2017年3月15日 更新

育休復帰前の心構え【後編】〜「前と全然違うんだけど!?」浦島太郎対策

育休後、職場復帰し変わった環境をどのようにとらえるか

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(この記事は「LAXIC」より転載、編集しています。)

育休あけ復職ママへのエールと対策伝授、後編です。今回は「いざ職場復帰したら、前とまるで違って戸惑う浦島太郎状態」への対策です。

「バリバリ働いていた職場なのに、何もかもわからない!」

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育休からの職場復帰は、一般的に半年から3年程度。その間に会社では新しいプロジェクトの進行が始まったり、大幅な組織改編やシステム変更が行われているかもしれません。人事異動もあり、戻ったときに「私がいた時と全然違う」と感じるのはよくあることです。先輩ワーママはどんなことに戸惑いを感じたのか、実体験を伺いました。

上司が異動しており、部署の雰囲気がまるきり変わっていた。会議のやり方も、会議室スペースのパーティションがなくなり、真ん中に丸テーブルがありそこで誰かが声かけすると集まる方式に変更。新人ではない、というイメージからか、誰も何も教えてくれないので「現在のやり方」が全くわからず本当に戸惑うばかりの日々でした。(Iさん/28歳/育休6ヶ月)
プロジェクト進行がクラウドで共有しながらタスク管理するやり方に。たった1年でこんなに違うのか、とまさに浦島太郎状態。(Hさん/35歳/育休1年1ヶ月)
「良かった、ほとんどが育休に入る前にいた人たちばかり。」とホッとしたのに、実際に話すと3年のブランクは大きかった。性格は変わってなくても、お互いの立場が変わっている。居心地が悪く、半年くらいは正直出勤が辛く、やめたいと思ったことも。(Uさん/36歳/年子で育休3年1ヶ月)

人が変わり、立場が変わり、仕事の進め方が変わり…… 変化の最中に身をおいていれば、なんてことなくこなせるのでしょうが、変わってしまった後にポンと戻ると、なかなか対応できず悩んでしまうケースが多いようです。もし悩んでしまったら、次のように考えてみるといいかもしれません。

対策① 古巣に戻る、という意識を捨てる

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私自身の経験も含め対策を講じるとすれば、職場復帰=元の居場所に「帰る」、とは考えない方がいいでしょう。大袈裟に言えば、転職したのと同じぐらいに想像すると、考えていたのと違うという焦りや落胆も少しは軽減されるはず。自分が経験してきた仕事と、だいたい同じ職種の新しい部署に入ったと考えれば、「あの頃と何もかも違っちゃった!全然わからない!」という育休あけ職場復帰にありがちな焦燥感や孤独感も薄まります。育休前にあなたがいた場所とは違うのだと最初から覚悟しておきましょう。

そもそも、半年のブランクでも、職場の動向が変わるのはよくあることです。私が勤めていたのは小規模な会社で、育休復帰後は人事的な変化はあまりありませんでした。しかし、例えば内線の番号が前と違っていたり、得意先の担当者が変わっていたり、小さな変化はたくさんありました。

対策② 自分自身も変わったことを受け止める

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職場環境だけでなく、人間関係が変わってしまったと感じることもよくあることです。仲が良かったはずの同僚からワーママ=違う人種と判断され、距離をおかれる…… なんてことも、残念ながらあります。前はすごく仲良かったのに、お互い協力して残業を代わってあげたりしたのに…… 仕事内容や全体の雰囲気以上に、人間関係の変化は衝撃を受けます。

でも、考えてみてください。確かに会社も変わっているかもしれないけど、自分自身も変わっています。例えば、出産してからやたらベビーカーが目につくようになったな、と感じることはありませんか? 独身時代は思わなかったのに、ママになったら「ベビーカー多いなぁ」と気づくのは自然と同じ人を探しているからです。あなたにはたくさん見えているベビーカー、独身女性は無意識に通り過ぎていることが多いでしょう。

前と全然違う、確かにその通り。でも、どちらかといえば、会社や同僚が変わってしまったというよりは、あなたが変わったという方が現実に近いような気がします。

浦島太郎は、決して不幸な物語ではない

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だからといって、「私は会社で浦島太郎になっちゃった」とガッカリすることはありません。卑屈になる必要もないし、気負いすぎて頑張りすぎる必要もないのです。

浦島太郎になるのは、なぜでしょうか? ブランクの間に、何かが変化しているからです。

でも、いい変化だってあります。私自身の経験ですが、職場復帰してしばらく経ったある日、得意先の人に「話、短くなったね」と突然言われました。話が長いという自覚がなかったので驚いていると、「以前はあちこち話が飛ぶなぁと思ってたんだけど、最近は短時間でわかりやすい説明で助かるよ」と笑いながら言われました。育休復帰後は短い時間で多くの仕事に対応しなくてはならなくなったせいか、自然と無駄話を削るようになっていたようです。

 

環境や周囲によって人が変わっていくことは自然なことだし、悪いばかりではありません。会社が変わっていくのも、より良い結果を出していくためには当然です。逆に育休の間に、会社の何が変わったのかを考えてみるのは、会社がが今求めている方向を深く理解できるチャンスかもしれません。

変化は対応できるものです。少しだけ、柔軟性を意識してみるといいのかも。

 

ちなみに、浦島太郎の童話ですが、実は色々な解釈があり、結論も諸説あることをご存知ですか?

・玉手箱をあけて老人になり、乙姫さまとの再会もなく終わる
・玉手箱をあけた途端に息絶えてしまう
・玉手箱をあけて鶴となり、愛する乙姫さまと再会する

あらら、だいぶ話が違いますね。浦島太郎は玉手箱をあけたら残念な結末と思い込んでいましたが、鶴になる幸せなストーリーもあるとは。

だから、大丈夫なんです。浦島太郎になってしまっても、新しい仕事と職場に順応できます。あなたの復職という玉手箱から何が飛び出してくるのかわからないけど、どんな変化も楽しむ心持ちで、育休あけの職場復帰を迎えてみて下さいね。

ライター 大橋 礼

年の差15歳兄弟の母。DTP会社勤務後、フリーで恋愛・料理・育児コンテンツを執筆中。今や社会人長男のママ仲間とは「姑と呼ばれる日」に戦々恐々しつつ、次男の小学校では若いママ友とPTAも参戦中。飲めば壮快・読めばご機嫌! 本とお酒があればよし。

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