

ライター

黒木祐
正社員で社長秘書兼人事チームリーダーとして働きながら、複数の企業と業務委託契約を結ぶパラレルワーカー。学生時代に一般書籍の執筆に参加したのち、リーマンショック期に新卒入社企業の倒産を経験。前職では大手転職サイトのコピーライターとして、800本以上の求人広告制作実績を持つ。

注目書2019

ティール組織――マネジメントの常識を覆す次世代型組織の出現

出版社

英治出版

出版年

2018年

内容抜粋紹介

次の組織モデルは、これだ。
上下関係も、売上目標も、予算もない! ?
従来のアプローチの限界を突破し、
圧倒的な成果をあげる組織が世界中で現れている。
膨大な事例研究から導かれた新たな経営手法の秘密とは。
原書発売後またたくまに世界中に広がり、15カ国語・40万部を超えるベストセラーに。新しい時代の経営論として大注目の一冊。

Amazonレビュー抜粋

考え方から丁寧に、論理的に紡がれている良書です。
簡易版や類似の書籍も沢山出ていますが、根源にある根本的な考え方を身につけるためには、この書籍が必須だと思います。
tealは、手法ではなく思想である。ということは他の書籍ではなかなか腹に落ちないでしょう。
このことを理解していないと、なにかのコピーを適用し、自分の組織とは合わない。で終わってしまうのではないかと思います。
考え方に多くのページを割いていますが、(ではどうだったらいいのか?)という具体的な手法も、teal組織に準じた企業の具体的な手法がふんだんに引用されています。
この考え方を実践したい人の必読書だと思います。

 

ライターコメント

組織論に新たな風を吹き込んだ「ティール」という考え方。この本はその新しい組織論を体系的にまとめた1冊です。著者は組織の進化を色の波長で表現しました。レッド・アンバー・オレンジ・グリーン・ティールと、イメージを浮かべやすい「色」に置き換えられた組織の姿は多くのビジネスパーソンに気づきを与えています。出版以来各方面で話題を集め、「HRアワード 2018 優秀賞」や「読者が選ぶビジネス書グランプリ 2019」など、多くの賞を受賞しています。

 

FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣

出版社

日経BP

出版年

2019年

内容抜粋紹介

ファクトフルネスとは――データや事実にもとづき、世界を読み解く習慣。賢い人ほどとらわれる10の思い込みから解放されれば、癒され、世界を正しく見るスキルが身につく。
世界を正しく見る、誰もが身につけておくべき習慣でありスキル、「ファクトフルネス」を解説しよう。

Amazonレビュー抜粋

世の中にいい本はたくさんあるが、読んだ後に自分の行動が変わるほどの本はなかなかない。この本は、僕が人生で出会ったそんな数冊のうちの一つだ。行動とまでは言えないかもしれないが、物事の見方は明らかに変わった。
この本を読むと、2003年に大ヒットした「バカの壁」という本を思い出す。いかにも年寄りの苦言という内容の本だったが、冒頭で提示された一つの主張は今でも覚えている。同じ事実を目の前にしても愚者ほど「それはすでに知っている」と思いたがる、というものだ。「ファクトフルネス」は、そのことを具体的なデータを伴って読者の眼前に突き付けてくる。
この本で特によいと思うのは、人間が陥りがちな思考を「本能」という言葉で表現している点だ。単純化本能。犯人探し本能。実際は本能ではないのかもしれないが、このように表現されると、覚えておきやすいし、何より一つの考えに対して「本能のままに行動しているのではないか?」と見直すきっかけを与えてくれる。扇動や二極化が日常茶飯事であるネット時代にこそ、この意識づけは大事だと思う。
この本を読み終えようかという時、初めて著者が故人であると知って驚いた。著者は自らの死期を悟って、人生の集大成としてこの本を書き上げたのだという。それでいてこの文体の柔らかさはすごい。普通だったらもっと悲愴に、もっと声高になりそうなものだ。これが本当の賢人だと思う。日本のインテリにも一人ぐらい、このような節度を持ち合わせた人が現れてもいいのに。

