2017年10月5日 更新

二回目の育休は戦略的に!最初の育休・仕事復帰を経て考えた理想的な育休の過ごし方

育休中の理想的な過ごし方とは

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(この記事は「LAXIC」より転載、編集しています。)

第一子の育休復帰後に直面したジレンマ

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私は3年前に第一子を出産しましたが、それまでは仕事中心の毎日で結婚後や妊娠中も夜遅くまで仕事をしていました。だからこそ、「出産後は子供との時間を大切にしたい」と考えていました。

実際、第一子の出産直後は毎日成長するわが子と過ごすだけで満足、そして体力的にも精神的にも精いっぱいで他のことをする余裕はありませんでした。ただ、次第に

「今日一日おむつ替えて授乳する以外に何したんだっけ?」「今日誰かと話した?」

という空虚感が芽生えるようになったのです。

この状況を変えたいと、産後2か月ごろからまずは外にでる機会を作るためベビーマッサージやベビースイミングなど色々出かけたり、TOEICの試験を受けたりしました。4か月と短い育休期間でしたが、おかけで毎日張り合いのある生活が送れたと思っています。

ただ、 想定できていなかったたのは職場復帰後に直面するジレンマのことです。

育休中は手当たり次第に何か挑戦はしていたものの、職場復帰後への備えは手薄でした。時短でもフルタイムと同様の成果を出せると意気揚々と復帰したものの、まずビジネススキルが驚くほど衰え、言葉もろくに出てこない自分に愕然としたのです。

復帰後どういう働き方をしていきたいかが明確に描けていなかったので、当然職場の人々にも伝えられず、しっかり働きたいけど中途半端な働き方しかできない毎日で、モチベーションもうまく保てず、毎日がずるずると過ぎていきました。第二子は2年差くらいで早くほしいという希望をかねてから持っており、働き方を変える一歩をなかなか踏み出せなかったのも事実です。その後、育休復帰から1年後に第二子を妊娠、約1年半後に産休に入りました。

この第一子での経験が第二子の育休の過ごし方を考えるきっかけとなったのです。

長い人生、キャリアプランを見据えた育休の過ごし方

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第一子の経験を踏まえて、第二子の産後に実践したことは、

✓育休中にやることを決める前に、まずキャリアや家族との人生プランをじっくり考え、可視化する。

✓人生プランを達成するために、逆算して今どう過ごしたいのかを描く。

✓育休中に具体的に「いつ」「何を」するか計画を立てる。

ということです。

仕事と違い、子どもと過ごす時間の過ごし方は自分の思い通りにはなかなかいきません。何かしたいとぼんやり思っているだけでは一日はあっという間に過ぎます。一方で何をしたいかが明確に定まっていれば、細切れの時間でも集中して取り組める。さらには、「何かしたいのにできていない」というモヤモヤを持たずに子供との時間も集中して遊べるという好循環がうまれます(いつもそんなうまくいくわけではありませんが)。

人生プランを考える上では、まず自分でじっくりと考えると同時に、その思いを夫と共有しました。個人的にはこの過程がとても意味があったと思います。互いの思いを共有し、すり合わせることで一体感が生まれます。そして、共有したことで育休中の私の活動にもとても理解・協力を得られていると思っています。

人生プランをたてる上でとても役にたったのは、産後3か月の時に参加した育休プチMBAで購入した「IKUKYU Diary」。60歳の自分からさかのぼって10年後、5年後、1年後の自分のキャリアや家族プランを考える。これを夫と共有することで、「将来の理想像とそのために復帰後どうありたいか」、「そのために育休中に何をやりたいか」がどんどん鮮明になってきました。

次のステップとして、日記帳の空きページに、やりたいことのマインドマップを作成。家庭における母・妻として、そして1人のビジネスパーソンとして、何がしたいのか整理しながら描いていきました。

そして最後に、年間スケジュールへの落とし込み。漠然と何か外に出る機会をと思い活動した第一子の産後とは違い、目的意識や育休の全体像がはっきりと持てました。

まず家庭において大切にしたいことは、子供としっかりと向き合うこと。子供と集中して遊ぶ時間を確保することはもちろん、子供とのコミュニケーションの仕方を、腰を据えて見つめなおす時期として育休を位置づけました。ビジネスパーソンとしては、復帰直後の仕事に直結する勉強や活動をすることと、長いキャリアゴールに向けての準備のため、必要な経験を積むことを2点を目標としました。

この計画にのっとり、現在キャリアアップのための資格取得、ビジネス感覚維持と新たな視点を得るための育休インターン、子供と向き合うためのマザーズコーチングなど、色々なことに挑戦中です。この記事を書いているのもLAXICを運営するノヴィータでの育休インターンの一環です。 ここでは、1年弱の育休期間の前半戦としてこの半年の間に取り組んだ印象深い2つの経験をご紹介します。

