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働きたいのに働けないーー。そんな子育てママが日本には100万人以上もいるといいます。東京・六本木ヒルズに、子どものそばで働ける新しい施設がオープンしました。子どもと離れて仕事をする保育園とも、子どもと一緒に仕事をする在宅でもない、そんな新しい働き方を提案する新しいスペースです。グランドオープンの様子と施設についてご紹介します。

外から見るサテライトママスクエア by HOLLYWOOD

サテライトママスクエア by HOLLYWOOD とは

子どもを預けた同じ場所で仕事ができるシェアオフィスです。保育園待機などやむを得ない理由で、育休から復職できないママのお仕事再開を可能にする新しい子育てサポートモデル。利用契約を結んだ企業が共用することで、自社に保育施設を設けるよりコストを大幅に軽減できるというメリットもあり、既に近隣2社が利用を始めました。

働くママが「ワーキングスペース」で仕事をしている間、保育士が常駐する「キッズスペース」でお子さんを預かってくれます。また、お子さんと一緒に出勤・帰宅できるから、送り迎えが不要になり、時間的にも体力的にもママを助けてくれます。

働くママを応援する社会的流れを 東京・六本木から日本につくる

オープ二ングセレモニーは、各テレビ局をはじめマスコミや関係者でギュウギュウの中、華やかに始まりました。集まった人の数からも、社会からの注目度が伺えます。

「子どもが健全に育つ世の中であって欲しいから、子育てする女性が安心して働ける場所をつくりたかった」という想いや意気込み、期待などを三人の方が語られました。

ハリウッド株式会社 代表取締役会長 兼 社長 牛山勝利さん

ハリウッド株式会社 代表取締役会長 兼 社長 牛山勝利さん

ママスクエアは、ハリウッド株式会社と株式会社ママスクエアが共同で運営します。ハリウッド化粧品創業者の一人である美容家 メイ牛山さんは「女性はいつも楽しく美しく」という言葉を常におっしゃられ、これを会社の理念の一つとして大切にされてきたそうです。現社長の牛山勝利さんは、「現実はなかなか厳しいものかもしれません」と前置きをされた上で、「女性が活躍する社会、その一端を担えれば」と意気込みを語られました。

港区区会議員 清家あいさん

港区区会議員 清家あいさん

「保育園落ちた日本死ね!!!のブログが話題となり、国会でも取り上げられ、日本の待機児童は本当に深刻な社会問題です」と語る清家さんも、出産・子育てと仕事の両立に悩みキャリアを諦めたひとり。待機児童を減らそうとママ議員として奮闘するも、問題は山積み。「民間からこういった施設ができたことはたいへん有難いですし、現代版の地域サポートのあり方なのかなと思います。」と期待を語られました。

株式会社mamasquare 代表取締役 藤代聡さん

株式会社mamasquare 代表取締役 藤代聡さん

保育園を探す「保活」がママ社員だけの負担となっている現在。復職できるかどうかは結果次第でしたが、このママスクエアが展開できれば、ママ社員をサポートしたいと考えている企業としても、必ず復職できる「場」を提供することができます。また、事業としてしっかり成り立つモデルとなっており、既に関東・関西・福岡などの商業施設から同様に出店の依頼もあることからも、この六本木のサテライトをきっちりと立ち上げることで、日本中に展開できると思っております。と自信のほどを語られました。

そして、今回このサテライトママスクエア立ち上げの発表をした時、たくさんの応援メッセージが届いたそうです。2011年の震災発生時、お子さんを保育園に預けていたお母さん達は「どこにも連絡がつかず、帰宅もできなかった。子どものことを考えると生きた心地がしなかった」という経験をし、その後働き方や場所を変えた人も多かったそう。「サテライトママスクエアがあれば、キャリアを諦めずに働いていられた」「頑張ってほしい」という多くのメッセージをいただいただけでも、この事業を展開する意義を大いに感じると、熱く語られました。

テープカットの様子
いよいよテープカットが始まります。

テープカットの様子
ハリウッド・メイスガーデンスパ支配人の鎌田薫さんもお子さんと参加。微笑ましい風景でした。

サテライトママスクエア by HOLLYWOOD の様子

ワーキングスペースの様子

キッズスペースの様子

仕事場のすぐ横にキッズスペースがあるので、お仕事をしながらお子さんが遊んでいる様子を見ることができ、安心して働くことができます。

子ども用トイレ

清潔で小さくて可愛らしい子ども用のトイレもあります。

ベランダ

ワーキングスペースから出られるベランダ。東京の中心にあるとは思えない静かで落ち着いた場所です。

子育てを取るか、キャリアを取るか。いつの日か笑い話に

子どものいる女性が働くのは、まさに試練の道ですよね。まず保育園探しからたいへんで、うまく保育園が見つかっても、体調が悪かったら預けられない、急な発熱なら早退してお迎えに行き、子どもの用事で休むにも嫌な顔されてしまったりと、ただでさえ忙しくてシンドイのに、肩身の狭い思いまで……。

民間発の新しいワークスタイル。働くお母さんを少しずつでも増やしていくために、いろいろな試みが種まきをしている時期なのだと思いました。「子育てのためにキャリアを諦めた。そんな時代もあったね」いつかは笑い話にできる、収穫を迎える日まであと少しなのかもしれない、と期待に胸が膨らみました。