ライターコメント

世界にあふれる「事実」を知ることで、世界の姿と自分自身の姿を正しく認識できるようになる書籍。教育、貧困、環境、エネルギー、医療、人口問題といった様々なテーマごとに、世界の正しい見方がわかりやすく紹介されています。これらのテーマは一見難しい話に思えるかもしれませんが、著者の説明はわかりやすく、多くの読み手をひきつけます。また、本の中には数式も、難しい経済用語も、難しい統計用語も出てきません。誰でも直感的に理解できるように書かれている点も、多くの読者に受け入れられている理由でしょう。

 

自分を変える

人生の中心が仕事から自分に変わる! 休み方改革

出版社

徳間書店

出版年

2019年

内容抜粋紹介

本書は、“会社のため”の休み方改革ではなく
“自分自身のため”の休み方改革の方法を紹介しています。
これをするだけで、仕事の効率も上がり
さらに人生の幸福度までグングン上がること間違いなし。
なぜなら、平日は激務の広告代理店に勤務しながら
週末を生かして世界旅行を続ける著者が自ら実証しているからです。
会社では教えてくれない“超具体的な休み方術”も紹介。
努力や我慢を一切必要とせず、必要なのは“忖度”だけ

Amazonレビュー抜粋

ただ休めばいい、ということが書かれている本ではありません。休み方を変えることで、仕事にもやりがいが生まれて、さらには人生も楽しくなるということが、サラリーマンである著者の実体験を踏まえて書かれており、私でも真似できそうなテクニックが満載でした。正直、今の仕事ではなかなか休みが取れず、タイトルに惹かれて購入しましたが、休み方だけでなく休みを活かして人生を変えるところまで書かれており、私の一番の悩みだった働き方の悩みを解決するヒントまでもらえた気がします。明日から早速実践してみようと思います。休み方を変えてみたい人だけではなく、今の働き方改革に疑問を持っている人や会社が人生の全てになってしまっている人にお勧めしたい本です。

ライターコメント

働き方改革ではなく、休み方改革について書かれた本です。「働き方」から「休み方」に視点を移すことで、自分の手で自分の人生をコントロールする実感を得られるということが説明されています。また、この本が教えてくれるのは、一度だけ休みをとるのではなく、継続的に休みをとるために必要な考え方やアクションです。確実に、繰り返し、しかも周囲から反感を買うことなく休みをとれるようになったら、どんなことをしようか。読んでいるうちにそんなことを考えてしまう一冊です。

 

図解でわかるスタンフォードの自分を変える教室

出版社

大和書房

出版年

2014年

内容抜粋紹介

60万部突破、2013年年間ベストセラー1位(ビジネス書部門)、
世界20カ国刊行の名著『スタンフォードの自分を変える教室』が
待望の図解化!
97%の受講者に影響を与えた「奇跡の教室」のメソッドから、
すぐに使えるノウハウを凝縮!
イラスト&図解でスイスイ頭に入ってくる本

Amazonレビュー抜粋

ベストセラーの同書の図解圧縮版。
要点を上手く纏めておりわかりやすいです。
「やる力」「やらない力」「望む力」を鍛えるための方法が書かれています。
私は原著も読みましたが、本書はおさらいに最適でした。
これで興味を持たれたならぜひ元の本も読んでください。

ライターコメント

2012年に出版され、60万部のベストセラーとなった「スタンフォードの自分を変える教室」の図解版です。もとはスタンフォード大学の講義だった内容に図とイラストが加わったことで、非常に親しみやすいものになりました。「脳は1つでも自分は2人いる」、「呼吸を遅らせれば自制心を発揮できる」、「食べ物で『意志力の保有量』が変わる」など、すぐに使える独自のノウハウがさらにわかりやすく解説されています。読書が苦手だという人にも、オリジナル版の内容を体系的に整理したいという人にもおすすめです。

 

新たな発見

失敗図鑑 すごい人ほどダメだった!

