1位は「優先順位付け」働く女性が効率化のためにしていること

集中力が高まる時間に大事な仕事をする人も多いようです。

会社の制度が整ったり、周囲の理解が高まるのを待つのではなく、自分から働きやすい環境を作っていくためのヒントをお届けする「私ができる働き方改革」シリーズ。今回は、働く女性たちがどんな効率化の方法を実践しているのか、そもそも何のために効率化を図ろうとしているのかが分かるアンケート結果をご紹介します。エン・ジャパン株式会社が運営する女性向け求人情報サイト『エンウィメンズワーク』では、「仕事の効率化」をテーマにアンケートを行ないました。その結果、働く女性は仕事を効率化するためにさまざまな工夫をしていることがわかりました。

 

ライター

Click&Clack
30代子持ちの名ばかりフリーライター。小さなものから大きなものまで。趣味はエッセイと短歌。

仕事の効率化に効果的なのは「優先順位付け」「情報共有」「コミュニケーションの活性化」

「仕事の効率化につながると思うことは何ですか?」と質問したところ、第1位は「優先順位をつける」(71%)でした。「優先度の高いものから行うようにする。それを放置して他のことをしても、結局やらなければいけないことに変わりはないので、残業などを招いてしまう」(23歳女性)、「月単位の業務、週単位の業務、日々の業務をそれぞれ分析し、優先順位をつける」(48歳女性)といった声が寄せられました。

 

第2位は「情報共有」(67%)。第3位は「コミュニケーションの活性化」(57%)という結果になりました。「自分も極力、今何をしているかや何が問題となっているかを周囲に公開するようにしている」 (25歳女性)、「困り事が出てくる事は必ずあるので、そんな時ためにも普段からコミュニケーションを心がけ、オープンに話せる環境にしておく」(47歳女性)といった声が寄せられました。

 

仕事の集中力が一番高まる時間帯は午前中

集中力が一番高まる時間帯は?という質問には、「9時~12時」が第一位で65%にものぼり圧倒的。女性は出社してすぐの午前中に、集中して仕事をしている人が多いようです。一方「落ちる時間帯」は「12時~15時」が56%、「15時~18時」が22%と15時をさかいに集中力が落ちる人が8割を占めています。午前中の集中力は、午後までは持続しない人が多いようです。

 

集中力が高い時間帯に行なうようにしている業務

集中力が高い時間帯に行なうようにしている業務には、次のような回答が寄せられました。集中力が高い時間帯には、重要な仕事を行うなどして、仕事を効率化しようと工夫しているのがわかります。

 

・注意して処理する業務はミスがないように落ち着いている時に行なうようにする。(27歳)

・今日中にやらなければいけない仕事をリストアップして、一気に片付けています。(29歳)

・表の集計、数値の入力、クライアントへのメールなど正確さが求められる業務を行なう。(30歳)

・大量のデータを扱う業務や分析・データ処理。集中力を欠くと効率が悪くミスをしやすいため。(36歳)

・前日の処理、本日の業務の優先順位などの把握、重要書類作成、金銭管理など。(39歳)

 

仕事の効率化で実現したいこと

仕事の集中力を高めて効率化を図り、実現したいことは何ですか?」と質問したところ、第1位は「仕事にメリハリをつけたい」(55%)、第2位は「自己研鑽・スキルアップをしたい」(44%)、第3位は「残業時間を減らしたい」(34%)でした。仕事を効率的に行うことで、メリハリをつけることにつながると考えている人が多いようです。

 

 

「今の仕事(離職中の方は前職)は効率的に働けていますか?」と質問したところ、「はい」(52%)が「いいえ」(48%)を僅かながら上回りました。効率的にできている人とそうでない人の割合は、きっちり二分される結果となっています。

 

メリハリのある働き方が効率化につながる

働く女性は、優先順位を考えて仕事に手を付けたり、自分の集中力が高まる時を把握し、そこに優先順位の高いことをしたりするなど、毎日の仕事の中にも効率化のために工夫をしていることがわかりました。

 

1日の中でも、こうしたメリハリのある働き方をすることが、仕事を効率化することにつながっていきます。小さなことの積み重ねかもしれませんが、こうした努力を続けていくことが、ゆくゆくは「働き方改革」につながるヒントだと考えます。

 

(出典:女性に聞く「仕事の効率化」調査 仕事の効率化に効果的なことは「優先順位付け」、集中力が一番高まる時間帯は「9時~12時」。

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