2017年2月23日 更新

キングソフト社で女性が自然体で活躍できる理由 ~前編~

『くらしと仕事』では、ママになっても活躍できる会社を積極的に紹介していきます! 今回インタビューした外資系ソフトウェア会社のキングソフトも、多くの女性社員が結婚・出産を経ても、いきいきと活躍し続けることができる職場だと聞きます。その理由を、女性社員4名の方にお話しいただきました。

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結婚・出産・育児を経験しても働きやすい環境づくりがなされているという、キングソフト社の女性社員の方々にお話を伺いました。
それまでもフレックスタイム制度はあったというキングソフトですが、2015年10月より本格的にフルフレックス制を導入。それに伴い、社員の働き方に大きな変化はあったのでしょうか?

座談会には、4名にご参加いただきました。

・池田 直子さん(30代、入社8年目、営業事務担当、既婚・2歳半の子どもあり)
・尾崎 真弓さん(30代、入社2年目、広報 PR担当、既婚・子どもなし)
・栗原 紗和子さん(20代、入社2年目、営業事務・業務サポート担当、未婚)
・藤沼 香菜子さん(20代、新卒1年目、マーケティング担当、未婚)

それぞれの社員が幅広い業務を手がけ、相互にサポートし合うスタイル

- まず、みなさんがどういった業務内容を行っているのか教えてください。

池田さん

池田さん

池田 :私は営業事務で、営業のサポートや依頼された資料の作成、お客様からの問い合わせに対する回答や見積もりの回答といった一般的なことから、パッケージ製品のコンセプトを考えたりデザインの叩き台を作ったりということもしています。それに付随して、パッケージ関連の生産・物流関係の管理も行っています。

もともとは営業事務が1人しかいなかったので、営業に出ること以外は全部やっていました。
今は組織として会社の体制がしっかりしてきたので、分業されてきていると思います。

尾崎さん

尾崎さん

尾崎 :私は広報で、これまではコンシューマー向け製品のPRを担当していたんですけれども、今は一部法人の製品プロモーションにも携わっています。

広報チームは今、4人でやっています。 私は弊社のClean Masterというアンドロイド向けのスマホ最適化アプリやオフィスソフト、パソコンの無料セキュリティソフトなどを担当しています。
プレスリリースも書きますし、毎日のSNSでの情報発信なども行っています。

栗原さん

栗原さん

栗原 :私も営業事務ですが、池田さんとは別の部署です。今はメディア運営のディビジョンで、メディアの媒体営業のサポートという形で入っています。 私はアプリなど担当製品の数が多いチームに在籍しており、月初にそれぞれの製品の売上実績を経理に報告することがメインの業務です。
それ以外の時間では、新規で運営している『StartHome』というメディアの記事広告の提案資料作成や、広告出稿の一部を手伝ったり、SNS関連などみんなのサポート的なところで動き回っていることが多いですね。


- みなさん、割と範囲が幅広いんですね。


栗原 :そうですね。それぞれ自分の担当業務がありつつ、みんなで補い合いながらやっているところはあると思います。


- 藤沼さんは新卒で入社されたそうですが、すでに実務には入っているんですか?

藤沼さん(右)

藤沼さん(右)

藤沼 :はい。教わりながらやらせてもらっています。

マーケティングで、担当しているのがWPS OfficeとCAMCARD BUSINESS(キャムカード ビジネス)という名刺管理ソフトの2つ。ブログの記事作成や広告出稿、オンラインショップの集計作業などを、先輩から引き継ぎながらやっています。


-希望していた業務内容ですか?


藤沼 :そうですね、もともとマーケティング志望で会社に入っているので。
うちの会社はジョブローテーションという制度があるので、新卒は必ずすべての部署の業務の一部を実際に経験します。そこから自分がやりたい業務を決めるという形で、結果マーケティング職についたり、営業職についたりというふうになってますね。


-新入社員は、今年は何名ですか?


藤沼 :今年は11人入社しました。そのうち日本人が6人、中国人が5人です。

社員のライフステージの変化に伴い 会社のあり方も変わってきた

- 池田さんは現在、時短勤務の形態を取られているそうですが、具体的な時間帯は決まっているのですか?


