2017年4月7日 更新

副業OKになったクラウドワークス。広報・稲増さんが週末カフェ営業で得られたものは?

会社公認で副業をするメリットとは?

379 view

副業容認に対する、社内の反応

 (9891)

- 「ハタカク!」が発表された時、社内の受け止め方はどういった感じでした?

働き方革命というスローガンを掲げて多様な働き方が受け入れられる環境を提供すると言っているので、社員としてはやっと導入されたという感じでした。
以前からも試験的には導入していましたが、大々的に発表したのはその時だったので、会社が「ハタカク!」を宣言したことによって、堂々と社員どうしで「カフェやります」「副業やってます」と言い合えるようになりました。ほかにも、「今の仕事以外で、今後どういうふうに働きたいと考えているか」など、広く話ができるようになり、導入をきっかけに相互理解が深まった感触です。


- 稲増さん以外には、どういう副業をしている人がいるんですか?

以前はフリーランスだった人が、当時やっていた仕事を再開して動画制作をしていたり、エンジニアでアプリ制作をしている人がいたり。あとは、クラウドワークスのサービスを通じて仕事をしてみるというのもありますね。


- 逆に、副業容認によって生じるデメリットは考えられますか?

私の場合は、収入を増やすというよりは、経験を大事にしていますけど、これから副業をする人が増えてくると、副業の収入の方が会社の給与より上がってしまうことや副業が本業になってしまうということも起こり得るかと思います。そうなると、会社の人材流出の懸念はありますね。そのほか、雇用されてやる副業の場合は、自分でスケジュール調整などハンドリングできなくなってしまうなど、本業に支障をきたしてしまうこともあるかもしれません。

 

思いがけず、会社での仕事に対するメリットも生まれた

 (9894)

- 直接的に、会社での仕事に還元できたことはありますか?

カフェに来た社員とユーザーさんをつないで、サービスの改善したいところを社員に直接伝える機会がありました。サービス運営をしているなかで直接意見をぶつけてもらう機会は、会社では敢えて企画をしない限りはなかなかできないので、それが自然に生まれる環境は、会社に役立っているのではないかなと思います。また、そういう偶然がなくても、私がカフェを運営しながらユーザーさんに意見をもらって、会社にフィードバックすることもできますね。
それから、広報は社内のいろいろな情報を集めてPRの材料にしているので、普段全然お話することのない部署の人がお客さんで来てくれたときは、絶好のネタ収集の機会として役立っています(笑)


- ユーザーさんや社員の方がいらっしゃるのは、副業としてこのカフェをやっているということがオープンに言える環境だからこそですよね。やはりオープンなほうがいいですか?

絶対いいと思いますね。広報は会社の顔としてメディアさんやユーザーさんとお話しをすることが多いのですが、大抵は自社のことばかり話さないといけなくなります。でも、そうするとコミュニケーションがあまり成り立たないこともあるんです。その時に「会社公認でこういうことやってるんですよね」と話ができるだけで、お互いの人間性もわかって関係づくりがしやすい気がします。以前より、会社はもちろん、個人にも興味を持ってくれる人が増えたと感じています。

 

インタビューを終えて

会社の人事制度改革によって、社内外に対してオープンな状態でカフェを営業することができた稲増さん。自身の夢に一歩近づくとともに、本業にまつわる人との交流がより良いものになったという、予想外のメリットもあったようです。副業容認によって、企業にとっては優秀な人材の確保が、個人にとっては自己実現やスキルの積み重ねで市場価値を高めることが可能になるという、好例ではないでしょうか。

23 件

この記事のキーワード

この記事のライター

鈴木 せいら 鈴木 せいら