2016年12月6日 更新

両親の介護を終え、また働きたい! 60代で飛び込んだ家事代行という仕事の魅力

日常的にやってきた家事のスキルを活かして働ける「家事代行」。家事代行サービスのCaSy(カジー)では、20〜60代のさまざまな女性が活躍しているそうです。現場で働くスタッフと交流できる「カジーサロン」にて、60代で活躍する新井さんのお話を聞いてきました。

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ひと昔前までは敷居が高いと感じられていた家事代行サービスは、働く男女の間で「利用してみたいサービス」として注目が高まっています。
その理由のひとつに、低コストで気軽に利用できるサービスが出てきたということがあります。「CaSy」の家事代行サービスもそのひとつです。

そして家事代行は、気軽に始められる仕事としても注目をされています。それは、普段当たり前のようにやっている家事が「スキル」として活かせるから。働く時間と勤務地を自由に選べることもあり、CaSyでは、副業のひとつとしてスタッフ登録をしている人も多いそうです。 また、最近多いのが50〜60代の働くスタッフ。

今回は、そのひとりである新井さん(60代)が、ホームコンシェルジュ(家事代行スタッフ)として働き始めたきっかけや、お仕事のやりがい、魅力を話してくださいました。

営業の仕事から62歳で「家事代行」に転職

CaSyで働く新井久美子さんはホームコンシェルジュ(家事代行スタッフ)歴1年3ヶ月。働き始めたのは、ご両親の介護がひと段落ついた62歳のときでした。

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「少しの間、介護で仕事を休んでいましたが、また何か仕事をしたいと思い始めたのが62歳。前は営業の仕事をしていたので、営業で探していましたがなかなかみつかりませんでした。自分ではまだ若いつもりでいましたけど、まわりから見たらもう年寄り。とはいえ、働きたい気持ちもありますし、年金に対する不安も持っていました。実際に、年金だけで生活するのは不安です。」

そんな時に、娘さんが見つけてきてくれたのが「家事代行サービス」の求人。「これなら60代でも働けるよ。」と、娘さんからの背中を押すひと言もあって、第2の働く人生をスタートしたそうです。

お客様にこんなに喜んでいただける、喜びを実感

「それまでは保険のセールスレディとして20年働いていました。家事はずっとやってきていたことですが、それが仕事としてお客様に喜んでいただけるのか最初は不安でいっぱいでした。初対面のお宅にお邪魔するのもドキドキの連続でした。」

いざ、お宅へ伺ってみると、忙しい共働きのお宅や子育て真っ最中のお宅など、家事代行サービスが必要とされていることを肌で実感したそうです。

「この歳になっても仕事があるのは、家事代行というサービスが必要とされている今の時代だからなんでしょうか。働いてみて、お客様にこんなに喜んでいただけるものなんだと感動しました。」

CaSyではホームコンシェルジュ(家事代行スタッフ)の経験や評価に応じて、星の数やエプロンの色と、時給もアップするシステム。お客様からの感謝の声も、新井さんに直接届くのでモチベーションもアップしていったそうです。

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働く上でのストレスはほとんど感じない

今の仕事について、ストレスは「ほとんど感じない」と新井さん。

「お客様のお宅をきれいにするという確かな目標に向かって仕事をすることに集中しているので、終わった後は達成感があります。様々なお客様がいるので、いろいろな見方やコメントもありますが、どんな意見もありがたく受け止めています。」

お客様に感謝されることのほうが多くて、自由に仕事の時間を決められて、時給が良く、魅力は多いと語る新井さん。CaSyで働き始めて1年半、指名してくれるお客様も増え、現在の時給は1540円、月収は10万円程だそう。

「いくつまで続けられるかわかりませんが、あまりヨボヨボしてお客様の所にはいけないですから、体操したり、気をつけています。仕事に行くときは、ある程度の緊張感もあるのでそれも若くいられるための秘訣だと思っています。」

カジーサロンでは家事スキルアップのコツも伝授

家事のスペシャリストが集まるCaSyのイベントということで、プロ直伝のお掃除のコツも教えてもらいました。

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「今回のテーマは『秋のミニ掃除のススメ』」です。大掃除の時期に全てを一気にやろうと思うと大変です。そこでおすすめなのが、今の時期にやっておくミニ掃除です。まだそれほど寒くないので体も動きやすいので、ぜひチャレンジしてみてください。」

と話してくれたのはベテランのホームコンシェルジュの茅野さんです。使うのは、アルミホイルやストッキング、重層スプレーなど身近なものばかり。『キッチンとお風呂の排水溝にアルミホイルをボール状に丸めて置いておくと銀イオン効果でぬめりがつかない』『丸めたストッキングで外の網戸をふくとするすると汚れが取れる』など、目からウロコのお掃除術を教えてくれました。

おわりに

娘さんの後押しと、年金に対する不安から思い切って家事代行の世界に飛び込んだ新井さん。「家事がスキルになるなんて…」と最初は誰もが思うことだそうです。今後、年金の受給開始の引き上げも検討されてきている今だからこそ、新しい働き方を見つけていくことが必要なのかもしれません。そして、家事代行という仕事で気づかなかった自分の能力ややりがいを見つける人は、これからも増えそうですね。

CaSy(カジー)スタッフさんが語る「副業」としての家事代行の魅力 - くらしと仕事

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森田有希子 森田有希子