出版社

文響社

出版年

2018年

内容抜粋紹介

多くの伝記では「英雄」「成功者」として紹介されている、いわゆる偉人たち。
でも、彼らは、ずっと成功し続けてきたわけではありません。
・理想が高すぎた、孔子
・成功にしがみついた、ライト兄弟
・考えすぎて引きこもりになった、夏目漱石
・天才ゆえに死にかけた、ダリ
・新しすぎて理解されなかった、ピカソ
今に名を残すすごい人も、たくさん失敗をしてきました。
だから、「失敗しないと人生損だよ! 」くらいの気持ちで
どんどん新しいことにチャレンジしてほしい。
そのための「勇気の書」が本書です。

Amazonレビュー抜粋

子供に買ったものの、横から取り上げて読んでみたら、想像以上に面白い本でしたね!
そう、偉人だって、決して人間性が優れているわけではないし、、、、、
逆に変人だったりするわけですからね~!
「人間の多面性」を子供たちに理解させるのにも、良い本ですね。
この本の中で一番、よかったのは、「べつに、いいんじゃね~!」という考え方を子供たちに説いている事です。
世の中に、こうあるべきだ!とか、こうでなければならない!などという考え方があるから、自由に生きれなくなるわけで、、、
他人に寛容になる思想こそ、争いやいじめを回避し、また、自分も生きやすくなると思うなあ~~。
ラスト、お父さん、お母さんを挙げているのは、親として嬉しい気分で、泣けますね!
楽しい良い本だと思います。

ライターコメント

「すごい人ほどダメだった!」ということを紹介し、読む人に失敗を恐れない勇気を与えてくれる本。コミカルなのにタメになって、しかもハートウォーミング。20人以上の偉人が自らの体験・経験を通じて、「失敗しないと人生損だよ!」ということを教えてくれます。全ての漢字にふりがながついているから、10歳でも読むことができる点も嬉しいポイントです。出版社からのコメントには「失敗したって、いいじゃん!と朗らかに思える子どもが増えたら、もっとこの世は楽しくなる!そんな思いを込めてこの本を作りました」という説明書きがあります。子どもと一緒に楽しめる本を探している人にオススメしたい一冊です。

 

サーチ・インサイド・ユアセルフ――仕事と人生を飛躍させるグーグルのマインドフルネス実践法

出版社

英治出版

出版年

2016年

内容抜粋紹介

Google発、世界のビジネスリーダーが実践する能力開発プログラムのすべて!
なぜGoogleの社員は、楽しく創造的に働き、柔軟性を持ち、優れた成果を上げられるのか?
その鍵を握るのが、独自の研修プログラム「サーチ・インサイド・ユアセルフ(SIY)」。
心を整える手法「マインドフルネス」を、科学にもとづき、日々実践しやすい形にした「SIY」はGoogle内で熱狂的に支持され、SAP、アメリカン・エキスプレス、LinkedInなど他の企業や大学にも次々に採用されている。その内容を開発者自身が語った本書は、まさにビジネスパーソンや入門者にとってマインドフルネス実践バイブルというべき一冊。
1分でできるものから本格的なものまで、自己認識力、創造性、人間関係力などさまざまな能力を高める驚きの技法をユーモア交えてわかりやすく紹介する。

Amazonレビュー抜粋

著者がエンジニアであったという点が、その他のいわゆる「スピリチュアル」な方々とは異なる点。この手の瞑想系の本を何冊か色々と読んだがこの本が最もしっくりきた。
というのは、やはり、「スピリチュアル」なことが絡んでくるとそれを、あるいは著者を「信じる」しかなくなってくる。もちろん、この本が科学的だと言っても今度はその「科学的」であることに疑いが生じるが、そこは、一旦深く追求しない。
なので、願えば叶うとか、幸せになるとかお金が手に入るとかそう言ったことを期待して読むべきではない。むしろ、そういったこと放棄することこそ、本書の目的だ。
というわけで、この本を常に念頭において生活したいところだが、如何せんやることが多いので、全てを一度に記憶して実行できる人は別としても僕のような物覚えの悪い者としてはまずは、一般にサマタ瞑想と言われている瞑想を身につけるというか、習慣化することから始めようと思っている。
とにかく、瞑想初心者の方にはオススメできるが、完璧主義は排して、少しずつ継続していくスタイルが大事だと思った。

ライターコメント

Googleにはマインドフルネスに基づくEQ(心の知能指数)カリキュラムがあります。その名前こそが、「サーチ・インサイド・ユアセルフ(己の内を探れ)」、略して「SIY」です。SIYは2007年からGoogleで社員教育に用いられ、受講者にとって仕事と私生活の両面で人生を変えるきっかけとなっています。自己認識力、創造性、人間関係力を高めるアプローチによって、Googleの人材は成長してきました。この本を通じて、世界のビジネスリーダーが実践する能力開発プログラムに触れてみませんか。

