2016年5月31日 更新

実践中ママに聞く在宅ワークのメリット・デメリット・注意点~初めての在宅ワーク勉強会より(後編)~

主婦のための求人応援サイト「ママワークス」を運営する、アイドマ・ホールディングスさんが4月15日に主催された「初めての在宅ワーク勉強会」を取材しました。後編は、在宅ワークで2つの仕事をしている、戸部華奈さんのお話です。

1,076 view

本イベントレポートの前篇はこちら

戸部華奈さん

在宅ワークスタートのきっかけは、自分の子どものころの思い

40代のご主人、小学5年の息子さん、小学2年の娘さんを持つ戸部さん。在宅ワークをしたいと思ったきっかけは、ご自身の幼少期の思いでした。

「私の幼少期、両親が共働きで、私は鍵っ子でした。長女だった私は、土曜日も即席ラーメンを作って兄弟3人で食べて、遊びに行くという生活。
両親に、素直に『寂しい』と言えなかった思いから、『自分が大人になったら、子どもには寂しい想いをさせない!』という誓いを立てました。」

しかし、ご自身が専業主婦となり子育てを始めてみると、社会から取り残された気持ちが湧いてきます。ブログを書いたり、お友達とランチをしたり、楽しい時間を過ごしつつ、「時間がもったいないなぁ」という気持を抱くようになったそう。

お子さんたちが学校、幼稚園に入ると、ますます自由な時間が増え、遊びに行く頻度も増えると同時に、働き出すお友達を見て焦ることも。でも戸部さんは、「娘が幼稚園にいる間は、子ども中心で過ごしたい!」と決めていました。そして、娘さんが小学校に上がったと同時に仕事を探し始めたのです。そのときは色々な事情から、なるべく家にいて短時間で働けるパートを探しました。

戸部華奈さん

「でも、なかなか自分のやりたいことと仕事がマッチしなくて。面接に行ってみるものの、子どもがいることで敬遠されてしまったり。子どもの夏休みなど長期お休みの時に、自分も会社を休みたいなんて、言えないですしね。 どうやって働けばいいか探し続ける中、子どもと一緒にいられて、空き時間で働けて、パソコンの資格も活かせる働き方、在宅ワークを知ったんですね。 詐欺かも?と恐れながら、信用できそうなところをネットで探し続けて見つけたのが、ママワークスさんです。」

今はママワークスのリスト作成、データ入力だけでなく、「Help You !」でもデータ入力や、人事のアシスタント業務も掛け持ちしている戸部さんは、「大変な仕事もあるけど、今とっても楽しいです! やりたかった仕事ができているし、スキルアップもできます。新たな仕事では、今まで知らなかった世界を体感できています」と、活き活きとした満面の笑みでお話されていました。

現役在宅ワーカーが教える、在宅ワークのメリット、デメリット、注意点とは?

在宅ワークは、通勤なし、隙間時間で働ける、自分のスキルを活かせるだけでなく、スキルアップもできると、様々なメリットがあります。時間の使い方も自分でコントロールし、ご自身の生活リズムにもメリハリが出てきたそうです。

「納期が近くなると、夕飯を作れなくなる事もありますが、逆に子ども達は、ママの手作りじゃない方が喜ぶ時もありますね(笑) でも、一番大切な『自分の時間を大切にする。子どもとの時間を大切にする』という軸は忘れていません」

仕事が楽しいと、つい仕事を優先したくなりますが、戸部さんの幼少期からの思いはブレることなく、しっかりと生活のベースを保っているようです。

では逆に、在宅ワークのデメリットや注意点はどんなところなのでしょう?

「簡単にできると思われがちな在宅ワークですが、意外と知られていない条件がある」と戸部さん。以下のような注意事項を教えてくれました。

戸部華奈さん
  1. 業務委託になるので、個人事業主と一緒です。収入が多くなれば、確定申告も必要です。
  2. パソコンは必須です。エクセルやワードなども使えるといいですね。
  3. ご自宅にネット環境が整っていないとできない仕事が多いです。
  4. スマートフォンだけではできない仕事が多いです。
  5. 秘密保持契約を締結するので、家族にも仕事内容を話すことができません。
  6. 仕事量は大小さまざまで、それによって報酬も違うので、毎月の収入はバラバラです。
  7. ウイルス対策は必須です。
  8. お仕事をするパソコンは、情報漏えいの可能性もあるのでご家族との共有はNGです。
  9. 仕事の納期は絶対厳守です。依頼した会社の信用問題にもなってくるので、自分で期限内に仕事ができるかの判断力が必要です。もし受けてしまったけど大変な時は早めに連絡をして、できる部分とできない部分を明確に相談する素早さも大切です。
  10. ネットで在宅ワークの仕事を探す時は、その会社が実在するのか必ず確認してから応募しましょう。せっかく資格を取っても仕事が回ってこないとか、登録代を請求する悪質な会社もあるようです。
会場には子どももたくさん

お家でする仕事だからこそ、会社員が当たり前にしているパソコン環境やスキル、納期などもしっかりとした自己管理が必須ですね。また、ネットでは様々な情報が溢れていますから、安易に飛びつかず会社選びは慎重に!

