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はじめまして。約半年前にWebデザイナーとして起業し、オンラインアシスタントとして在宅での仕事も始めた、北海道釧路市在住の川下尚美といいます。釧路で「リモートワーク」をテーマとするイベントが開催されると聞き、「私の仕事にも役に立ちそう!」と感じて行ってきました! そこに集まった皆さんのお話は、地元で自分らしい働き方を実現するためにできることを考えるきっかけになりました。当日の内容や、感じたことをレポートします。

釧路ではまだまだ認知度が低いリモートワーク

場所にとらわれずに働ける「リモートワーク」。企業にとっては、優れた労働力を確保するために、個人にとっては、場所や時間に問わられずに自分の経験や能力を活かした仕事をするために、近年注目されていますが、それはまだ一部の企業や個人での話でしかありません。特に、釧路ではまだまだ認知度が低いようです(実は私も、在宅ワーク、SOHO、クラウドソーシングなどの言葉は以前から耳にした事はありましたが、リモートワークという言葉は今回初めて知りました)。

くしろ霧フェスティバル実行委員会とのコラボ企画で開催された今回の「リモートワークジャーニー@釧路」。釧路出身で東京の株式会社ジョイゾーに勤務する四宮琴絵さんの、「大好きな地元の釧路の人たちに、リモートワークという働き方を知ってもらいたい、新しい選択肢を持って帰ってもらい生活の中にとり入れてもらいたい」という熱い想いから実現しました。会場にはリモートワークという新しい働き方に可能性を感じる多様な立場の28名の方が集まり、3つのテーマでトークが行われ、初の試みとしてYou Tubeでの同時配信もされました。

ご自身の経験から社会全体にテレワーク(リモートワーク)を広げる田澤由利さんのお話

最初にお話されたのは、ワイズスタッフ社長田澤由利さん。ご自身の出産とご主人の転勤で、勤めていた会社を退職することになり、子育てをしながらメンバーみんながリモートで働く現在の会社を設立されたそうです。

2008年には株式会社テレワークマネジメントを設立し、様々な会社や地域でのテレワーク導入の支援もされています。お話の中では、田澤さんが推進されている、天候や場所に左右されずに働けるネットオフィスを実際に見せていただきました。そして、在宅ワークを導入している企業例や斜里町で行われている「ふるさとテレワーク」についてのお話も聞くことができました。

「新しい働き方」の尖った実践事例 ソニックガーデン

リモートワークジャーニーの発起人のひとりでもあるソニックガーデン社長の倉貫義人さんは、ご自身の会社を社員全員が地方や海外でリモートワークできる状態にし、ついに今年はオフィスを無くしたそうです。その代わり、自由が丘には社員とその家族が利用できる保養タイプ、町田には住み込みタイプ、岡山には職住近接タイプのワークプレイスを作ったのだとか。

こちらの会社でも、田澤さんの会社同様にネット上のバーチャルなオフィスとして「Remotty」というツールを使っており、社員がお仕事をするときは必ずログインしているのだそう。「Remotty」ではログインしている人たちの顔写真が表示されるなど気軽に声をかけあいやすい工夫がされていたり、朝礼の代わりに「社長ラジオ」と称して倉貫さんが毎朝5分間のお話を録音して共有したり、更には各々好きな飲み物を用意して「Remotty」でつながりながらリモート飲み会を行ったりと、リモートワークをすることで孤立をしないように工夫がされていました。

働きすぎたりしてないか、生活と仕事の区別がきちんとできているかといった労働管理も、そういったコミュニケーションを介してされており、リモートワークでもチームワークを重視し、地域や働き方による給与の格差がないように年俸制で勤務時間の規定がないなど、とても働きやすい環境が作られていることが分かりました。

釧路移住者の“新しい働き方”

釧路在住で東京のIT企業にお勤めの遠藤五月男(さつお)さんは、東日本大震災の時に帰宅難民になったことをきっかけに家族で釧路に移住され、現在は釧路の自宅でリモートワーク、東京出張時はノマドワーカーとして場所を問わない働き方されているそうです。

釧路は都会のような渋滞もなくとても子育てがしやすい一方、リモートワークという働き方の認知度があまりにも低いため、ご近所からは「こちらのご主人、無職?」と見られているのではないかという悩みが少しあるとお話しされていました。

リモートゲストも登場

当日は、東京と札幌からリモートで参加されたスピーカーの方もいらっしゃいました。

おひとりは、3つの職業をお持ちの中村龍太さん。お天気の良い午前中の涼しい時間は千葉で農業を、暑くなるとサイボウズ株式会社や株式会社ダンクソフトのお仕事をするなど、リモートワークを始めたことで場所に問わられずにしたい仕事ができるようになったとお話しされていました。

もうひとりは、倉貫さんと一緒にリモートワークジャーニーを立ち上げた中山亜子さん。札幌でシングルマザーとして子育てしながらフルタイムのお仕事をされていましたが、札幌在住のまま東京の企業ラフノートに転職し、リモートワークを始めたそう。それによって周囲とのかかわり方が変わり、お子さんとの時間が増えたとお話されていました。

リモートワークのイメージ、現状の問題点

リモートワークのイメージとして、参加者からは「身近に仕事がない」「高いスキルが必要」「高額な教材を買わないとできない」などがあがりました。 そして、データの持出しや情報流出、セキュリティー対策についての質問があがり、企業それぞれがお金をかけてしっかりやらないといけない問題であると同時に、個人でもセキュリティーソフトの使用などしっかりと企業に安全である事をアピールをしていかないといけないとのお話がありました。

短冊に願いを込めて

イベントが開催されたのは7月23日。北海道の七夕は8月7日ということで、参加者全員で「『新しい働き方』の選択肢が広がった未来へ」というタイトルで願いや目標を短冊に託し笹に飾りました。私は「スキルアップをして仕事の幅を広げる!」と目標を書き、釧路でのリモートワークジャーニーは終了しました。その短冊は、現在釧路フィッシャーマンズワーフMOO内、釧路市男女平等参画センター「ふらっと」前の廊下に飾られています。

リモートワークについて、私が学んだこと

リモートワークでも、コミュニケーション能力が必要であるということには少し驚きました。私もリモートワークの当事者ながら、パソコンを相手に仕事をしているので、コミュニケーション能力はそれほど必要ないのではと思っていたのです。でも、離れて仕事をしているからこそ、自分の状況をしっかり伝えるため、信頼を得るために会話ができないといけないのですね。

最後に

「リモートワーク=自分らしい働き方」というととてもかっこいい響きに聞こえますが、認知度はまだまだ低く、仕事によっては低収入そして不安定なものも多いです。ましては釧路という場所ではまだまだそういう働き方の認知度も低い。私もリモート中心のお仕事を始めて約半年。今回参加してやはりまだまだ厳しい現実を改めて実感しましたが、自分らしい働き方の実現のため、常にスキルアップと高い向上心を持ち続けていきたいと改めて思いました。

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