池田 :いえ、通常だと8時間勤務のところを6時間勤務にしているのですが、時間帯は決まっていません。だいたい私はいつも9時20分ぐらいに会社に来て、17時過ぎに帰るような感じですね。 子育てをしながらの勤務ですので、朝子どもが体調を崩してどうしても病院に連れていかなくてはいけないような場合、気まずい思いをすることなく11時ぐらいに出勤することができるので良かったなと思います。


- 産休・育休の期間は、どのぐらい?


池田 :法定どおり、ちょうど子どもが1歳になるまで取りました。今は復職して1年半ほど経ちます。


- 復帰されてみて、以前とは働き方に変わった点がありますか?


池田 :今はもう考え方を変えられるようになったんですけど。やはり子どもが待っている今、以前のように好きなだけ仕事に時間をかけるというわけにはいかないんですよね。 保育園のお迎えの時間までには、帰らなくてはいけない。最初の頃は「今までなら自分がイニシアチブをとれた仕事だったのに、手放さなきゃいけない」という葛藤がありました。


- 周りの社員の方で、子育てしながら働いている先輩ママはいらっしゃいますか?


池田 :幸い私の部署では、6人の女性のうち私の前に2人が産休育休を取っていて、ちょうど私と入れ替わりになりました。私の復帰したタイミングが、奇跡的に全員部署に揃っているタイミングで(笑)その状態が1年ほど続き、今2人目出産の波が来ている感じ(笑)


- みなさんが子どもを産みやすい環境なんでしょうか?

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池田 :そうですね。制度を整えてもらったということもありますし、社員の平均年齢が若かったのが、みんなの社歴が長くなるにつれて結婚・出産というフェーズに入り、会社も変わってきた感じですね。


- キングソフトが創立から11年目、池田さんは8年働いていらっしゃる初期メンバーですよね。


池田 :そうです。だから、創業から数年間は、結婚して子どもがいるという女性社員は、現在の社長であるフェンダさんぐらいでしたね。


- 制度がだんだん整ってきたのは、やはり必要とする人が増えてきたからいうことなんでしょうか。


池田 :おそらくそうだと思います。会社側も制度として設けていても、実例がないと実感がわかなかったと思うんですよね。それを実際に取得する人が出た時に、バックアップをどうするかなど、具体的なことをみんなが考えるようになってきた。
もともとうちの会社の時短勤務は、子どもが3歳になるまでしか取れなかったんです。でも3歳になった時に周りに面倒を見てくれる人がいないと、会社を辞めなくてはいけなくなってしまう。1人目の時短取得者がそのことを上司に相談した時に、小学校入学までに延長されたんです。
そういうふうに社員のニーズに従って、ちょっとずつ制度が変わってきた感触はあります。


- 池田さんは、産休前と復帰後は同じ仕事ですか?


池田 :同じ職種です。


- そういう方が多いんですか?


池田 :いえ、営業だった人が営業事務になるケースもあります。
そもそも、私が育休を取っている間に、私が現在いるセールスサポートという営業事務だけの組織が作られたんです。それまでは、2つの営業にそれぞれの営業事務があり、分かれてやっていたので連携がとれないことがありました。
ですがだんだん時短で働く人が増えてきたことで、みんながお互いの仕事をできるようにする体制が整えられました。おかげで、時間的には融通が利くようになりましたね。


- 制度だけではなく、組織の形や働き方自体も変わってきたということですね。
今日は女性の方に集まっていただいたんですけど、社内の男女比はどのぐらいなんですか?


池田 :男性が6、女性が4ぐらいですね。


- 男性の方も、フルフレックスは活用されているようですか?


尾崎 :職種によります。特に営業職だと、なかなか朝遅くというのは難しいのかなと。


池田 :営業の部門の定例自体が、9時45分からです。


尾崎 :午後はみんな営業活動で外出しますから、そこじゃないと揃わないんですよね。


池田 :部署によっても、職種によっても、働き方は様々だと思います。


後編に続きます)

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