2017年2月21日 更新

3児のママのアイデアが形に!起業塾を経て経営者になった鈴木未夏子さんの今

発明家から起業家へ、ユニークな経歴は「自分は何をしたいのか」をとことんつきつめて考えたゆえでした。

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鈴木未夏子さんの経営する会社「ママのアイデア工房(株)」は、子育てや家事、介護を便利に楽しくするためのグッズの開発と販売をする会社です。


看板商品の「お弁当袋になっちゃう!!ランチクロス☆」は、お弁当袋とランチクロスの両方に使える画期的なアイテム。2014年度の発明学会コンクールで優秀賞を受賞しています。これは、お子さんを見ていて発明したアイテムだそう。3児のママが起業するまでの道のりとその後を聞いてみました。

鈴木未夏子(ママのアイデア工房株式会社・代表)

鈴木未夏子(ママのアイデア工房株式会社・代表)

2016年ウーマンビジネスグランプリin品川にて、城南信用金庫賞「よい仕事おこし賞」受賞、同年2月に「ママの考える可愛くて便利なアイデアグッズの普及」に邁進するために法人化。

 

発明アイデアを評価されたことから起業を考えるように

− 起業をする前は何をしていましたか?

独身時代は会社勤めをしていましたが、起業前は専業主婦で、3児の子育て中心の生活でした。

子育てや家事をしているうちに、「こういうものがあったらもっと生活が快適になるのに」と思いついたアイデアを試作。発明学会コンクールに応募もしています。


− 2010年に発明学会コンクールに応募して、早速その年に受賞したと聞きました。

そうなんです、最初に応募してから7年連続で優勝・優秀賞含め、いろいろな賞をいただいてきました。


そのアイデアをいろんな人に使ってもらいたいな、みなさんも喜んでくれるのではないかな?と思って起業を決意しました。

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主婦の金銭感覚ではダメだと学んだ起業塾

− 起業するために始めたことは何ですか?

私の住む品川区には、女性起業について相談に乗ってもらえる創業支援センター(品川区立武蔵小山創業支援センター)があったおかげで、ちょくちょく起業したいことを相談に行っていたんです。


そこで、起業塾というものがあるのを知って参加しました。ここで学んだことで自分の考え方の大改革が起こったのです。


− その起業塾とはどんなものですか?

様々な分野で起業したい女性が集まり、アドバイザーの指導の下やりたいジャンルをどうやって事業としてやっていけるかを考えていき、事業計画書を作成していきます。


私と同じように物販をしたい人もいれば、ネイルサロンや料理教室、デザイナーさんなどいろんなジャンルの人たちが集まっていました。


異業種の方々の事業アイデアを聞くのもすごく刺激になりました。今までの主婦としてのお金の使い方の感覚では、起業に至ることができないということも学びました。

例えば数十万円のお金があるなら貯金するという主婦の感覚が抜けきれず、まとまった数量の商品を生産する事を踏みとどまってしまいました。

でも、起業をして、自分の力で事業を展開するには、まとまったお金を使って、商品を準備して、売っていくということをしないといけない。当たり前のことなのですが、意識改革が必要でした。


 

会社を設立し、発明した商品を販売開始!

— どのタイミングで、起業へと踏み切ったのですか?

起業塾で納得のいく事業計画書ができた時です。


ただの1枚の紙ですが、それを固めるまでに何度も葛藤がありました。その度に「自分がどうなりたいか」という思いに立ち返りま した。


失敗はあるかもしれないけど、一度きりの人生だから、本当にやりたいことは何だろうと。つきつめて考えたことを、起業塾で客観的にみてもらいながら、事業計画書を完成させました。


出来上がった時は、自分の殻がべりべりっと剥けた感じがしました。音を立てて、主婦でありママだった自分から、起業家として目覚めた感じです。


− その後どうなりました?

自信を持ってつくった事業計画書があったからこそ、銀行や企業にも信用してもらえるんだと実感しました。


銀行で法人口座を作るのが大変な時代ですが、スムーズに口座が作れたり、ちふれ化粧品の女性起業家支援で融資してもらえたり、いろんなことが開けてきました。


− そして、ついに2016年に法人化し、「お弁当袋になっちゃう!!ランチクロス☆」の販売が始まったんですね。

ママの考える可愛くて便利なアイデアグッズを普及するための会社を立ち上げ、その第一弾が「お弁当袋になっちゃう!!ランチクロス☆」です。


これは、4歳だった娘がランチクロスを縛って包めないのを見たときにひらめいたアイテムです。


丁度ちょうちょう結びを教えているところだったので、紐を使ってランチクロスが袋にならないかと試行錯誤し、クロスとお弁当袋が一体になった形を発明しました。

当時は幼稚園のお弁当には、巾着の中にランチクロスを入れて持たせていましたが、これがあれば、1枚で済んでしまいます。娘もちょうちょう結びができるようになって、お弁当を包んで持って帰れるようになりました。


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森田有希子 森田有希子