「色々と条件や注意点はありますが、クリアしてしまえば、楽しいですよ!
自分の生活スタイルや得意な業種、会社を選んで、無理のない範囲で計画を立てましょう。
在宅ワークは、自分の世界を広げる新たな第一歩だと思います。
私は実際に経験して、今までとは違う新たな社会とのつながりだと思いました。

今日参加してくださった皆さんにも、それぞれの自分なりの在宅ワークのやり方を考えてみてほしいです。」

質問に答える戸部さん

リアルなお話に勇気が!

今実際に在宅ワークをしている戸部さんからのリアルなお話に、参加者のママさん達はかなり背中を後押しされたようです。質問も多く、戸部さんとこんなやりとりがありました。

Q:在宅ワークをしている時間帯を教えてください
A:子どもを学校に送り出して、家事をしてから9~12時、13時~14時半、21時~22時ほど。それ以外はママの仕事をしています。 時間調整を自分でどこまでできるかが重要です。ご自身で決めた軸がぶれないようにしましょう。「子どもが中心」が、私の軸ですね。

Q:ライティングをしてみたいけど、文章能力がない私でもできますか
A:お試しで書いて添削してもらえるところがありますよ。伝わりやすい書き方を教えてくれるので、そういう所で始めるといいと思います。自分ですぐに「できない」と判断するのはもったいないです。

Q:登録したら迷惑メールが沢山届いてしまいました。詐欺が多いのではと心配です
A:ママワークスは自分がやりたいこととマッチしているから登録しました。 色んなところを見て、自分に合っているところを探すのがいいですね。 やってみると自信がついてきて、楽しいですよ。

21 件

この記事を読んだ人におすすめ

あなた次第で働きかたはもっと自由に!「連携カフェ 2016 Vol.2 進化する在宅ワーク」参加レポート

あなた次第で働きかたはもっと自由に!「連携カフェ 2016 Vol.2 進化する在宅ワーク」参加レポート

2016年6月18日に行われた「連携カフェ2016 Vol.2」に参加しました。「バーチャルアシスタント」という在宅での働きかたの最新事例を学び、参加者みんなで理想の「働きかた」について考えたり、語り合ったりしました。その内容をご紹介します。
宮本ナガタ | 1,371 view
女性の在宅ワークの現状とコツ~初めての在宅ワーク勉強会より(前編)~

女性の在宅ワークの現状とコツ~初めての在宅ワーク勉強会より(前編)~

主婦のための求人応援サイト「ママワークス」を運営する、アイドマ・ホールディングスさんが4月15日に主催された「初めての在宅ワーク勉強会」を取材しました。前・後半に分けてその内容をご紹介します。
サリー 富多 | 919 view
家事代行サービス「タスカジ」運営会社に学ぶ、ママが活躍できる組織の条件

家事代行サービス「タスカジ」運営会社に学ぶ、ママが活躍できる組織の条件

家事代行サービス「タスカジ」を運営するブランニュウスタイル株式会社 社長の和田幸子さんとPRマネージャーの平田麻莉さんに、ママになっても活躍できる組織の条件や、同社が目指すこれからの家族のあり方、働き方についてお伺いしました。
宮本ナガタ | 544 view
2016年最大のニュースは!?バーチャルアシスタントで仕事復帰

2016年最大のニュースは!?バーチャルアシスタントで仕事復帰

バーチャルアシスタントのmikoの日記です。今回は2016年を振り返り、私自身の最大の出来事についてお話したいと思います。
miko | 91 view
IT業界で働く女性の悩みや工夫とは? 女性技術者支援WiTのオンライン定例会

IT業界で働く女性の悩みや工夫とは? 女性技術者支援WiTのオンライン定例会

企業やフリーランスで働く女性IT技術者・研究者を支援する「WiT」の定例会にskype参加してきました。 各企業の努力により、徐々に女性技術者を取り巻く仕事環境も良くなりつつあるそうですが…。
鈴木 せいら | 490 view

この記事のキーワード

この記事のライター

サリー 富多 サリー 富多