2017年9月30日 更新

つなぎのつもりで始めた在宅ワークから ひらめきや楽しみを見出す

20代の在宅ワーカー・織田さんは青森在住。地方ではまだまだ、在宅での仕事に対する一般の理解が浅いようです。 「自分から変わっていきたい」と話す織田さんに、お仕事の様子などをお聞きしました。

1,144 view

青森県で、ご両親と共に暮らす20代の織田真理恵さん。
以前勤めていた会社を退職してから、次に仕事をするまでのつなぎとして始めたクラウドソーシングでしたが、バーチャルアシスタントサービス「Help You!」に登録してから、意外なやりがいや楽しさを発見することに。
オンラインでの仕事の詳細や、これからの目標などについて語っていただきました。

「Help you!」ワーカー 織田真理恵さん

オンラインミーティングで 和気あいあいと楽しい仕事の時間

どういった経緯で「Help You!」に登録されたのですか?

前職を辞めた後、次の仕事に就くまでのつなぎにお小遣い稼ぎのつもりで、在宅ワークを始めました。
初めは別のクラウドソーシングサービスに登録し、単発や長期のデータ入力をいくつも引き受けていました。企業の方とのコミュニケーションの難しさや、タイトすぎる納期、次につながる仕事がないことへの不安、頑張っても時給換算で200円にしかならない…など、在宅ワークの大変さを思い知らされる日々でした。

以前の会社では、データ入力事務をしていました。
健康診断のデータを入力する仕事です。他企業の社員さんが受けた健診結果を紙でいただき、それをデジタル化します。
数値と医師のコメントを校正して入力するのですが、再検査などの判定がついていない項目は、基準に則って自分達で判断していました。
人の命を預かっているため覚えることも多く、分厚いマニュアルをめくり、先輩と相談しながら行っていました。
しかし、先輩の判断の意図が分からないことが多く、雲をつかむように入力しているのが苦痛になりました。
常に納期に追われ、1日に入力する件数も膨大で…腱鞘炎になりそうでした。
先輩は休日出勤が当たり前。
ですが新しい会社だったせいか、不思議と雰囲気は良かったです。いい職場でした。

Help You!」に出会ったのは、2015年の夏。
クラウドソーシングで、「1日8時間で時給制」という、内容は少しきつそうだけど、私にとって願ってもない待遇の求人を見つけました。元々オンライン秘書という仕事に興味はありましたが、難しそうに思えて気が引けていました。勇気を出して応募すると、すごいスピードでメンバーになり(笑)、すぐにお仕事が始まりました。

初めての仕事は、どんな依頼でしたか?

校正を伴う短期のデータ入力でした。1日何時間も仕事に没頭しました。
それまで在宅で請け負っていたデータ入力とは違い、前職の会社で経験したのと同レベルのクオリティを求められました。
チームミーティングがわいわいして一番楽しく、息抜きとなりました! その時のチームメンバーには、今でもお世話になっています。
日本各地の人と海外の人がSkype上で集まり、雑談を含めたミーティングをするのですが、出身地あるあるとか、子育てあるあるとか、休日のエピソードなどを話していました。
笑える話が多くて、面白かったです。

現在は、どんな仕事をしていますか?

Facebook・Twitterの記事作成と、レポート作成をしています。
普段は記事ネタを集めるために、キュレーションサイトをいくつか巡回しています。キュレーションパトロールです(笑)
おかげで女子力がつきました!
記事作成は、技術よりも「ひらめき力」があると助かるように思います。

レポート作成は、SNSに訪れた人達の数や行動の統計をスライドにするものです。エクセルやパワーポイントを使うことができれば、そう難しくない仕事です。

一週間のスケジュールを教えてください。

【平日】
午前中:春~秋は朝ドラを見てから、バードウォッチングを兼ねた散歩に出かけます。冬はたまに雪かきをします。帰宅してチャットワークをチェック、昼までお仕事です。

午後:晩ごはんまでお仕事です。たまに、食材やコスメの買い出しに出かけます。

夜:仕事があればやり、大体22時には布団に入ります。
タブレットでYouTubeを見ながら寝ることが、私の欠かせないルーティーンです。メイク動画で見た限定コスメを、週末にチェックしにいくのが楽しみです。

【土曜日】
鳥のウォッチングスポットをはしごしたり、ドラッグストアをはしごしたり、イベントに出かけたり…。
充実した休日を楽しんでいます。

【日曜日】
午前中:クリスチャンなので、教会で礼拝をささげます。そして、月2回はピアノ伴奏をします。

午後:月1回は子ども会のお手伝いをします。

私は主婦ではないので、比較的時間の自由がききます。
ですから、「Help You!」の他のメンバーが家庭の事情で急に仕事ができなくなった時に、フォローできればと思っています。

「Help you!」ワーカー 織田真理恵さん

家族やメンバーの温かい支えに 思いやりの気持ちが育つ

仕事に対して、家族の理解は得られていますか?

初めは私がどんな仕事をしているのか説明しても、なかなか理解してもらえませんでした。
ですが今は、私の仕事を優先させてくれますし、在宅ワークの大変さを理解してくれています。逆に私の方が、「もう少し家のことを手伝わなくては」と感じています。家族にはとても支えられています。

この仕事は近くに家族がいることが多い分、集中すると、気を遣わせてしまうことがあります。
また、居間と仕事部屋が同じだとメリハリがつかないと思っていたので、最近PC用のデスクを導入して、プライベートな作業環境を整えました!
それまでは壁の木目を見ていましたが、今は窓の外の鳥を眺めながらお仕事に取り組むことができ、快適です。

「Help You!」でお仕事をしていて、辛いと思ったことは?

