2016年10月18日 更新

奈良のカリスマバーチャルアシスタントは、努力の人?! 目指すは、士業とリモートワークの地位向上

バーチャルアシスタントサービスの「Help You!」でチームリーダーとして働く奈良在住の平島奈美さんに、現在の仕事をするようになった経緯や、将来的な目標や展望についてお聞きしました。

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奈良県在住の平島奈美さんは、「Help You!」でチームリーダーを務める傍ら、友人のバーやご実家の手伝いもこなすカリスマバーチャルアシスタント(VA)。
シングルマザーで小学3年生の娘さん、ご両親、二人の双子の妹さんと暮らし、家事の分担もしています。
そんな多忙な平島さんはITスキルが高く、様々なクライアントの仕事に対応していますが、どうやってそのスキルを身に付けたのでしょう。地道に続けてきた勉強や、この先の目標などについて語っていただきました。

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家族全員が商売に携わる ルーツは“庄屋”の家系

- 「Help You!」に登録される以前は、どういうお仕事をされていましたか?

私はアパレルが好きで、学生の頃から古着屋でアルバイトをしていました。大学を卒業後、そのままアルバイト先の店に就職し、2年ほど働きました。

結婚と妊娠をきっかけにその店を退職したのですが、子どもが1歳になった頃から友人の経営するショットバーを手伝い始めました。ネットショップもやっている店だったので、その管理や海外の輸入先とのやり取りなども。他に、母の経営するエステサロンの経理の手伝いもしていました。

もともと祖父がカラオケ店やギフトショップを経営、祖母もスナック(現在は閉店)を経営していて、私の両親もカラオケ喫茶、エステサロンの経営、妹たちはアイドルとタレント事務所社長をしています。
家族全員が商売をしている感じで。ルーツをたどると、庄屋の家系らしいので(笑)DNAでしょうね。


- どういう経緯でVAになったのですか?

離婚をきっかけに娘を連れて実家に戻り、働かなくてはと考えた時に、アパレル業は「生涯続けられる仕事ではないな」と思いました。 アパレルは趣味にとどめて、何か手に職を付けようと。
3カ月の職業訓練に通い、officeソフトの操作や経理事務を学習しました。

それから就職活動をしたのですが、それまで娘の面倒を見てくれていた親から「お店を始めるから、もう子守りはできない」と言われて。そうすると延長保育のコストの問題が出てきました。
そして、正社員の求人に全然出会えなかった。面接で「お子さんが熱を出したら?」「残業はどうするの?」と聞かれ、「パートだったらいいけど…」と言われてしまいました。

そんな時、奈良県の在宅ワークのOJT募集を見つけました。ひと昔前は在宅の仕事というと、教材を買って勉強したら資格が取れて仕事ができますよ、というイメージだったので、「ちゃんとお給料がもらえるのかな?」と不安でした。
ですが、実際にOJTを体験してみて、「しっかりと運営されている企業があるんだ」と印象が変わりました。

そのOJTのプログラムは、最初の半年間リモートワークの働き方、具体的にはofficeツールの扱い方やクライアントの機密情報の取り扱いなどについて、eラーニングで学ぶもの。「1カ月に何時間勉強してください」という規定があり、その学習時間に対して報酬がもらえます。
その後3カ月の応用編では、実際に企業の請求書や住所録、エクセルデータなどの作成、文字起こしを行ってOJT代を頂きました。

卒業後はクライアントと直接契約できるという話だったのですが、「この報酬で生活していけるだろうか?」と思い、その契約はせず、ありとあらゆるクラウドソーシングのサービスに登録しました。その中のひとつが「Help You!」でした。
それから複数の企業のお仕事をさせてもらいましたが、ありがたいことに「Help You!」の仕事が忙しくなり、他はお断りしました。

「Help You!」では最初は運営部のお手伝いで、飲食店関連のリサーチや学生の就職活動向けサイトの仕事、求人のやり取りなどをしました。その後11月から杉山さんチームにアサインされ、画像編集やリサーチを行いました。(杉山さんへのインタビューはこちら

バーチャルアシスタントのお仕事中

バーチャルアシスタントのお仕事中

大切なのはクライアントへのホスピタリティ チームのモチベーション維持にも配慮

- 「Help You!」での仕事を初めてどれくらいで、リーダー業務をするようになりましたか?

採用していただいたのが2015年8月で、リーダーをお任せいただいたのは2016年2月から。
6カ月ぐらいでリーダーになったので、スピード感にはびっくりしましたし、不安な部分もありましたね。


- バーチャルアシスタントのリーダー業務の大変なところは?また、メンバーとのコミュニケーションでは、どういったことを大切にしていますか?

