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前回のコラムを読んだ知人から、「複業って本当に大変そうだね。大丈夫?」とのお声がけをいただき、複業は良い面ばかりじゃない、ということが伝わったのは本意なのですが、一方で、日々疲弊しているわけでもなく、自ら選択した複業ライフを楽しくやっているというのが正直なところです。そして、私が楽しく挑戦出来ているのは、間違いなくチームに支えられているからこそ、だと最近改めて感じています。ということで、今日は、私の複業に欠かせない助っ人たちの存在を明かしたいと思います。

「チーム型」複業という選択

よく、「そんなに色々なことに挑戦して、日々相当忙しいんじゃないの?」と聞かれることもあるのですが(笑)、私のPR会社社員とフリーランスPRの複業は、間違いなく1人では実現出来ていないことなのです。

というのも私の複業は、産後に通った大学院の後輩ユリさん(写真左)と、現役大学2年生のアスミさん(写真右)の2名に支えられています。複業の日と決めている毎週水曜日は、自宅近くのファミレスに3人で集合し、ユリさんは、私が今春立ち上げたPRサロン「ハッシン会議」の運営を、アスミさんは、この秋に立ち上げたメディア「molecule」の運営サポートを、といった具合でチームで複業を進めています。

彼女たちとの出会いは、私が産後に大学院に進学しなかったら間違いなくなかったことです。特にフリーランスとして活動していると、日々の生活の中で、一回り以上下の世代と何かを一緒にする機会は皆無に近いと思うのですが、大学院という場が繋げてくれた出会いこそが今の私の活動の原点になっています。

2人は20代前半。一回り以上違う学生たちに活動を支えてもらうようになってから、私の複業は、間違いなく加速しました。自分がやりたいこと、挑戦したいことに更に集中し、ゴールに向けた道筋を彼女たちが整え、伴走してくれるようになったからです。それともう一つ、20代の彼女たちとチームで仕事をするようになってから、気づいたことがありました。

20代とのコラボが生んだ化学反応

それは、私の社会人経験が時に挑戦へのブレーキになってしまっていたのかもしれない、という気付きです。例えば、ある一つのミッションがあったとします。私の場合、「これくらい工数を取ると、これくらいの結果が出る」と無意識に過去の仕事経験から逆算してアクションプランを立てていました。逆にいうと、これ以上はやってもやらなくても結果はきっと同じだよね、みたいな天井をいつしか無意識に作ってしまっていたんです。


ところが、20代の2人とチームで仕事をすることによって、私の価値観に変化を与えてくれました。2人は、一つのミッションに対して、「どれくらいやったらどんな結果になるのか」が見えないからこそ、自分の全力まで挑戦してくれます。そしてその結果、想定を上回る嬉しい結果を何度も一緒に見させてもらいました。彼女たちと一緒に仕事をしなかったら、私は、そのがむしゃらな挑戦心を忘れてしまうところだったと思っています。初心忘るべからず、を目の前で体現してくれる彼女たちです。


このように、私が彼女たちから新しい価値観に刺激を受けているだけでなく、彼女たちにとっても、これから卒業、就職、結婚とライフステージの変化を迎える前に、「ああ、30代になると、こんな働き方もあるんだ、出来るんだ」とリアリティをもって子育てをしながら働くことについて、感じてもらえたら嬉しいな、と思っていたりもします。

おまけ:複業に欠かせないツールたち

さて、これまで、私の複業が20代の現役学生によって支えられていることを書いてきましたが、複業をする上で欠かせない「3種の神器」的なツールについても、せっかくなので最後にご紹介したいと思います。


その一つ目が、モバイルルーターです。ノマドワーカーとして、ノートパソコン1台を持ち歩き、喫茶店やファミレス、クライアントのオフィスなど日々仕事をする場が変わる複業スタイルの私にとって、wifi環境をどんな場所でも整えておくことがマストになります。

二つ目のツールが、一つ目のwifiとも密接に関わってくるのですが、オンライン会議システムzoomです。複数人参加の会議にオンライン参加したり、自身がzoomで講座を主催したり、個別の打ち合わせに使用したり、複業を始めてからというもの、ほぼ毎日zoomを使ってオンラインでのミーティングを実施しています。

一つのオフィスで仕事をするのではなく、様々なクライアントと分刻みで仕事をするからこそ、「移動時間」というコストを解決する絶妙なツールの恩恵を最大限に受けています。オンラインのチャットツールは複数ありますが、私の中では画質、音声ともにzoomの評価が高く愛用しています。

もちろん、リアルの場での打ち合わせも大切にしているのですが、オンラインとオフラインを上手く使い分けることで、複業が成り立っていることは間違いありません。

最後3つ目は、最近購入したワイヤレススピーカーフォンです。ここまで説明すると、私のリモートワーカーっぷりが伝わるのでは、と思いますが、複数人が参加する会議をオンラインzoomで発信したい時、参加者の音声をまんべんなく拾うために、このワイヤレススピーカーフォンは欠かせません。

ノマド複業ワーカーとして活動している以上、上記のような3種のツールを活用することが欠かせないのですが、別の視点でみると、それはつまり、オンラインでも相手にいかにストレスを与えないようにするか、を考えることなんだと思っています。

例えばWifiが繋がりずらい場所で音声や画像が途絶え途絶えになりながらオンラインミーティングをするようでは、相手にとってストレスでしかないですよね。私がこの働き方を選択している以上、極力そのストレスを相手に感じさせない環境を自ら整えることが大切なんだ、と考えています。


さて、今日は複業ワーカーとして、かなり現場感溢れる内容になりましたが、いかがでしたでしょうか。次回は、つい先日からスタートした私の今年一番嬉しかった複業トピックについて、報告したいと思っています。


井上千絵 プロフィール(PRプランナー)
大学卒業後、テレビ局に入社。報道記者を9年間、宣伝・広報を2年担当し、出産を機に退職。その後、慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科(KMD)で2年間学ぶ。在学中にPRプランナーとして独立し、現在はPR会社「ベンチャー広報」の社員としての顔ももち、「複業フリーランス」というスタイルで活躍している。


井上千絵さんのtwitter @sakai_chie

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