 

ためになる話題書

#名画で学ぶ主婦業

 

出版社

宝島社

出版年

2018年

内容抜粋紹介

様々な名画に“主婦あるある”なキャプションをつけ、ツイートする「#名画で学ぶ主婦業」がTwitterで大流行し、話題に。
本書では、そんな話題のツイートと絵画をまとめて楽しめます。そのうえ、名画についてのためになる解説も!
歴史的背景や、本来絵画に盛りこまれた寓意や見どころ、美術史における名画の重要性なども解説!
主婦のツイートと名画にこめられた想いやエピソードが、なぜか、重なってくるおもしろさ。 家事や子ども、夫に対するリアルな“主婦の声”に共感しつつ、どこかで必ず一度は目にしたことがある著名な西洋美術・絵画の数々が楽しめる一冊です!

Amazonレビュー抜粋

古典美術を子育ての「あるある」で結びつけた「お見立て芸」。おもしろい。発想がおもしろい。そして「子育てした」経験のあるおとうさん、おかあさんなら「あるある」の話ばっかり。
弁当箱は直ぐ出せっていったろ!学校行く直前に手紙出すんじゃないの!たのむからちょっとだけ寝かせて・・・なんて、みんな経験したもんね。
ただそれだけではなく、古典美術の入門にもつながるように工夫された誌面作り。是非ご一読を。追記:レビュアーさんの評価を見ますと、美術系に関心の強い方からは酷評のようですね。でも、本書は美術書ではなく「日ごろ美術に関心を持たないような方に、関心を持つとっかかりを与える」本ですので、いいんじゃないかと思います。美術鑑賞の裾野を広げる効果があるとおもいますよ。

ライターコメント

Twitterでトレンド入りし、のべ10万リツイート以上を獲得して話題になった大人気ハッシュタグ「#名画で学ぶ主婦業」が書籍化した一冊。主婦の共感を呼びすぎる数々のツイート文によって、名画が全く違うとても親しみやすい存在に姿を変えています。もちろん、名画についての歴史的背景や見どころ、美術史における重要性もしっかり解説。笑えて勉強になって、どこかほっとする。そんな数々の名画との出会いに、きっとページをめくる手がとまらなくなるはずです。

 

夫のトリセツ

出版社

講談社

出版年

2019年

内容抜粋紹介

「話が通じない」「わかってくれない」「思いやりがない」「とにかく気が利かない」……
腹立たしい夫を見捨てる前にこの一冊。
今度は脳科学から男脳を解明。
夫婦70年時代のバイブル。

Amazonレビュー抜粋

これから夫になるパートナーがいるので、パートナーには妻のトリセツを、私は夫のトリセツを読んでみました。
これから70年夫になる方とどう過ごしていくか。
いろんな問題があるなかで妻としてどう接したら結婚生活をできるだけ円満に過ごせるのかたくさんのヒントをもらえた本でした。
あと3回は読み返して結婚生活の荒波を乗りこなせる一等航海士になりたいと思います。

ライターコメント

2018年に出版され、日本中の夫と妻に大反響を巻き起こした『妻のトリセツ』。この本はシリーズ二冊目。「次はぜひ夫編を」という読者の熱い声に応えて登場しました。出版後は、刊行1ヶ月で10万部突破し、瞬く間に多くの「妻」の心をつかんでいます。使えない夫を「気の利く夫」に変える方法や、ひどい夫を「優しい夫」に変える方法など、今すぐ知りたいノウハウが詰まった本です。全ての「妻」に読んでもらいたい一冊だといえるでしょう。

 

じっくり読みたい小説・漫画

むらさきのスカートの女

出版社

朝日新聞出版

出版年

2019年

内容抜粋紹介

近所に住む「むらさきのスカートの女」と呼ばれる女性のことが、気になって仕方のない〈わたし〉は、彼女と「ともだち」になるために、自分と同じ職場で働きだすように誘導し……。
『こちらあみ子』『あひる』『星の子』『父と私の桜尾通り商店街』と、唯一無二の視点で描かれる世界観によって、作品を発表するごとに熱狂的な読者が増え続けている著者の最新作。