健康な身体と一人称の「私」を取り戻す 〜マドレボニータの産後ケア〜

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今振り返っても、第二子出産直後の家で赤ちゃんと上の子と過ごす日々は、頭の中が子供たちのことばかりでホルモンバランスの乱れから心も身体もボロボロだったと思います。もともと健康そのもの、プラス思考であり、第二子で心にゆとりはあったものの、歳のせいか第一子の時よりも身体はつらく感じました。他の色々な活動をしようにもまず健康な身体でなければ計画は頓挫してしまいます。マドレボニータの産後ケア教室は第一子の産後にも夫に勧められ、心と身体を取り戻す(むしろ妊娠以前よりもヘルシーに!?)のにとても役立った経験から、第二子の時にも必ず受講すると決めていました。

マドレボニータの活動は約1ヶ月。普通の産後ヨガやトレーニングと異なるのは、

心にもアプローチする点

強力なネットワークができる点

です。産後ケアという言葉からイメージするのはゆったりとしたストレッチ程度ですが、実際はがっつり部活動のような運動と運動の後の「シェアリング」の時間が特長です。まずハードな有酸素運動を週1回、計4回行うのですが、ほかの参加者とこの部活動なみの運動を乗り越える(?)ことで不思議な連帯感が生まれます。そして、なんといっても運動後の「シェアリング」。ここでは、ママとしてではなく、「私」を1人称で語ります。

人生や仕事、パートナーとどうありたいのか、それを参加者同士ペアとなり時間を区切って話し、聞くという時間を取ります。この過程は、どっぷりママの心に浸った自分の心を、もう一度「私」として人生を見つめなおす心の土台を作ってくれます。そして、インストラクターの絶妙な場の雰囲気の作り方も手伝ってか、このディープな時間をともに過ごした仲間とは不思議と連帯感がうまれ、強固なネットワークができます。実際第一子の時の参加者とは今も交流が続いており、仕事の話が普通にすぐにできる関係としてとても大切にしていますし、会うたび刺激を受けています。また、不思議なことに同じ経験をしたOG(卒業生)とは比較的すぐに打ち解けることができ、第二子の産後では他の会のOGとの輪もできつつあります。

子供と向き合う土台からのアプローチ 〜マザーズコーチング〜

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2歳の第一子のイヤイヤ期と赤ちゃん返りの併発に手を焼き、ついついきつく怒ってしまい寝顔を見ながら「ごめんね」の日々。この毎日をどうにかしたいと思いつつ、ネットで紹介されている上手な叱り方やイヤイヤ期への対応などを見ながら、「わかっているけどできない」とモヤモヤとし、育休中に子供への接し方をじっくり見直したいと考えていました。

育休計画マインドマップでこの課題にどう対応しようかと調べていて見つけたのが「マザーズコーチング」。

受講して何が良かったかというと、「どう叱る・褒める」といった方法論から入るのではなく、まず子供と向き合う自分自身の心と思考(マイスタンダード)を見つめなおすことから始めることです。そして小手先の技術ではなく体系的に子供との接し方を学びます。ネットであふれる情報で断片的には知識として知っていても実際できない、という状況の私にはぴったりの講座でした。

自分の内面を掘り下げることって自分ひとりでは案外難しく、コーチの手を変え品を変えた質問を受けていくうちに自分でも、「あっこの考えに固執してたけど今の環境でも状況を改善することってできるんだ!」と気づけたりと、色々な発見がありました。

開眼だったのはそのために何か新たにしようとするのではなく、まず無駄なことを「手放す」こと。手放すことで、私の心に少しゆとりができつつあります。そして、自分の心のゆとりは子供に伝わり、子供の心のゆとりにつながります。日々少しずつ子供とのやり取りが楽しく感じ、笑顔が増えている自分がいます。自分の心が良い状態だと、それが自然と言動にも表れているようで、夫からも「いい変化だね」と言われます。もちろん、余裕がなくなる場面はたくさんあり、ついつい言ってはいけないと思っている言葉が出ることはありますが、その状況を客観的に把握できて軌道修正しようとするもう一人の自分ができたことも変化の一つです。また、今までわが子の行動を抑制していた無意識のマイスタンダードに気づくようになり、自分の言動の背後にあるマイスタンダードを意識して、子供に伝える際に取捨選択するようになりました。

今後子供の成長とともに色んなコミュニケーションの壁に直面すると思いますが、その土台になる考え方や姿勢を学べたように思います。

子供と接する機会が最も多いのが通常母親なので”マザーズ”コーチングとなっていますが、今後ペアレンツコーチングと呼ぶのが普通となる世の中が来ればよいなと個人的には思っています。

育休は長いようであっという間に過ぎます。まず私の育休前半戦は上々の滑り出し。後半戦は、もう少し、復帰後のビジネススキルに焦点を当てていきたいと考えています。復帰後、さらには後で振り返った時に、有意義な育休だった、と思えるような充実した日々を過ごしていこうと考えています。

ライター 樽井 三喜

夫と2歳娘、0歳息子の4人家族。関西出身。大学卒業後に運輸業総合職として就職、在職中に大学院への留学を経験。留学中に出会った夫と結婚し、第一子の出産を機に首都圏へ引っ越す。東京での復職を経て、現在、第二子の育休中。

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