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今年は大雪で、まだまだ春は遠いような気がしています。ですが、そろそろ新年度のことが気になり始めているのも事実。このタイミングで仕事に復帰したり、お子さんが入園・入学したりという方もいらっしゃるのでは。そんな時に気にかかるのは「働くお母さんたちって、どうやって家事と仕事を両立させているの?」ということ。
今回は、そんな私たちに役立つ本をピックアップしました。

自分なりのやり方があるとラクに 『毎日続くお母さん仕事』

前回お金の本の中で印象的だった、後藤由紀子さんの単著を読んでみました。『毎日つづくお母さん仕事』。
まさに、家事・育児には休みがないわけで……。この本は料理の時短術、使いやすいキッチンの工夫、ご家族にまつわることいろいろ(例えば、反抗期の乗り越え方、学校行事に着ていく服装など)の3つの章に分かれています。料理に関しては、魚はグリルを使わずフライパンで焼く、ごぼうはささがきにしないで斜め薄切りにする、「確かにその方が効率的だな」と納得でした。

お母さんとして日々やるべきことや覚えておかなければならないことはいろいろあります。仕事もしているので、なおのこと。買い物や次の日のお弁当のこと、メールの返事やお礼の手紙など、たくさんある事柄をすべて覚えているのはむずかしいので、忘れないようにと何でもメモするクセがつきました。
やらなければならないことを前日の夜に箇条書きにしておいて、持ち歩くようにしています。なかでも大事なことはすぐやるように、「すぐやる課」を心がけて。こなした順に線で消していけば、ちょっとした達成感もありつつ、チェックもできるので、郵便の出し忘れや買い物忘れもずいぶん減ります。
via 『毎日続くお母さん仕事』より

私も、買い物メモと雑用メモは必須です。買い物メモはお店でさっと見て確認できるよう紙に、雑用メモは携帯のリマインダーに入力しています。リマインダーはその日に終えられなければそのまま残して、終わったら削除。それでも、子どもの学校の用事を忘れてしまうことがあるので、「お願い、ひと声かけてね!」と子どもに甘えてしまっています(笑)

毎日続くお母さん仕事

 

刺激的なタイトルに、読めば共感 『「家事のしすぎ」が日本を滅ぼす』

次にご紹介するのは、知人が読んだ感想をSNSに投稿していて手に取った1冊。「日本を滅ぼす」というのは、かなりインパクトがある表現ですが、読んでみると「仕事をしながら丁寧な家事を目指しているのは、日本ばかりなの?」という驚きがありました。私自身はシングルマザーで身寄りも近くにおらず、365日ワンオペなので、「抜ける手は抜こう」という信条でやっています。それでも家が散らかってきたり、食事のメニューがパターン化してきたりすると、自分にも子どもにも申し訳ない気持ちになって。

こうした、季節感のある、厳選された素材を使って自ら作った食べ物、たとえば味噌や梅干し、パンといったものを、ゆったり味わい楽しむ生活は、ここまで述べてきたように、テレビや雑誌で「丁寧な暮らし」として取り上げられる。取り上げるというよりは、礼賛されているに近い。
とはいえ、こうした手づくり中心の生活は、やはり時間的な余裕を必要とする。朝晩それぞれ1時間を通勤に費やし、8時間労働をしていては、とてもそんなことをする余裕はない。専業主婦というステータスを得て初めて実現できるライフスタイルであることは、明々白々だ。
via 『「家事のしすぎ」が日本を滅ぼす』より

また本の中では、日本男性の家事分担が世界的に見て非常に低いという実態についても触れています。

OECD(経済協力開発機構)の統計によると、男性が家事を分担する割合はOECD加盟国平均で31%、男女半々からはほど遠いように見えるが、これが日本になると、男性の家事分担率は世界平均の半分以下の15%にまで落ちる。日本はとにかく男が家事をしない国なのだ。
via 『「家事のしすぎ」が日本を滅ぼす』より

ここで、以前書かせていただいたレポート記事を思い出しました(復帰前の両親学級! 『脱・ワンオペ育児』の経験をシェア)。 職場復帰される前に、ご夫婦で家事分担について話し合う機会を持っておくと、その後の流れがずいぶん違うのではないかなと思います。

「家事のしすぎ」が日本を滅ぼす

 

家事育児に向き合う、心優しき主夫 『主夫になってはじめてわかった主婦のこと』

主夫芸人を名乗る中村シュフさんの著作。中村シュフさんは経歴自体が珍しく、大学の家政学部で家庭科の教員免許を取っておられます。「これからの時代は男性こそ家事を学ぶべき」という先生の言葉に触発されたとのこと。きっと、素直なお人柄なのでしょう。お笑い芸人としてライブ活動を行い、コンビ解散をきっかけに身の振り方を考えていたタイミングで奥さまからプロポーズを受けるという紆余曲折があり、現在は二人のお子さんの育児をしながら「主夫芸人」としてお仕事をされています。ワーキングファザーと言えばいいのでしょうか? 新しいスタイルのイクメンです。

専業主夫として家庭に入ってから、早いものでもう足かけ5年目に突入しましたが、いまだに「家事」って不思議なものだと思うんです。誰にとっても生きていく上で欠かせない身近な存在のはずなのに、その実態は当事者である「シュフ」以外にはほとんど知られていません。(中略)これは、家事についての情報が乏しく、さらにその情報をお互いが共有していないことが大きな原因のひとつだと思います。(中略)家事は仕事に比べて全然楽じゃないし、きちんと話さなければ理解してもらえません。
via 『主夫になってはじめてわかった主婦のこと』より

きっと「正解」はなくて、自分はこうするとうまくいく、こうしたい、という方向性があるのではないのかなと思います。私も、「子どもにもっとやらせれば?」と言われることもありますが、完全に任せるのではなくて簡単な家事を時々「手伝って」もらっています。徐々に準備をして、新しい環境になっても力いっぱい仕事をしたいですね!

主夫になってはじめてわかった主婦のこと