Amazonレビュー抜粋

この著者の作品は初めて読みました。結論から言ってファンになってしまいました。
受賞を受けてあらすじが広く知らされることとなり、興味本意で読みました。あらすじに惹かれた方、読んで後悔はないんじゃないでしょうか。知らされたあらすじの通り、観察者の異常性、要は地の文の人物がどうかしてるという話なわけですが、その異常性がツボでした。滑稽劇と言っていいと思うんですが、ところどころ「お前どうしちゃったんだよ!」など心の中で突っ込み声を出して笑いながら一気に読んでしまいました。終わり方も好きですね。全く存在感なく生息しているかのようにおもえた地の文の人物ですが、終盤にさらっと所長が、彼女の異常性がごく一面だけではあるものの社会的にバレていることを伝えるところが特に好きです。
地の文の人物が徹底的に執着する「むらさきのスカートの女」に起こる顛末は、それだけ抜き出せば結構ありがちというか書き手によっては三文小説にでもなりそうな話です。また平易な文章も相まって、子供たちとのやりとりは絵本的ですらあります(リンゴのとことかね)。それでいて客室清掃業界モノっぽいところもあり。
なんとも不思議なバランスの作品だと思います。とりあえず芥川賞に、この作家を教えてくれたことに感謝します。他の作品も読んでみます。

ライターコメント

第161回芥川賞受賞作。主人公である「わたし」が、近所に住む「むらさきのスカートの女」と呼ばれる女性を追いかける様が描かれる一冊です。読者を引き込むのは主人公の視点で描かれる「むらさきのスカートの女」の姿と、「むらさきのスカートの女」を詳細に観察する主人公の姿。執拗な異常性を辿っていくうちに物語の世界に強く引き込まれるような作品です。何もかも忘れて夢中になれる小説を探しているなら、この芥川賞受賞作にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

 

はたらく細胞

出版社

講談社

出版年

2015年

内容抜粋紹介

人間1人あたりの細胞の数、およそ60兆個! そこには細胞の数だけ仕事(ドラマ)がある! ウイルスや細菌が体内に侵入した時、アレルギー反応が起こった時、ケガをした時などなど、白血球と赤血球を中心とした体内細胞の人知れぬ活躍を描いた「細胞擬人化漫画」の話題作、ついに登場!!
肺炎球菌! スギ花粉症! インフルエンザ! すり傷! 次々とこの世界(体)を襲う脅威。その時、体の中ではどんな攻防が繰り広げられているのか!? 白血球、赤血球、血小板、B細胞、T細胞…etc.彼らは働く、24時間365日休みなく! 連載初回から大反響を呼んだ「細胞擬人化漫画」、待望の第1巻登場!

Amazonレビュー抜粋

勉強している!という感じがないのに、読んでいると楽しみながら自然と体の仕組みや細胞の働きが学べます。それを意図したかはわかりませんが、いい意味で教材漫画としても優秀。
漫画としても面白く、細胞ごとのキャラクターも個性豊か。
細胞の名前って活字だけだと具体的なイメージがしづらいし、何がどんな働きをするかなど覚えにくいのですが、こちらを読むと自然とキャラクターが浮かんでくるようになってきます。

ライターコメント

人間の体、その中で休むことなく働き続けている「細胞」を擬人化した作品。それぞれの特徴にそった外見のキャラクターたちが、体内の持ち場で役割を担い、体内で発生する脅威に立ち向かう様子が描かれています。人間の体の中で繰り広げられる日常はとても忙しく、様々なトラブルに直面する様子を知ることができます。この本を読めば、きっと自分の体に愛着が湧いてしまうことでしょう。健康や医学について自然に関心を持つことができ、読むと少しだけ賢くなれるところも魅力的なポイントです。

まとめ

2019年は4月に「働き方改革」関連法が順次施行し、本格的に働き方が変わり始めた年でした。今回セレクトしたのは新しい発見や自分の振り返りにつながるような10冊です。2020年も始まり、今年こそ働き方や暮らし方を変えるためにも、ぜひ一冊手に取ってみてください。もしかすると、その本はあなたが変わるきっかけになるかもしれません。