年末から単発のデータ入力があり、そのために膨大な作業時間を割いていた時は辛かったです。
でも、運営陣とチームメンバーが理解を示してくださり、たくさん助けてもらいました。足を向けて寝られません!

他のクラウドソーシングサービスとの違いは感じますか?

決定的な違いは、「仕事が尽きない」点です。運営の方が仕事を紹介してくれたり、クライアントが次々と新しい仕事を依頼して下さいます。
もう、自分でその都度エントリーして、ふるいにかけられる心配はなくなりました。

さらに希望を挙げるなら、青森支部ができたら嬉しいです(笑)
冗談ではなく、オフラインで他のワーカーさんと会って仕事できる機会があればいいと思います。

また、東日本大震災の被災地の方が在宅ワークを探しているという話を、テレビで見ました。「Help You!」であれば、そういう方の支えになれるのでは?と思います。

「Help you!」ワーカー 織田真理恵さん

「Help You!」は大切なステップ ここから多くを学んで成長したい

「Help You!」のお仕事を始めてから、どんな変化がありましたか?

私は「Help You!」を始める前は、自分を社会的に弱い立場だと思っていました。リモートワークという働き方がもっと世間に浸透していれば違ったと思います。
家から出ない独身の若い人がいる=何をしているのか分からない、という世間の目があると思うので、私もそう見られていると思っていました。
地方ではいまだに、「在宅ワーク=1本1円の物を作る内職」という理解の方が多いと思います。
ですから、人に「在宅ワーク」をしています、と言いにくくて、「フリーランスみたいな仕事…」と言っていました(笑)。

「パソコンでする在宅ワーク」は、地方ではまだそれほど知られていません。
私の話を聞いて初めて、「そんな働き方があるのね!いいわね!」と言われることが本当に多いです。
実際、ここ数年ですよね。クラウドワークが充実し始めたのは。
まだ若干人に説明するには抵抗がありますが、「自分から変わっていけたらいいな~」と思っています!

在宅でもこうして立派にお仕事ができて、誰かを助けられるということが、もっと知られ、メディアに取り上げられてほしいです。

今の経験を活かしてやってみたいことはありますか?

私にとって「Help You!」は、次につながるステップです。最初に「つなぎのために始めた」と言いましたが、私にとって大事な「つなぎ」となりました。
ここでの経験は、きっとどこに行っても役に立つ。今のうちに色々学びたい、と思っています。

実はパソコンより、体を動かして何かを作る方が好きなので、今後そういう仕事があればやってみたいと思います。

在宅ワークが気になっている方にアドバイスをお願いします

友人にも今の仕事について聞かれることがあるのですが、「特別なスキルはないが、自分にもできる仕事はあるのか」ということを気にしているんですね。私は「ひらめきや要領が大事」と思っているので、そう伝えています。特に記事作成には、自分の経験や日常の面白エピソードを活かすことができますよ。

続けることが苦手な私でも、「Help You!」での仕事は続いています。
会社というもの自体が苦手な方や、仕事になかなか積極的になれないという方にも、在宅ワークという選択肢をおすすめしたいです。

今後の目標を教えてください。

目下の目標は、コワーキングスペースを探すこと。
青森は田舎なので、電源とネットが無料で揃う施設がほとんどありません。毎月の使用料がお手頃な場所を探しています。できるだけ外で、人と触れ合って仕事がしたいです。

長期的な目標としてやりたいことはまだありませんが、家族の状況に応じて仕事は変えてよいと思っています。
今後、私が家計をメインで持つようなことがあれば、また話は違ってきますし…
結婚すれば、パートナーと話し合って、最善の形を選びたいと思います。

「Help you!」ワーカー 織田真理恵さん

在宅でも人の役に立つ仕事ができること 地方にこそ浸透していくように

織田さんのお話からは、鳥を愛でる自然が近い暮らしぶりや、若い女性らしいコスメなどの楽しみ、そして「在宅でも、立派に人の役に立つ仕事ができる」という喜びが伝わってきました。

地方にいるからこそ、仕事をする場所に縛られない在宅ワークの良さがあることを、もっと広く知って欲しいものです。
織田さんのように、働く楽しみを感じられる人が増えていくと良いですね。

この記事を読んだ人におすすめ

島で育む家族の暮らしとやりがいを大切にした新しい仕事のカタチ

島で育む家族の暮らしとやりがいを大切にした新しい仕事のカタチ

家族で奄美大島に移住後、3人の子どもを育てながらバーチャルアシスタントサービス「Help You!」のワーカーとして活躍している宮崎さんにインタビューしました。
鈴木 せいら | 3,145 view
多様な人材を引きつけ、活かす〜全員リモートワークのタクセルの働き方〜

多様な人材を引きつけ、活かす〜全員リモートワークのタクセルの働き方〜

働き方の自由度を高めたら、多様性のある組織になった
やつづか えり | 1,974 view
パートナーに出会い、定住を決意。クロアチアにいながら日本の仕事をする田口さんの日常

パートナーに出会い、定住を決意。クロアチアにいながら日本の仕事をする田口さんの日常

日本とクロアチアを行き来しながらの「くらしと仕事」とは?
鈴木 せいら | 716 view
自分、健康妊婦! という思い込みの恐怖

自分、健康妊婦! という思い込みの恐怖

まさかのお仕事禁止令?
伊藤 尚 | 424 view

この記事のキーワード

この記事のライター

鈴木 せいら 鈴木 せいら