クライアントへの向き合い方など、チーム内の温度感の維持が一番難しい部分です。
アウトプットレベルや対応の向上などもテキストでのやり取りがメインになるので、日々どう伝えればわかりやすいか考え、勉強あるのみです。
文章に感情を乗せるようにしたりと、書き方にも工夫しています。

大人数を動かす時というのは、緊張の糸が切れないよう「みんなでやろう!」とチームのモチベーションを上げるよう心がけていました。
モチベーションが上がればアウトプットレベルも上がると思いますし、体調などにも影響するように思います。

目下、チームとしての目標は、メンバーに「私の負担を減らしてください」とお願いしています(笑)
例えば、メンバーの作業に対してチェックが必要なので、作業スケジュールに余裕を持たせてもらうとか、質問に対して回答しやすい形にしてもらうといったことです。
呼びかけると、皆さん実行してくれていますね。最終的には、私のチェックがいらなくなるほどのアウトプットレベルを目指していきたいです。

苦い経験も糧に スキルアップのために日夜努力を惜しまない

- 1日のスケジュールを教えてください。

1日のスケジュールは、だいたい次の通りです。
6:30 起床(子どもの世話など)
7:30 家事タイム
9:30~16:30 チャットワーク確認、その日の業務スケジュール仮組みをして仕事開始
17:30 夕食・お風呂など子どもとの時間
20:00 仕事再開
3:00 就寝

1週間で行う決まった業務は、
毎日:クライアントのメールチェック、広告運用
月曜日:広告運用の週報、メルマガ作成、リーダーミーティング
水曜日:SNS投稿1週間分
金曜日:LINE投稿1週間分
といったもの。月に1度は友人のバーの手伝いも続けています。

そのほかにイレギュラーに請け負う依頼や、チームディレクションが入ってきます。
また、アクセス解析や広告運用を行っているので、月初はレポート作成に追われています(笑)

睡眠時間が少ないとよく言われるのですが、昔から「寝ている間に、楽しいことが起こっているんじゃないか!」と (笑)
いただく仕事に関しては量を減らさず、自分のスキルや処理能力を高めることで、もっと時間を効率良く使えるようになりたいと考えています。

- クライアントとのコミュニケーションや、仕事の品質を上げる上で気をつけていることはありますか?

VAの仕事では「思いやり」、クライアントへのホスピタリティが大事だと思っています。「どうしたらクライアントのためになるか?」ということを念頭に置くこと。
それはクライアントによっても違う、一概に「これ」と言えないので難しいのですが。クライアントが求めているレベルに達するのはもちろん、日々少しのサプライズを届けられるようにと思っています。

初めて直接クライアント対応をさせていただいた時に、苦い経験をしたんです。
データの転記作業、資料作成、リサーチを行ったのですが、この時クライアントの要求に対してキャッチアップが足りず、満足いただけるものを出せなかったんです。
そのクライアントの仕事は2カ月ほどで、フェードアウトするように終了してしまいました。

できない自分がすごく悔しくて、この経験をバネに猛烈に勉強しました。パワーポイントの資料作成でも、上手な人の作ったものを見て勉強したり、空いた時間にオンライン動画学習サービスのSchooを見て自分なりにマニュアルにまとめたり。
そうして勉強の結果、できることが増えていくのが楽しかったです。

友人のバーにて

友人のバーにて

いつか子どもが自慢できる仕事に バーチャルアシスタントの地位の向上を

- バーチャルアシスタントという働き方について、お子さんやご両親の反応、あるいは家族との過ごし方への影響は?

両親はパソコンに疎いので、最初は不安だったようですが、空いた時間に家事も分担できて、しっかりと収入につながっているので今では安心しているみたいですね。

子どもは、私が家にいるのにあまり甘えられないことがつらいようです。
私自身、育った家庭が自営業でしたので、土日関係なく働いている両親の背中を見て育ってきました。
寂しさはありましたが、真剣に働いている親の姿を見られることってなかなか体験できないので、良かったと思います。
頑張れば結果が出る、頑張らなければ取引きがなくなる商売のシビアな面も、幼少期から学んでいたのかもしれません。

子どもに対しては少しでも寂しさを埋められるように、夕食の時間にはしっかりと話をする時間をとったり、過剰なまでのスキンシップをとることを心がけています。
毎日「世界で一番大好き!」って言い合っています。

子どもはまだ小学生なので参観日などの行事が多いのですが、極力行ってあげたい。
そういう時はチームメンバーに連絡を取りづらい時間帯を伝え、その間にチャットワークで質問が投稿されても流れてしまわないよう「タスク化」しておいてもらうなどフォローするようにしています。


- 今後、お子さんの成長やご自身のライフステージの変化を踏まえ、どのように仕事を続けていきたいと思いますか?

今お任せいただいている業務レベルの引き上げはもちろんですが、いろいろな資格をとっていきたいですね。
たとえばWebマーケティングに必要なスキルを持つ上級ウェブ解析士という資格があったり、もともと税理士資格も取りたかったので、空いた時間に勉強していきたいです。
資格を取ることが大事なのではなく、クライアントに安心していただくための付加価値を身に付けていきたい。
税理士資格が取れたら、の「Help You!」の財務関係もお任せいただけるようにがんばります(笑)

税理士になれたとしても即独立とは考えておらず、努力して組織を大きくしていきたいんです。
「Help You!」もいずれもっとメンバーが増えて、関西エリアマネージャーに、なんて夢ですね。

究極には、子どもが「お母さんて何の仕事してるの?」と聞かれた時に、「リモートワークだよ」「えー、かっこいい!」と言われるようになるのが大きな目標です。
VAの価値をもっと向上させたい、そう思います。

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