2017年3月24日 更新

異動、昇進、多忙な業務……、悩み多き販売女子たちが自分と向き合って得たもの

4人のモヤモヤが晴れた理由は?

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女性のための求人・転職情報サイト「とらばーゆ」編集部主催の「販売女子の未来を考える会」には、悩み多き販売女子約20人が参加、どうすれば前向きにキャリアを考えられるかについて、学ぶ機会となりました(詳しくはこちら:完璧なロールモデルはいない。関わる人達から素敵なカケラを集めて〜販売女子の未来の見つけ方〜)。

「刺激を受けた」という参加者たち、どんな悩みを抱えてこの場に参加したのでしょうか。会の終了後、4人の販売女子にインタビューしました。

左から澤坂さん、白岩さん、佐治さん、中山さん

左から澤坂さん、白岩さん、佐治さん、中山さん

インタビューさせていただいた皆さん

アパレル系 教育部 澤坂しおりさん(27歳)
アパレル系 店長  白岩ひとみ さん(29歳)
株式会社キタムラ マリオ営業部 本社勤務兼南長野ブロック長 中山聖子(さとこ)さん(36歳)
株式会社キタムラ スタジオマリオ 中埼玉ブロックブロック長兼 イオンモール北戸田店 店長 佐治友理恵さん(26歳)

2月某日、都内で開催された主催の「販売女子の未来を語る会」

2月某日、都内で開催された主催の「販売女子の未来を語る会」

 

社内だと人の目を気にしてしまう〜“良い子”を演じる症候群〜

- 率直に、今の仕事をどう感じていますか。

澤坂さん: 実は、今の場所では自分のやりたいことが見えてこなくて、年齢的なこともあり、「もし転職するなら今しかないな」と思って、少しだけ転職活動をしていました。何か自分が社会に貢献できることはないかなと。別に具体的に「これがしたい!」というものがあったわけではありませんけど。でも、教育部に異動になり、社内の英語教育について考える立場になりました。なんとなく、ここで何か見えてくる気はしているという状態です。

白岩さん: 私は今、店長という立場になっていて、店舗の責任者です。うちの会社でいうと、これが管理職の最初の段階です。新人店長の頃は、全然できていないことが多いのに、すでに部下は50人もいてという状態で、毎日ふりかかる業務をこなすのがやっとの日々でした。

中山さん: 私の場合は、1年半前に本社勤務になり、女性中心の現場から男性率の高いオフィスに移ったことで、今までと勝手が違うなぁということを感じていました。仕事はもう15年目で自分でもベテランだと思っていましたが、この異動でいろいろと学び、考えるところは多くなりました。

佐治さん: 私は就職5年目です。1年前にはじめてブロック長を任されました。いつのまにか5年が経ってしまいました。私の任されているブロックでは11人の店長を束ねるのですが、半分以上が年下の店長です。自分のポジションに自分自身がまだ追いついていかないという不安があります。

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- 白岩さんと澤坂さんの会社では似たような研修が社内でもあったと伺いましたが、今回の研修との違いはどんなところにありましたか?

白岩さん: 本部の社員だけでしたが、自分を見つめ直す研修がありました。どうしても同じ社内だと、“こんなことを話したらこう評価されるのでは?”という考えがよぎって、本音で話せないというか、うまく自分と向き合えなかったような感覚がありました。今回は他社の方々とだったので、そうした目を気にせずに、逃げずに自分と向き合うことができた気がします。

澤坂さん: これはうちの社のいいところでもあるのですが、自分を甘やかさない傾向があると思います。おそらく、自分を高めるためにしている手法だと思うのですが、なんとなく、「自分はまだまだだ」と思い込んでいた所があったようです。今回、他社の方々との交流で自分ではできていないと思っていた部分に高評価がいただけて、自信がもてました。普段は自分の思っていることよりも、社内で評価される発言、行動をとるように無意識に自分をコントロールしていたことにも気付くことができました。

白岩さん: 自分としては、会社でやりたいことがあって入社したのですが、入社して3年は“この会社で良かったのかな”という迷いがありました。会社側からの「これをやるべし」ということが沢山あって、その要求に応えるのに精一杯で。でも、今日の研修に出て、素直に自分と向き合えたおかげで、20代、30代の目標が明確に持てました。もちろん、模索することもありますが、今の苦労も次への扉と考えると少し気持ちがスッキリした気がします。40歳になった時に「ああなりたい」というイメージもつかめました。

 

日々の業務が忙しすぎて、自分のやる気は置き去りになっていた

- 中山さんと佐治さんは自分のポジションにおける悩みがあったようですが、今回の研修で自分が変われそうなことはありますか?

中山さん: はい、モチベーションが上がった時のことをグラフで観察するなど、いろいろなことを研修ではやったのですが、自分が何を軸にして行動してきたのかがよく見えるようになり、よかったです。

私はアルバイトでキタムラに入社して、2011年に正社員になりました。今までは現場で女性のスタッフと関わることが多かったためか、物事を伝える時にも感情を中心にして話していた傾向がありました。今の職場は男性が多いので、これでは伝わらないのだなということも分かった気がします。

中山さん

中山さん

佐治さん: 今月はどうしよう、来月はどうしようと、常に目先の「どうしよう」に対応する状態だったなと振り返ることができました。日々の業務が忙しすぎて、自分のやる気は置き去りになっていた部分がありましたが、この研修に参加したら、モチベーションを高く持っている方々が多く、沢山の刺激を受けました。仕事に追われた5年間でしたけど、私も先々の目標を持ってみようと思えましたし、将来を描くことで生まれる“やる気”があることが分かりました。

佐治さん

佐治さん

中山: 自分に冷静に向き合える時間が取れたことが一番の収穫だったと感じています。人に何かを発信する立場になっているのに、まだまだ上から言われたことをやるだけで終わっていたなという反省も見えてきました。これからは、自分の頭の中にあることを形にする、まとめて発信することをしていきたいと思います。

 

(次ページ:自分と向き合う時間をもち、自分らしい「ものさし」を手に入れよう

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