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新しい年が始まり、そろそろ生活ペースも普段の落ち着きを取り戻した頃でしょうか。
「今年はキャリアアップのために勉強をしたい。必要なお金は……」
「フリーランスだと、将来へ向けたお金の設計ってどうなるのだろう」
働き方が一様ではない時代になったからこそ、ケースバイケースで、お金の計画に悩むことがあるかもしれませんね。私も、周囲に同じ仕事のスタイル・家庭環境の人がいないので、ネットや本で情報収集をしています。 今回は、働き方・暮らし方の先につながるお金について、参考になる本をご紹介していきます。

身の丈にあった家計を 『わが家のお金を、整える』

お金をテーマにさまざまな切り口で編集された一冊、『わが家のお金を、整える』。
アフロヘアの元朝日新聞記者・稲垣えみ子さんを筆頭に、雑貨店店主、スタイリスト、イラストレーター、保育士、パン教室主宰…。いろいろな職種の女性たちが、その人なりのお金の話をしています。
お金のかけどころ、そしてお金が必要になる時期も人それぞれですよね。お子さんのいる家庭では、保育料に始まり学費やお稽古ごと・部活の費用など、削るわけにはいかない出費が出てくると思います。沼津の雑貨店「hal」店主である後藤由紀子さんの話が、私にはいちばん身近に感じました。後藤さんは夫婦共に自営業(夫は庭師)で、大学生の長男・長女の4人家族。

庭師の夫のまーさん(将仁さん)と結婚したのは26歳のとき。いちばん経済的に大変だったのは、長男純平くんと長女さくらちゃんが幼稚園に通っていた頃だったとか。
「私立だったので、英語やスイミングなどの授業もあって、ふたりで毎月幼稚園代が7万円でした。苦しかったなあ。自分がおしゃれする余裕もなかったし、あの頃は、私の貧困時代でした」と笑います。(中略)
そんな後藤さんですが、5年前ぐらいから、少しずつ貯金を始めました。(中略)
「2年前にお弁当の本を出したら、少し売れて、それを使わず貯金にまわしました。そこから、定期的に貯金をするようになって……。わが家は夫も私も自営業なので、
退職金がありません。今から少しずつ備えられたらいいなと思って」
via 『わが家のお金を、整える』後藤由紀子さんインタビューより

子どもにかかる費用も、居住地によって差があるかもしれません。私の場合、子どもが小さい頃に住んでいた神奈川県の地域は私立幼稚園ばかりで、だいたいどの園も月謝が4万円前後でした。その上、中学は私立に進む子がほとんどで、塾に通わせる費用が年間100万円はかかるという話。そのままその土地にいたら、金銭的にかなり苦しかったと思います。
そして「退職金がないから、少しずつ備えを」というのは、フリーランスとして心構えをしておかなくては……。

わが家のお金を、整える

 

望む暮らしの形を見据える『あたらしい移住のカタチ』

長期的な仕事や暮らしを見つめて、移住を考える方もいるのではないでしょうか。函館でUターンしてきた方々にお会いすると、東京での仕事が忙し過ぎた、子育てをするのに東京ではためらいがあった……などの声を聞きます。移住をするなら、早いうちに計画をして、どうやって収入を得ていくか考えることも大切なようです。その点、『あたらしい移住のカタチ』では、紹介されている方たちがどのような経緯で移住したのか、仕事は? 収入の変化は? といった家計の問題についても触れています。著者のセソコマサユキさん自身も、神奈川から沖縄へと移住したひとり。

地方には仕事がない、というイメージがあると思うけれど、ぼくは決してそんなことはないと思っている。確かに、会社員になろうとすると、都会に比べたら数は少なくなる。だけど、自分で何か仕事を営んでいく、もしくはこれまでの技術を生かすのなら、「潜在的なニーズがある」けれど、「その場所にはまだない」もので、「自分にできること」が何かを見つけることができれば、そこに仕事はあると思っている。都会に比べて、地方には「ない」ものが多いけど、それは視点を変えればビジネスチャンスともいえるわけだ。
via 『あたらしい移住のカタチ』より

私も、ゆかりのなかった函館で暮らすようになって10年。当初は移住とまでは考えていませんでした。こうしてクラウドソーシングで東京の仕事を受けたり、知人の紹介で函館の仕事を頂いたりするようになったので、ずっとここで暮らしていけそうだと思っています。

あたらしい移住のカタチ

 

『自営業の老後』で自営業の先輩たちに学ぶ

前々から興味のあったマンガを、この機会に読んでみました。作者は、53歳のイラストレーター。28年仕事を続けてきて、47歳ぐらいから徐々に仕事が減ってきたのだとか……。気づけば収入がかつての3分の1に。そういった状況を踏まえ、専門家や自営業の人たちに老後の生活について聞いた内容をまとめたものです。年金や保険、生涯収支の算出、家の購入など、どれもためになる話ばかりで自営業・フリーランスの方にはぜひ読んでほしい一冊です。

「フツーに働いてフツーに生きてきた
でもみんながフツーの老後を送れるワケじゃないんです
ビンボー老後になってしまうのはなぜだと思います?」
「お金の知識がまったくないからです」(中略)
「情報を知ってるだけで 収入や借金に数十万~数百万の違いが出ることもある!!
ちょっとの知識の差でお金って大きく変わってくるんです」
via 『自営業の老後』より

正直、今まで将来を考えるのが怖い気持ちがあったのですが、少しずつでも備えていこう! と前向きになりました。変化の激しい時代だからこそ、堅実にお金について考えるべきかもしれませんね。 家族のために、自分のために。あなたなら、どんな風に働いてお金を活かしていきたいですか?

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